昨日の疲れもあって、今日は初詣を済ませてからはのんびりすることにしました。
とはいえ昨日の片付けや、バイクの整備などが有りますのでのんびりと行う事にしました。

さて、昨日200kmほど走りましたので、パナチタンも初期の慣らしも済んだ感じです。
一応ワイヤー類の「初期の伸び」も出たので、変速系の微調整などもできましたので、これで完全に実戦配備OK・・・・と言いたいのですが、気になる部分がありました。

それはペダリングをすると「ギシギシ」という異音が出るというもので、自転車の異音トラブルとしては「良くある話」なんですが、走りながら色々と探っていくとどうやら「サドル」辺りから音が出ていることが解りました。
サドルだと。シートポストの締め付け不良などが原因の事が多いのですがどうもそうではないようです、

これがそのサドルです

スペシャライズドのローミンEVOというもので、今回新品で購入した物です。

スペシャライズドのサドルなど、体が触れるものは「BGコンセプト」と言って、医学的な見地から設計されている優秀なものが多く、僕の場合このサドルが僕のオシリにジャストフィットしているようで、色々なサドルも試しましたが結局同社のサドルが一番相性が良いという事で愛用しています。

さて原因を探ろうと外してみて触ると一発で原因が判明いたしました。
それはサドルの本体とレール部分の接合部辺りから、手で軽く荷重をかけて変形させようとすると、ギシギシ音が出てしまうのです。


これは明らかに接合部の接合不良か、周囲の材質の剛性不足で、いくら僕の体重が重いからと言って、たかが300km程度乗っただけでこのようになってしまったサドルは有りませんでした。
この辺り、基本的な設計や工程に問題がるのか、個別の製品の不良なのかはわかりませんが、解っていることは僕自身このサドルは使う事が出来ないという事です。
ま、今回のケースがクレームになるのかどうかは解りませんが、こういってはなんですがスペシャライズドの為にはショップを通して不具合を打ち上げてもらおうと思います。

困った事で、同じものを買えば同じ不具合が出る可能性があるので、マドンA・Cで使用実績のある同じスペシャライズドの「トゥーペ」を購入しようかなとも考えています。
そういえば昨年スペシャライズドはバイクやヘルメットでリコールが出ていましたが、ひょっとすると品質管理の面で何らかの問題を抱えているのでは?と疑いたくもなりますよね。
推測で物を言うのはいけない事なんですが、販売が好調で、生産量を注文に合わせて急速に増加させた場合や、ラインナップを急速に拡大させた場合、開発や生産管理が追い付いていかなかったという前例は、何度か見たことが有りますが・・・・ま、工業製品を扱う同じ立場の人間としては他人事とは思えないんですよね。

さて本体のパナチタンと今回組み合わせたアルテグラのホイールの感想です。
結果からいえばこの組み合わせは「予想通り」の優れたものでした。
具体的には、けして捩じり剛性が高くないパナチタンのフレームと、これまたあまり横剛性を上げていないアルテグラとの「波長」が合っているようで、ガンガンとトルクを乗せて走るような攻める走りではなく、軽いギアでケイデンスを上げて回していくような乗り方をすると、自然と速度が乗ってくるような軽快さが心地よく、今回はこの特性に大変助けられた感じです。
なにせまともなトレーニングもしていない状態での200kmライドでしたので、発進の加速や登坂で徹底的にトルクを駆けないで、出来るだけ軽いギアを選択してクルクル回して走る「カメさん走法」に徹していたので、結果的に脚が消耗して力が入らないという事もなく走りきれたようです。

そういった意味はパナチタンのFCT09とアルテグラWH6800のホイールは、本質的には軽量で脚力にモノを言わさないタイプのライダーが、回転方向のペダリングで黙々とロングライドを走るのに適したフレームであり、ホイールであるとも言えるのかもしれません。
また、これで僕自身が仮にトレーニングが進んで体が仕上がった状態で、ヒルクライムや、ロングライドイベントでの攻めた走りをした場合はどの様な感想を抱くのか?という点は興味があるところです。