自転車生活のおかげをもちまして、同世代の方々の中では比較的健康状態を保たさせていただいているほうだと思っています。
とはいえ、若い頃の放蕩生活のツケで、各種「生活習慣病」の治療は継続中で、高血圧、尿酸(痛風)、の投薬は既に25年以上続いていますし、体調を保たせるために数種類の漢方薬も継続しております。

本日は年に一度の「脳ドック」で、MRIを受けることになっているのと、上記の薬をもらうために通院するため休暇を頂いていますが、ふと受診の待ち時間に「もし災害があって自病の薬が手に入らなくなったらどうなるのかな」と気になってしまいました。
昨日箱根の大涌谷でついに小規模の噴火があったことが気になっていたのですが、先の東日本大震災でも、広域に渡って長期間生活インフラが途絶しましたし、大規模噴火でも同様の事が起こることが指摘されており、水や食料、電気は緊急の問題として、意外に「持病の薬」に関しては、問題意識が薄いように感じていました。

まあ、僕の場合は即命に関わるような持病ではなく、多少の期間なら投薬無しでも凌ぐことはできますが、これが「糖尿病」や心臓系の疾患などの場合はそうはいきません。
また、老人の場合でも、ただでさせ災害で不安定なところに、例えば血圧の薬が切れてしなったとしたら、それが原因で急速に様態が悪化してしまった話なども聞きます。

そんなこともあって、薬を受け取るとき薬局の方にいろいろ聞いてみたのですが、やはり薬局内のストックは限定的であり、問屋からの流通に頼っている状態ですので、大規模災害に対して準備しているわけではないとのことでした。
もし薬の製造、仕入先が関西であった場合、今回の箱根山の噴火が大規模かつ長期間になったり、富士山が噴火した場合など、「東海道」のライフラインが寸断されてしまうと、一時的に薬が手に入らないなんて事態も十分予想されるわけです。

結局だからといって具体的に「これだ」という解決策はないのですが(苦笑)、何かに備えるのなら、持病の薬など、ギリギリ無くなるまで使い切ってしまうのではなく、少なくとも一週間分の余裕を持って計画的に使用して貰いに行くというのが、消極的ではありますが有効なのかもしれません。