僕としては今年最初のロングランイベントになる「ブルべBRM303宇都宮、日立発200km」に参加してきました。
何時もの僕の記事だと準備からイベントの詳細など結構詳しく書いているのですが、先週から仕事の方が忙しくて、なかなかじっくり腰を据えて記事の構想を練る・・・・とはいかないようで、さりとてあまり日数がたっても新鮮味がないという事で、「ダイジェスト」ではないですが。かいつまんでご報告させていただきます。

いや、遠征して丸一日走るイベントともなると、コンディションの調整や準備など、結構労力というかエネルギーを必要とするもので、流石に慣れたとはいえ大変でした。
今回のBRM303は、茨城県の日立市の「サンピア日立」から常陸大宮、那須烏山を経由して、栃木県宇都宮市のジャパンカップでお馴染みの「森林公園」を往復する、200kmのブルべです。

宇都宮在住なので、ワザワザ日立までの遠征になり、ある意味大変ともいえますが、遠距離遠征のロングライドイベントは慣れているので、往復200km程度の車の移動はあまり抵抗感はありませんでした。

今回は2月にガッチリ走り込もうと意気込んでいたのに、結局色々あってバイクにもろくに跨れない状態で、完全にトレーニング不足だったので、とにかくコンディションだけは整えておこうと減量を中止して大目に食事をとり、睡眠も努めて取っていたので、「絶好調!」とはいかないまでも、ロングライドを不安なくこなせるだけのコンディションは作れたと思います。
この辺りもここ数年の「イベント行脚」で身につけた一つの「スキル」だと思います。

あと機材の方は、当初トレーニングバイクのマドンAで行くつもりでしたが、走り込み不足に不安が有ったので、本線仕様のマドンCを持っていきました。
マドンCは今年度のイベントに備えての「マドン6、どすこいライダー2013年仕様」に仕立てたばかりで、ローラーで調整やドライブトレインの慣らしをしただけで、いきなりの実戦投入は不安が有りましたが、十分機能してくれました。
この辺りの詳細はナイトラン対策などや、残念な出来事も含めて後で記事にまとめてご紹介します。

さて今回は、、装備も含めた今年度のロングランイベントの予行練習も兼ねての出場でしたので、あまり強度を高めて自分を追い込むような走り方をするつもりはなく、ある意味慎重にゆっくり走るつもりではありました。
幸いなことに、同じショップのクラブ会員のHさんと、Aさんも出場されていたので、「御一緒にいかがですか」という言葉に甘えさせていただき、グループで走ることにしました。


僕は普段は一匹オオカミよろしく(一匹くまさんというべきか)単独行動が多いのですが、やはり何が起きるかわからないロングライドイベントの場合、「仲間」がいることは心強いでした。
今回「また」携帯電話を紛失(コンビニでレジに忘れたらしい)してしまい、途中で気が付いて青くなったのですが(実は本人は慣れていて諦めていました(苦笑))、Hさんがスマホでコンビニを割出し、Aさんの携帯でコンビニに連絡をして携帯がコンビニで確保されていることが確認できて、ホッと胸をなでおろすことが出来ました。
一昨年「ツールド桜川」で携帯を亡くした時は探し回って大変でしたが、今回は本当に両氏のおかげで助かりました。
改めて両氏には、お礼を申し上げます。ありがとうございました。

イベント自体は、前日のような強風が吹くわけではなく、極端に寒いわけでもないので、この時期としては比較的走りやすい日和だったと思います。
ただ、弱い風が巻いていて、なんだかどの方向に走っていても、常に向かい風の中を走っているような感じで、グループ走行とはいえドラフティングを積極的に使っていたわけではなかったのですが、それでも単独で、しかも強度を上げて走っていたとすると、相当体力を消耗していたのではないかと思います。

あと懸念されていた那須烏山市から茨城県の県境にかけての「峠越え山岳ルート」ですが、サイコンの傾斜計が時折10%を示すような、決してなだらかな登坂コースではなかったはずですが、インナーローでゆっくり踏みしめながら登っていると、HRも「苦しくてもうダメだ」というほど上がることもなく、さりとて脚に負担がかかって動けなくなる事も(若干攣りの兆候は出ましたが)、淡々とこなせるように成ったのは収穫でした。
これは昨年末実施していた「古峰ヶ原山岳路トレーニング」の成果で、ことしもそろそろ雪も解けてきて走れるようになっているようですから、早々に再開したいですね。

さて復路はやはりペースが上がらないようで、結構時間がかかりました。
途中、やはりペースが上がらない様子の何人かの参加者といつの間にか「コンボイ」が出来てきました。
もうこうなったら急いでもしょうがないねと、途中の和菓子屋さんでお茶を楽しんだり、休憩して談笑したりしていましたが、茨城県の参加者のRさんから、「もしかしてブログを書かれていますか?」と、あれれ、またしても正体がばれてしまいました。
ますます悪い事が出来ないし、変な「イチャモン」も付けられなくなってきましたね(苦笑)。

結局ゴールは日没までには間に合わず、最後は「ナイトラン」になって、11時間40分で無事完走できました。
参加者の中ではかなり後ろの方でしたが、無事に完走して「自転車旅行」を楽しめれば、このブルべに参加した意義は十分にあったと思います。
バイクも、今年度のイベントに備えた装備は十分機能することが確認できましたから、自信をもって各種ロングランイベントにこの装備で参加していきたいと思います。

あと前述していた「残念なこと」もあったので、今後の課題としてあらためて話をまとめて記事にしたいと思います。