流石に疲れました。
御存じのようにブルベで400km走り、そのあと回復走行で平地主体で95km、昨日は山岳主体で115kmと連休中に600kmは走っています。
走っていない時も自転車の整備や、部品の組み換え、自宅の清掃等、「朝から食っちゃ寝」のようなアンニュイな休暇ではない事は確かです。

で、いい加減に休めばよいのに、天気が持ちそうな本日のうちに走っておこうと、朝の3時には起床して、走る準備をします。
もうこうなると「走行ジャンキー」というか、「トレーニングノイローゼ」とも言えそうですね。

しかし、体の疲労のみならず、脚も消耗していて色々痛みも出ていたので、まず就任前にマッサージオイルで念入りにマッサージをして、コンプレッションタイツを履いて就寝してから、起床後もセットアップ用のオイルで念入りにマッサージして、テーピングを施して本日の走行に備えます。
まるでアスリートみたいですが、本日は茨城県の那珂湊までの往復で、少なくとも180km近くは走行するので、ほとんどブルベや佐渡ロングライド並みのケアを施しました。

それでもとても走りきれる自信が無かったので、今回は大型中年さんのブログに紹介されていました「マルトデキストリン」を試すことにしました。

デキストリン初心者ですので(笑)飲み易い方が良いだろうと、オレンジフレーバー入りのこの商品を選びました。
色々見ると、溶けにくくドロドロ残るような物もあるようですが、これはキレイに溶けました。

さて準備も出来てお出かけです。

朝焼けが赤いという事は、天気が良くなくなる証です。

生ごみを捨ててから4:30頃お出かけです。

もうすぐ夜明けです。
何でこんな早く出かけるかというと、天候が崩れる前に帰宅したかったからと、知人と15:00頃会う約束があったからです。

さて朝日に向かって走って、定番のツインリンクもてぎから城里経由の、ブルベで良く使うコースで行こうかとも思いましたが、早朝で国道123号線もガラガラで、面倒なのでそのまま進みます。
国道123号線は宇都宮市から水戸市までつながる国道で、以前は海に出ると言えばこの国道が定番だったのですが、どちらかというと県南で北関東を横断する国道50号線が物流の中心となり、更に北関東自動車道が開通したことで、栃木県内の123号線はすっかり「うらぶれた地方のローカル国道」という感じに成っています。

沿線の風景も、僕が子供の頃海水浴で通過したころの風情が結構残っていて、この茨城県の御前山村に渡る、那珂川の橋もその当時のままです。


このまま123号線を下って行ってもいいのですが、時間的に余裕が出てきたのがいけなかったようで、色々とルートを開拓しようと那珂川の河川敷沿いに走っていたら、迷ってしまいました。

那珂川はキチンと自転車が走るように整備しようという意思は無いようで、こういう場合途中で途切れたり、ラフロードに成ったり、対岸に渡れなくてまた戻ったりと、他の河川でも良くこういう目に遭います(苦笑)。

色々と迷った挙句、那珂川下流のやはりブルベで通過したコースにたどり着きました。

こうやって色々迷っていると、そのうち土地勘が出てきてルートが繋がってきます。

一応予定通り9:00頃には那珂湊に到着しました。


いよいよ天気が怪しくなってきましたね。


と、此処に来るまでですが、最初の2時間は死ぬほどだるくて、チョットしたアップダウンでも心拍が上がって下がらなくなっていましたが、以後は朝食がこなれてえエネルギーが体に回ってきたのか、デキストリンのおかげなのか、だんだん体が軽くなって来たようです。
で、帰路に備えてドリンクにジプロックに小分けにしておいたマルトデキストリンを投入します。


ついでにとは失礼ですが、グリコのクエン酸とBACCのパウダーもチャージアップ!です。


帰路はウロウロ迷いたくはなかったので、先のBRM429のコースを正確にトレースして帰ることにしました。
また流石にデキストリンだけというわけにも行かないと、ゆっくり座れるところで休みたかったことも有り、マクドナルドで10:00頃休憩しました。
この時間だとまだ「朝マック」なんですよね。

この後は那珂川沿いを北上して、城里に向かい、ツインリンクもてぎを通る定番コースを走ります。
山間部なので結構アップダウンが激しく、峠を幾つか超えるので、疲れていると結構厳しいコースですが、城里の「山桜」という物産直販店で「抹茶ソフト」を食べてからは、デキストリンも効いてきて、以後の登り坂コースを意外なほど軽快に乗り越えて一階付近まで一気に走り抜けてしまいました。

結局市貝のI城さんの御宅に不時着して用事を足していたらもう走る気力が無くなり、そこで終了してしまいました。
部品の持ち帰りも有ったので、I城さんのご好意で自転車ごと自宅に搬送していただきました。
結局そんな感じで走ったコースがこれです。


走行ログは以下の通りです。

これで4532Kcalを消費しましたが、もうお腹いっぱいという感じです。

あと「レーシングゼロ」ですが、キシリウム系を履いていた自分にとってはそんなに「ガチガチ」という感じではなく、確かに振動関係はダイレクトですが、手足の動きで吸収する乗り方で体に直接振動を与えなけえば大丈夫でした。
これなら200km程度のイベントなら脚がやられることは無いと思いました。
個人的に感じた一番の利点は横や縦の剛性云々ではなく、「回転系の剛性」が高いようで、回しこもうとすると綺麗に回転力に変換されるようで、気合を入れて回せば回すほど、速度が乗って来るようでした。

僕の様な体重が重い、結構トルクで走るタイプに、結構合っている特性のホイールですが、これでもし400kmを走ったとしたら、本当に最後まで脚が残っていたかは定かではありません。
対するWH9000 C24は、とにかく踏み出しが軽く、スルスルと速度が上がっていくタイプで、当たりがマイルドなので、路面が荒れていても推進力が落ちにくく、振動吸収特製も優秀なので、ロングライドにはもってこいの特性なのですが、どうやらリムの剛性があまり強くないらしく、軽量化の為極力薄くしたアルミにカーボンを貼った構造の為なのか、ダンシングでダッシュをかけようとした時とか「あれ?スローパンクかな」という腰砕け感が時折するのが、気持ち悪い時が有ります。

これはやはり体重が軽くて、ケイデンスで速度を上げていくタイプのライダーに適しているようで、リムの剛性が欲しければ、ミドルハイトのC35という事に成るのでしょう。

今回は疲れている時に連日走れるか?という課題に対しては、マルトデキストリンの効果も確認できましたし、レーシングゼロも味わえたので有意義なツーリングでした。
実のところ高性能アルミホイールの選択で、何年も前から、カンパのシャマルウルトラかレーシングゼロのどは常に候補に挙がっていたのですが、結局選んだことは無かったのですが、今回の試走でレーシングゼロがまた最有力候補になりました。

というのも今回使ったレーシングゼロは結局返却することになってしまったので、ふりだしに戻ってしまったのです。
本当は15日に「ツールド桜川」に使う予定でいたのですが、これも機材選択が振出に戻ってしまいました。
えっ、選択出来ること自体がケシカラン?
ごもっともなお話で、返す言葉もございません(苦笑)