ようやくなんとか体が動くようになってきました。
やはり年を取ると「徹夜」はできるものの回復がままならないもので、ひと晩ぐっすり寝ればケロっとしていた若かりし頃が懐かしくもあります。

今回400kmを走り込んで、不思議と特定の場所が痛くなるということがなく、脚や腰、腹筋、上腕部、背筋、首筋等、まんべんなく疲労していて筋肉痛になっていました。
これは好意的に考えれば、全身の筋肉を連動させて効率の良い走行フォームが出来上がってきたということなのでしょうか?

まあ、特別に追い込んで走ったわけではなく、極力一定出力で効率の良いペダリングを試みただけで、今後到達時間を短くするのなら、持続できる出力を高くしたり、ウェイトを落とすなどの具体的なパフォーマンスアップは今後の課題としてプランを立てて実践していかなければいけないでしょう。
あーあ、やはり心ならずもこちらの方向に行かなければいけないのですかねぇ(泣)。

さて、体力の回復は60%程度で、太ももの筋肉痛も残っているのですが、家でゴロゴロしているだけより軽く体を動かしたほうが回復が早いだろうと、パナチタンを持ち出して岩瀬経由の一番短い95kmコースを、春風に身を任せてのんびり走ることにしました。

パナチタンですが、ここのところRrディレイラーの調子がイマイチで、また乗っていて明らかに転がりが重くなり、FELTに比べるとAVも落ちるし疲れるしで、コスミックカーボンのリアハブの周りが鈍くてラチェット音も大きくなってきたので、意を決して1日にFELTの清掃と再整備のついてに、ドライブトレーン系の大幅なオーバーホールを施しました。


MAVICのホイールですが、ハブ周りのメンテナンスは定期的に行うことが推奨されていて、ハブラチェット用の専用オイルなども販売されています。
自分のコスミックカーボンも明らかに「回りたがらない」感じで、ラチェットの「カチャカチャ」音が金属的に響いてくればそれはもはや「赤信号」なんです。

ハブ周りの分解清掃とグリスアップ、オイル充填に関しては「考えるより産むが易し」であっけなく簡単にできるもので、ネットで「コスミックカーボン ハブ 分解 オーバーホール」で検索すれば、ご丁寧にユーチューブの映像まで出てきますので、もしお試しの方はそれを参考にされるとよいでしょう。
唯一神経を使ってテクニックが必要なのはベアリングを締め付ける「玉当て」調整くらいで、それも解説されています。

ついでにチェーンを変えて、シマノの推奨の方法でプーリーのテンションを調整したら変速不良も嘘のように収まり、走り出したらまるで別のバイクのように絶好調で気持ちよく走れるようになりました。
ついでに言うと調整が進んだのは人間の方も同じで、パワーは出せませんが、脚の回転のキレが良く、面白いように高ケイデンスに回し込めます。
やはり400km走ったのは伊達ではなかったということなのですね。

本日は強い南風で往路はずっと5m/s程度の向かい風ですが、昨日の惨事をくぐり抜けた結果、「こんな向かい風がなんぼのもんじゃい!と、気にならなくなってしまいました(笑)。
うーん、やはりおかしくなっているのかもしれませんね。

しかし本日は向かい風でさえ心地よいほどの暖かさで、緑が生え揃った景色も手伝って、本当に気持ちよく走れることができました。
いつものように益子に行くと車が大渋滞で、あっそうか!この時期は「陶器市」を開催していることを忘れていました。
いつもより遅い時間に到着したので、タイミングよくSLが通過します。


結局のんびりパスタでランチを取って、軽く汗をかいて帰宅した頃には、体の痛みやだるさは、ほとんど影を潜めていました。
明日は天候が悪いのでまた自転車の整備に没頭して、5日は前回のんびり見ることができなかった大洗や水戸付近をのんびりツーリングしてこようと思います。