さてこの良い天気に向かって皮肉の一つも言ってやりたい気分です。
昨日疲れと寒さのなか走ったおかげやはり体調を多少損ねたようですが、寝ているわけにも行きません。
来週は「びわ湖一周ロングライド」がありますが、土曜日夜勤明けには現地に向かう予定なので、本日中に大体の準備をしておかなければいけません。

まず移動用の自家用車を「イベントサポートカー」仕様に仕立てなければいけません。
セカンドシートを収納してカーゴルームをフラットにします。


細々とした荷物はセカンドシートの後ろのくぼみに入れて、その上に毛布と緩衝シートをひきます。


本当は3列シートのミニバンなんか要らなくて、ちゃんとしたカーゴルームのあるワゴンが欲しいのですが、しっかりとした走行性能と魅力的なスタイリングを持った、本格的な「ステーションワゴン」を設定してくれている国内メーカーは少なくなる一方で、8年間で3回しか使わない3列シートの車を使いざるを得ないというのは歯がゆい限りです。
色々と「大人の事情」で(苦笑)、選択肢が限られてしまっていますが、最近中古なら程度の悪くない、年式が新しい欧州メーカーの魅力的なステーションワゴン車が、、軽自動車でオプションてんこ盛りで新車で購入する値段(200万円を超えるなんて!)で購入できるご時世ですから、考えてしまいますね。
でも買い換えると福沢さんが数百人旅立ってしまうことを考えると、恐ろしくて決断できないなぁ。

気を取り直して、イベントに必要な装備品を搭載して、ウェア類を揃えたりします。
最後に肝心な自転車を積み込みますが、まず前日のツーリングでパンクしたチューブの交換をします。
パナレーサーのイージーパッチで修理しましたが、適切な工程で修理すれば結構使えるもので、一日たってもエアが抜けていることもなく、このまま使えそうな感じです。

ゴムが「極薄」のRAirのチューブと、薄いシールのイージーパッチは相性が良いようですね。
このチューブはまだ使えそうなので、非常用の交換チューブにとっておきます。

最初はチューブだけを交換するつもりでしたが、タイヤのパナレーサーRACE D EVO2も随分くたびれていることが判りました。

トレット面のゴムはあちらこちらに傷があり、プロテクションの内部構造表面まで達している傷も少なくありません。
このタイヤは昨年の春頃交換したもので、丸一年イベント中心に使いましたが、やはりロングライドイベントで色々なところを走った影響はこういうところに出ているようです。
見方を変えれば、このプロテクション層の存在が無ければもっとパンクしていたわけで、イベントに限って言えばほぼノーパンクで過ごせたのはこのタイヤのおかげで、十分な耐パンク性能があったといえそうです。
まあ今回はたまたま傷があるところにワイヤーの切れ端が刺さって内部まで達してしまったわけで、やはりこの状態ではイベントは不安なので、スペアで保存してあった、比較的状態の良いRAEC Dに交換することにしました。

さらに交換していて気になったのがホイールのリムの汚さです。
これは前回のブルベでの「名誉の負傷」のようなもので、アレだけ泥だらけの中を走れば、砂などが詰まったままブレーキをかけて表面が傷ついてしまいました。
で、ある程度表面を磨こうと、目の細かいコンパウンドの入りの布タイプのヤスリで、アルミを削り過ぎないように表面を磨きました。
これが「使用前」です。


こちらが「使用後」で、完全に傷は取れていませんが、汚れも落ちて、表面もある程度滑らかになりました。

これでブレーキフィールも幾分改善できると思います。

これで基本的な準備は完了しましたので、来週のイベントに備えて体調の維持に心がけて来週は過ごして行こうと思います。
このイベントを口開けとして、春のイベントシーズンが始まって、6月末まで毎月イベントに出場することになりますが、大変な反面ある意味この緊張感が心地よいのも事実です。
さて今年はどんな「ドラマ」が僕を待ち受けているのでしょうかね。