昨日は職場の仲間たちと久しぶりにツーリングに出かけました。
久しぶりに乗る仲間もいたので、山岳お仕置きルートは避けて(笑)、比較的平坦なルートで何処に行きましょうということになりました。
まあ、せっかく一日走れるのだからと、とにかく「海」を目指すということになりました。

一応目的地は茨木県の大洗海岸で・・・・と、栃木県人にとって海を見に行くというと鉄板の場所で、昔は何をしに行くというわけでなく、マイカーでよく行ったものです。
ルート選定を任されたので、えいやぁと、今年の「BRM宇都宮208、那珂川200km」で走ったルートをそのままなぞって、復路だけ状況に応じて選択するということにしました。

6:20に同僚のR本木さんが自宅に来られて、一緒に集合地点の市貝町にある「さしばの里市貝道の駅」を目指します。
県外の事業所にいるR本木さんと一緒に走るのは本当に久しぶりで楽しみにしていましたが、R本木さん自体、ロードに暫く載っていなかったということで、「わかっているんでしょーね!」というご指示をいただきました(笑)。
ちょっと早めに出かけましたが、途中の道で本日のメンバーであるN村君とO田さんと申し合わせたように合流しましたので、そのままもてぎに向かって走り出しました。

茂木からサーキット場の「ツインリンクもてぎ」の南側ゲート前を通過して、城里町を目指すルートですが、このあたりは「里山」が広がっていて、ちょうど新緑がまぶしい時期で走っていてとても爽やかです。
思い返せば、今年の2月8日にブルベで走行したときは、一年で一番寒い時期で、おまけに霙混じりの雨に打たれ続けて震えながら必死に走っていましたが、やっぱりどうせ走るのなら暖かい時の方がはるかに快適で気持ちが良いのは間違いがありませんよね。

道案内役ということで、先頭で走っていましたが、距離や天候(暑さ)等を考えて、メーター読みで28km/h前後を目指し、AV25km/hのペースで、向かい風や勾配などを考慮に入れて徹頭徹尾同じ負荷で走ることに専念させていただきました。
皆さんもっと早く走れるのですが、後半タレルと結構危ないこともありますし、何よりできればノンビリと楽しみたかったので、ペースを抑えて走りました。
もっともこれでもセンチュリーライドやブルベで十分完走できるペースなんですよね。

結構順調に常陸大宮、那珂市を経由して、ひたちなか市の「ひたち海浜公園」に11:00頃には到着しました。
海浜公園を横目に見ながら「阿字ヶ浦海岸」に到着です。

2月に来た時は、鉛色の空に、白い波頭のコントラストの「荒れ狂う冬の日本海」のような光景で、頭の中では「八代亜紀」の演歌がグルグル廻っていましたが、本日は青い海と空が爽やかで、素直に「チューブ」や「サザン」の歌が流れてきました(笑)。

お昼を早めに取ろうと、那珂湊漁港の「おさかな市場」に行きました。


「どんぶりや」というお店で、各々海鮮丼やうに丼を注文していますが、僕はジャンボエビフライ定食にします。

個人的に海鮮物はあまり触手が動かないほうなので、ご期待できるコメントが出てきません(苦笑)。
メンバーの感想としては、さすが鮮度が良く、美味しかったとのことです。

とにかくせっかくのおさかな市場なのでぐるっと見て廻ることにします。
個人的には「生もの」よりも、烏賊の一夜干しや、ホッケやアジの干物系が気になります。
炭火で焼いてアラ塩をかけて食べると、これは日本酒が良く進むんですよね。
メンバーのO田さんは「生牡蠣」が気になっています。


人生初の生牡蠣体験だったそうですが、期待以上の美味しさだったそうです。



本日は観光ツーリングなので、この先の「大洗海岸」に向かいます。
ここに「明太子」で有名な「かねふく」さんの工場直売所があります。

ここは直売所と工場見学ができるところで、「出来立て新鮮」な明太子も試食できます。

この後せっかく海岸に着たので海が見たいということで、海水浴場に向かいます。
ここでO田さんがスローパンクしていたので、修理がてら休憩します。


いやー、やっぱり海はいいですねー・・・とN村君も満面の笑みです。


ちょうど三井汽船のカーフェリーで、ここから北海道の苫小牧までの定期航路をはしる「サンフラワー号」が、帰ってきました。

この後右舷に回頭して減速、フェリー桟橋に接舷します。
この大型船などもなかなか見る機会が無いので、メンバー一同大喜びです。

さてこの後は僕の個人的な好みを聞いてもらって、「鹿島臨海鉄道大洗線」の大洗駅に向かいます。
ここの駅の一角にアニメの「ガールズ&パンツァー」のブースがあって、何かグッツでも買おうかなというのが僕の企みです(笑)。
他のメンバーは立派な社会人なので(笑)、いまどきの萌え系アニメにはまったく知識は無いのですが、街ぐるみでこのアニメで「町興し」が盛んなことには驚いていました。

僕は今年新作の劇場版が公開されるという情報が嬉しかったのと(笑)、このタペストリーを手に入れられたことが大きな収穫でした(笑)。


ようやく帰路に着きますが、すでに13:30分を越えていたので、結構帰宅時間が遅くなるかなぁと、やや心配だったので、帰路はできるだけ最短コースで起伏が少ない、那珂川沿いにさかのぼるコースを選択して走り出しました。
基本的に追い風だったのが幸いして負荷も少なくペースを保てましたが、国道123号線にあがった所で、後続のR本木さんのバイクからガチャガチャと変速系の不調の音がしました。
しばらく走っていて音が止まないので、嫌な予感がして隊列を止めてバイクをチェックしたところ、何とチェーンのピンが外れそうに成っていました!。
たぶんこのまま走っていたらチェーンが外れて立ち往生に成っていたか、上り坂でバランスを崩して転倒していたかもしれません。

間が悪いことに今回に限っチェーンカッターを持っていなかったので、どうしようと成りましたが、不幸中の幸いで、目の前にバイク屋さんが有ったので、プライヤーを借りて外れかけたピンを無理やり押し込んで何とか走り出すことが出来ました。
この後やはり症状が再発して、何とかたどり着いた「もてぎ道の駅」で救援要請のコールを出して、O田さんの家族にチェーンカッターを持ってきてもらい修理をすることが出来ました。
しかし、この時点18:30と、ほぼ日没になってしまい、結局最後は「ナイトライド」とブルベのように成ってしまいましたが、全員無事完走で、楽しいツーリングを終えることができました。
今回先を急がない観光ツーリングと決めて走っていたおかげで、結構ルート上に色々なものがあることがわかり、寄り道も一杯出来て楽しかったです。
何より気のあった仲間と同じ時間を共有できるのは、やはり心地よいものですよね。

結局自宅に着いたのは20:00ごろで、僕個人は195kmをAV25.4km/h(時間が長すぎてバッテリーが持たなかった)のペースで走った事になりました。
今回はFELTでSPDシューズでブルベのレベルが走れるか?という課題がありましたが、十分いけるということは実証できました。
一定のペースを抑えて、負荷をかけない様に走行していたこともあり、200km近く走行してもスタミナも脚の消耗もあまり無く、快適なツーリングでした。
ただ、山登りはSPDのクリートがガチャガチャ鳴って、あまりスムーズではなく、もっと獲得標高数が増える「山岳コース」などの場合、ペダルの伝達特性に優れる「SPD-SL」シューズでないと辛くなってくるようにも思えました。

イベントなどの場合、まだ未熟者故どうしても必死に走るほうに神経が行きがちで、余裕の無い走り方しか出来ていないのですが、大きなイベントでも身体的、精神的にも余裕を持って楽しめるように、まだまだ精進が必要だということのようです。