僕にとって2月は毎年「魔の月」で、一年間で一番嫌な月です。
ここ数年風邪をこじらせたり、インフルエンザにかかったり、膝の痛みが再発したり、天候不良でトレーニングのリズムが崩れたり、ウェイトが極端に増えたりetc・・・・・。
実は今年も御多分に漏れず公私共にあまりの忙しさに精神的に追い詰められたりして、本当に厳しい一か月でしたが、体調の方は何とか維持した上に、ウェイトの方も「微減」の傾向を維持できたのは本当に不幸中の幸いでした。

今年の冬は、例年だと週末は岩瀬駅までの95kmのコースでルーティンしていたのを、筑波山までの135kmのコースに変更したので多少は距離を稼げたのですが、流石に毎週夜明け前に出かけるのは厳しかったのは事実で、特に土曜日の場合、一週間の疲れを引きずったまま早起きするのは本当に辛く、3月最初のライドである本日も早めに目覚ましをかけておいたのですがまったく起きられませんでした。
本当は6時には自宅を出たかったのですが、準備が出来たのが7時過ぎで、オマケにパナチタンのリアディレイラーの不調が本格的に悪化して、結局走れない状態になり、急遽FELTを出して8時頃に成ってやっと走り出すことができました。

まあ、またまたまたまた気象庁に騙されまして(苦笑)、まあ寒い事!。
15℃くらいになるというホラを信じた僕も悪いのですが、春先の防寒装備を施さない軽装ででしまい、寒くて仕方が無いのと、どんよりと暗い空のコラボでちっとも楽しくありません。

なんとか筑波までたどり着きましたが、「辛い」という思いが先行すると、せっかく日頃のストレスを忘れようと走っているのに、余計にメゲテきてしまいます。

もはやこうなると義務感だけでペダルを回していますが、こういう時は悪い事が重なるもので、真壁付近で後輪の「コシ」が無くなったと思ったら、メデタクパンクとなりました。
ほんと「オーマイガッ!」というところですが、このところ舞い込む不幸に慣れ過ぎてしまったのか(苦笑)、特に落ち込むでもなく淡々と修理を進めます。

こういう時は落ち着いて深呼吸をしてから(笑)、まずパンクの原因追及から進めます。
これを怠ると、結局またパンクしてしまったりするのですよね。
で丹念にタイヤを見ると、おおっ!「発見」です。

何やら金属が食い込んでいるのが見えます。

タイヤを外して裏返してみると「真実はそこにある!」と細いワイヤー片が刺さっていました。

これは本当に「運が悪い」としか言いようがないですねぇ(泣)

本当に何故不幸というのはたたみかけるように襲ってくるのか・・・・なんか愚痴ばかりで御見苦しい限りですが、本人はいたって平静にイージーパッチでチューブを修理して、あっさりと修理完了です。
しかしこれで予定が狂ってしまい、岩瀬に付く前にお昼になりそうだったので、お昼を済ますことにしました。

と言ってもめぼしい飲食店のないこの辺りだともはやここしかありません。

雨引きの付近にある「青木商店」という田舎の駄菓子屋さんの様なお店ですが、昭和40年代で停止したような個々のお店は、恐らく古くから「焼きそば」と「ラーメン」のお店として地元に愛されているのでしょう。

これが個々の名物の「肉入り焼きそば大盛り」です。

キャベツと蕎麦だけのシンプルな焼きそばに、恐らくラーメンのタレ(チャーシューのタレ?)に付け込んであると推測されるバラ肉を痛めて載せてあるという物で、お味の方は、間違ってもミシュランの三ツ星が取れるという上品なお味ではありませんが(笑)、かなりしっかりとした「塩見の強い」焼きそばです。

此処で食べていると電話がひっきりなし鳴り響き、予約が入って行って、変わりばんこに予約した焼きそばを取りに来る、恐らく地元の人がやってきます。
此処が味覚の面白いところであり、けして万人に称賛されるような味ではなかったとしても、子供の頃から慣れ親しんだ味という物は、その人たちにとっては「美味」なのであり、きっとこの味の濃い焼きそばを「オカズ」に、ご飯やおにぎりの昼食をとっているのだと思います。

お腹がいっっぱいというより、若干胃もたれを抱えながら、寒さと日常の疲れも重なり、本当にヘロヘロに成って15:30頃ようやく帰宅できました。
これでトレーニングに成っているのかなぁとも思いますが、何が有っても走ることはやめるわけにはいかないので、余程の頃が無い限り続けて行こうとは思っています。
地道な継続しか、明日に希望を見る事は出来ないのですから。