何度か書いていますが、今年はどうも普段走る距離が伸びていませんでした。
6月までは毎月結構大きいイベントに出ていたので準備やあとかた付け、体調の維持などでどうしても無理が利かなかったので、乗る距離が伸びてきませんでした。
先月の7月からボチボチ乗り始めた感じですが、パフオーマンスの低下が著しく、やはり絶対的な走行距離の不足は明白でした。

さあ、8月に入ってガンガン行くぞと思ったのですが、凄まじい「酷暑」でどうしても長時間走れない状態で、お盆の長期休暇は極力予定を入れないで、走行距離を伸ばそうと考えていました。
休日最初の二日はFELTで友人宅にお泊りに行って、往復130kmくらい走行しました。
基本的に一日走って翌日休日というペースで、今度はステムを伸ばしたマドンAに馴染む為に色々なステージを走ることにしました。

13日は久しぶりに「古峰ヶ原コース」に行って、登坂での感触を試しました。

体重も重いですし、久しぶりの登坂コースでしたので、まったく登れない状態が前提ではありましたが、ポジションを変更した「悪影響」を感じる事はありませんでした。
今回のポジション変更の要点は、重心点の前方向への移動と、ペダリングでのトルクのかける角度の変更、使用する脚の筋肉の変更などがありますが、どちらかというとケイデンスを速めてパワーを上げるのではなく、トルクを強くかけられる想定で変更しましたが、脚の筋肉の一部分に負担がかかるというより、満遍なく負荷がかかる感じで、方向性は間違っていない事は確認できました。

あとは長距離を走って、長時間負荷をかけるとどうなのか?という確認になります。
翌日何時もの鬼怒川自転車道から、つくば方面に向かいます。
と、自転車道横に空き地があり整地されている場所があったのですが、なんとそこが「メガソーラー発電所」になっていました。

最近本当にこれが増えてきましたね。

肝心の走行ですが、本当は土浦までオーバーセンチュリーライドを目指していたのですが、やはり気温の上昇が半端ではなく、まったくペースが上がりません。
とにかく「熱中症厳重注意」のさなか、運動をしようというのですから防止の為サイコンの心拍数とニラメッコで走っていたのですが、チョッと負荷を上げると見る見るHRが上昇してきて「トレーニング」どころの話ではありませんでした。
熱中症に関しては、実際自転車のトレーニングを始めたばかりに散々酷い目にあっていますし、真夏のイベントで鍛えられた事もあり、「あっこれは危ないな」という前兆はしっかり認識できますし、その対策もバッチリできる方だと個人的には思っていますが、やはりこの気温(湿度との関係性が重要)で、体が慣れていないうちは無理は出来ないと、途中で引き返してきました。

やはり連日の出撃は負担が大きかったようで、一日休息を取って(墓参りのありますし)、16日に改めてオーバーセンチュリーライドに挑みます。
とにかく日中は無理は禁物と有れば、とにかく早くウチを出るしかありません。
今度は江戸川自転車道を目指して、4:00と暗いうちに出撃です。
マドンAには、ブルベナイトラン相当の装備で、ヘルメットには小型のヘットライトをつけて出かけました。

いくらライト類が充実していても、暗い道、特に自転車道などの河川敷沿いの道は結構危ないので、一般県道をつなげてとりあえず茨城県結城市を目指します。

途中でようやく日が上がってきましたが、湿気が多い証拠ですりガラスの向こう側に、まるで熟柿のような不気味な赤さを纏って鈍く輝いています。


宇都宮から利根川の千葉県野田市関宿までは、休憩込みで3時間で走りますが、それでもまだ朝の7:00前ですので、気温は26度程度しかないはずですが、湿度が高いと体温の冷却が阻害され、汗がふきだしてきました。

とりあえず関宿に来るまで60km走行していますから、江戸川自転車道を20km下れば往復で160km走行したことになります。
江戸川自転車道に入るとこの標識が見えました。

ここから海まではちょうど60km程度あるようです。
とにかく20kmを目指して走ると、国道16号線を越えて、東武野田線を越えた先まで行く事が出来ます。
要するに埼玉県の春日部市まで来ているんですね。

この時点8時ごろで気温は既に30℃近く上がってきますから、やはりあまり無理は効かないようです、
それでもメーター読みでは30km/h前後で淡々と走行することは出来ます。
登坂のときも感じましたが、やはりケイデンスを上げるより一枚重いギアを回して走った方が、結果的に速く、尚且つ負荷が無く走れる傾向がつかめます。
違和感は無いと書きましたが、実はこのポジション変更で、ペダリングなど動力伝達系統のシステムがかなり変わっているので、今まで体に染み付いた走り方を変えなければ成りません。
走り方のイメージを反芻しながら修正して走るのですが、疲れてきて気が抜けるとまたも度に戻っています。

何せ僕は不器用な上に物覚えも悪い方なので、後は地道にこれを繰り返しながら、新しいペダリングを体に覚えこませなければ成りません。
やはり今年の後半戦は、大きなイベントなどは控えて目にして、出来るだけ走る機会を増やして新ポジションのを物にしていかなければいけないようです。
まあ、来年の春のイベントを目指して、気長に取り組んでいきますかね。

帰路は淡々と走っていましたが、お昼に近づいてくるサイコンの外気温は32℃から36℃まで上がってきて、もはや30分おきにコンビニに避難して体を冷やさないととても走り続けることは出来ませんでした。
計画では12:00までに帰宅するはずでしたが、堪らず11:00頃には「ガスト」に避難してしまいました。
ここでドリンクバーで冷たいもの・・・・これだと余計体調を崩すので、あえて熱いコーヒーや紅茶をがぶ飲みして胃腸を温めますが、これが結構効果的で、何とか帰宅する事が出来ました

さて一応マドンAで走ったログです。

結局夏休み中は目標である500km以上は走る事が出来ました。
個人的にはこれでも走り足らない気分ではありますが、まず無理は禁物で、この季節は早朝から10時くらいまでの時間に効率的に走るようにしないと、冗談ではなく命に関わってしまいますね。

これで長い夏休みも終わりますが、旅行に行ったり豪華グルメを食べに行ったりしたわけではなかったですが、個々人的には充実した休暇を過ごす事が出来たようです。