そもそも季節に何が正しくて何が間違っているなどと、「たかが人間ごとき」が定義付けること自体不遜な行為だと思っているのですが、あくまで自分生きていた場所と時間の範囲の中では、北関東の地の冬といえば、冷たく乾いた北西からの季節風が刺すような寒さを伴って吹き付けるものという認識があります。
これは気象学的に言う「西高東低の冬型の気圧配置」がもたらすもので、自宅から見える「男体山」に雪雲がかかって見えなくなり、冷たい北西の風が吹き付けると冬の風情として実感できるのですが、自転車乗りにとっては寒さ以上に冷たい季節風は厄介な代物で、出かける気分が一気に萎えてしまいます。

本日がまさにそういう気候で、とてもロードで走ろうという気が起きません。
それ以前の問題としてですが、明日から勤務なので、本来なら年末年始の疲れを取っておきたいところですが、連休の走行ノルマにあと45㎞足らないというのがシャクで、あくまで疲れないようにMTBのGTでノンビリこの距離を走ることにしました。
コースは自宅から栃木県の自転車乗りの「聖地」である「古賀志」まではおおよそ20kmちょっとくらいですので、最短距離にこだわらず適当に流していけば、おおよそ往復で45㎞位は走れそうです。
で、いきなり近所の農道を適当に西に向かって走り出します。

一体どんな田舎に住んでいるのかと思われるでしょうが、自分の住んでいるところは、すでに住宅が密集しているところですが、5分も走ると一気にこんな感じになります。

宇都宮市を南北に縦断している「田川」の護岸沿いに出ますが何もないところだと、北西の山岳地帯から季節風が直接吹き付けてきて全く前に進みません。


先を見ると、やはり男体山は雪雲に覆われていて、山沿いでは結構な降雪になっている様子です。


向かい風でゆっくりとしたペースで走りましたが1時間くらい走ると、国道293号線沿いにある「宇都宮ロマンチック村」という道の駅につきました。
ここでちょうどお昼なので食事にしましたが、うーん、正直言ってこのブログでPRできるような感じの物ではないんですよね。
あくまで個人的な好みの問題ですが、今や星の数ほどある道の駅の中で、ひときわ光り輝くという感じでもないですし、いろいろな施設もあるのですが、あえて来るほどのものでもないし・・・・。
いや、自転車イベントなどで会場としてよく使われるので、悪く言いたくはないのですが、そのくせ未だに自転車のスタンド一つ設置される気配さえないのが、本当に自転車の街としてPRする気があるのか?という気がしてなりません。

一応この「プレミアムソフトクリーム」は美味しかったので写真を載せておきます。

なんだか文句ばかりの記事になってしまっていますが、ここの施設は随分と豪華に予算を使って作られて運営していると思うんですが、なにか一つ歯車が噛み合っていない感じで、もう少し宇都宮の魅力をアピールしたり、利用者の利便性や、リピートしたくなる魅力等を、「外部」の専門家などに検証してもらったほうがいいのではないかと今回感じました。

さてここからは国道293号線を南下すれば直ぐに古賀志なのですが、あえて国道を外れて、山沿いの田舎道を進んでみます。

この先に行くと、ジャパンカップのコースで有名な通称「鶴カン(鶴ゴルフカントリー倶楽部)」の激坂があるところですが、当然そこはスルーして(笑)。宇都宮の中心地を経由して帰宅しました。

お昼休憩込みで3時間でほぼ45kmをのんびり走って、これでめでたく500km走行のノルマは達成いたしました。
あとは早めのお風呂で体を温めて、膝に電気をかけたり薬を塗ったりと体のケアをして、明日からの仕事に備えたいと思います。