基本的に臆病な性格・・・・というより、結果として出かけると色々と酷い目に遭う事がけして少なくないので、色々と想定すると装備が増えることはあってもなかなか減らすことができません。
とは言っても、県内で通い慣れた山岳路に通うのであればと、軽量化のためサドルバックも外し、今まで使っていたウエストポーチもやめて、よくあるボトル型の工具入れと、ジャージのポケットをパンパンに膨らませてという、サイクリスタとしては極真っ当な出で立ちに落ち着いています。

とはいえ、冬場ともなると防寒用品やウェンドブレーカー、場合によっては着替えのインナーなども持ち歩きたいというのが本音で、欲張れば出先でチョッとしたお土産も持って帰りたいともなれば、背負い式のザックを使うことになります。
ただ、体の消耗を考えると、出来れば重量物を身につけない方が好ましく、また背中に重いものがあると快適でないことも間違いありません。

といろいろ考えていて、先々週筑波にツーリングにいっいた時に、体にピッタリフィットしてる細身のザックを使用しているライダーがいて、帰って調べてみたらそれが「トレイルランバック」なるものであることがわかりました。
トレイルランは最近流行り出してきた(最近僕が認識しただけ?)スポーツで、乱暴な言い方をお許しいただければ「走る登山」とでもいうものでしょうか。

トレッキングをされている方なら「釈迦に説法」ですが、山に入るのであればどうしても最低限の装備は「命を守る」為に必要で、その上ランニングとなれば、運動機能を極力阻害しないものが求められているはずで、であればそれがサイクリングに使えないはずはないと、購入してみることになりました。
購入したのは「THE NORTH FACE(ノースフェイス) マーティンウィング6 NM61322」という商品で、一応今までのウエストポーチの代用ということで、最小限の荷物を考えて小型のものにしました。

たしかに本体にはあまり余裕はなく、そんなにかさ張る物は入れられませんが、ウエストバンドにジッパー付きのポケットがあり、そこに鍵とかカメラとか、クリートカバーとか、頻繁に出し入れするものが入れられて、結構使い良さそうです。

背負ってみると、おおっ!軽いこともありますが、形状が良いのか「着ている感覚」に近く、体の動きを邪魔しません。


実際70km程度のツーリングで使ってみましたが、体に密着していて動かない上に、締め付けられる感覚も少ないので、お世辞抜きに背負っているのを忘れる感じでした。
あとオプションで2ℓの容量の「ハイドレーションパック」も付けられるので、試してみたいところです。
ただ本体の生地は一切の防水性を考慮されていないので、汗は確実に染み込むハズで、濡れて困るものはファスナー付きのビニール袋に入れておく手間は惜しまないほうがよさそうです。
よって夏場などは蒸れも含めてあまり使えないかもしれませんが、冬場限定で使うのであれば大丈夫でしょう。