2月の週末は憂鬱な天気で始まりましたね。
まあ、無理をすれば夜中あたりから走り始めて午前中で切り上げればそこそこの距離は乗れたと思います。
そんな事を昨年末から続けた結果、1月は1120kmの距離を乗っていました。
これは通勤での「ジテツウ」再開が大きかったとは言え、記録を取っていた震災以降、1月の走行距離としては自己最高記録になりました。

高強度のトレーニングの結果とすれば、随分走れて体重も落ちたでしょうが、膝に負担を加えないように平地でガーミンで言う所のZ2~Z3の脂肪燃焼とスタミナ向上メインの抑えた走り方ですから、速度とか登坂能力とかが向上する気配はありませんが、確かに加齢で低下していく「持久力」の低下を最低限に抑えている効果はあると思います。
とはいえ、流石に疲れが溜まってきて、風邪も抜けきれない感じですので、ここで無理をして疲労を貯めて抵抗力が落ちれば風邪が悪化したり、インフルエンザにかかってしまうのは目に見えていますので、本日はロードでのツーリングは断念しました。

本当は機材のチェック・・・・・・、実はホイール関係であと2件新規のアイテムを試しているのです。
いや、これは昨年から構想があって、既に購入済みや発注をかけていたけど今年になってこの時期に集中しているだけなのですが・・・と、僕は誰に言い訳しているんでしょう(笑)。
まあ、冬の時期は毎年色々と新規機材の更新や改良をして、その実用試験をしておいて春以降の本格的なシーズンインに備えているのですが、今年は走行を優先させてそれらの作業が滞っていた事もあります。
これらはおいおい紹介していきます。

さて、機材の整備で言えば、昨年末にリニューアルして通勤に使用しているMTBのGT改+(何処かの番組のタイトルみたい)ですが、最後に気になる部分が残っていました。
それはRrディレイラーで、いくら調整してもアウター、インナーの全段数で引っかかるところが有り、精度もイマイチというものです。
これはわかりきったことで、在庫であったロード用のRrディレイラーのRD4600SSを使用したからです。

ロード用のSSは「ショートゲージ」の意味で、一目瞭然なのはプーリーを支えるハンガーの長さが違い、Frギアがダブル用がSSで、トリプルの場合可動範囲が広いGSが用意されています。
だから105グレードの5800、5700のGSとかティアグラグレードの4700、4800のGSを購入しても良いのですが、そもそもMTBのGTなのですから、わざわざ新規で新品を購入するのなら専用品だろうということで、ディオーレグレードのRD-M591-SGS という物を購入しました。
合わせてなんと6年も(!!!)交換していなかったチェーンも購入です。
チェーンは巷で「こんな物のくせにやたらに高い」と評判が良くない(笑)9速用のCN-HG93 です。
まあ、企業も色々と事情があるのでしょうが、国内の「9速愛好家」からすれば、必要がない物を高い値段で買う理由がなく、あまつさえ部品供給が途絶えてきて絶滅に向けて仕組まれている「被害妄想」を皆さん持たれておられているので(笑)、Amazonのレビューなど、不満の鬱積が爆発されてるようです。

しかし、いくら街乗り下駄替わりで距離を乗っていなかったとは言え、流石に伸びきって走行中に嫌な打音が出ていましたから、これはもっと早く変えるべきでした。
以前も書きましたが、エンジンオイルと自転車のチェーンは同じような考え方で、高いものを後生大事に使うのなら、安いものをドンドン変えたほうがよく、要するに適正性能の発揮できる賞味期限が過ぎたら変えろということなんですね。

ちなみにディレイラーはRD4600SSとRD-M591-SGS を比べると、ハンガーの長さが著しく違うことがよくわかると思います。

見比べると工作精度や材質や表面処理などほぼティアグラと同等で、値段もほぼ同じことからクラスとしては同じクラスなのだという感じです。
シマノは値段できっちりグレードの違いを出してきますからねぇ!

さて交換して調整ですが、正直、力んで始めた割には「あっという間」に終了してしまいました。

部品は本当に「ボルトオン」という感じで、ただ組み替えるだけですし、チェーンもすんなり交換できるので、別に難しいところは全くありません。

一応変速範囲だけは各バイクや装備するクランクなどによって「チェーンライン」が違うので、変速させながら調整します。
調整はこの画像のスクリューボルトで行いますが、闇雲に始めると最初の頃はメチャクチャになって、何が正常なのかわからなくなります。

ここはネットでシマノのHPでマニュアルに書いてある通りに丁寧に調整すれば間違いがありません。
僕の場合散々いじくり倒してやらかしていたので(笑)、自己流でなんとなくコツは掴んできましたが、やはり何事も「基本」が重要ということですよね(笑)。

シフトワイヤーもたるみがないようにしっかり張ってセットし直しただけで、他の微調整などなくあっけなく綺麗に「カチカチ」と変速しますし、インナーからミドル、アウター全域も問題なく使えるようになりましたから、本当にあっけなく問題が解決してしまいました。
試乗すると、最初のひと踏みから、回転がなめらかで軽くなったことがわかりますが、これはチェーンを変えた効果です。

あまりに快適なので、本日は乗る予定はなかったのですが、雨が降り出す2時間だけ乗ろうと、20km先の市貝町の道の駅までの往復ポタリングをしました。
せっかくなのでEDGE520Jをつけてデータを取る練習もしました。
PCに接続してガーミンコネクトでこんな感じのデータが取れます。

やはりユピテルATLASと比べると段違いで細かいデータが取れます。
途中でランチを取ったので、その休憩分時間が掛かり、結局12:00を過ぎて帰路は雨が降ってきましたが小雨だったのでウィンドブレーカーでしのげました。

ちなみにランチは市貝町の祖母井という町の中にある「道」という古い喫茶店に入りました。


テーブル替わりの麻雀ゲーム機が「昭和」を感じさせる昔ながらの喫茶店です

こういうお店は、「大衆食堂」とともに「絶滅危惧種」であり、次から次へと閉店廃業しています。

こちらのお店も通りの道路拡張にかかり移転を余儀なくされ、後継者がいないことからあと2ヶ月ほどで廃業されてしまうとのことでした。
僕の自宅も道路整備で移転させられたので、その苦労や無念さはよく解ります。
行政としては・・・というより道路を造ることが目的の事業というのは昔からの定番で、それが本当に住民のためにはならなくとも、多くの生活や人生さえ壊してしまっても無情に進められてしまうのですが、一時ほど公共工事が多くない最近でも、こういう「愚行」は現在進行形なのですね。

僕の母親とほぼ同じ年だというママさんの作ってくれたオムライスランチの味は、まさしく自分の母親の家庭の味と同じ味で、これが昭和の味なのかもしれません。

もしかするとあと10年も待たずにこの味を味わうことは出来なくなるのかなと思ったら、物悲しくなってしまいました。