ようやく計画していましたハイレゾ計画を実行に移しました。
ボーナスが出ましたので、目星をつけていたSONYウォークマンMW-A37を購入しました。
とにかく最初から凝り出してもキリがないということで、最低限度のシステムから始めることにしました。

最近音楽環境がほとんどスマホに入れた物を、イヤホンか、Bluetoothスピーカーで聴くか、車に同じくBluetoothで車のオーディオに飛ばしてきているかでしたので、その中核にMW-A37を据えることで、従来のMP3やWAVの音源も、ハイレゾ並にリサンプルする機能があるので、今までのXPELIAより向上されるだろうという期待もありました。

で、これがMW-A37です。

うーん、昭和の人間にとって、「これがオーディオ機器なの?」という感じがしますよね(苦笑)。
どう見ても「小ちゃなスマホ」以外の何物でもありません。
使い勝手もほぼスマホ使っている人間なら特に戸惑わず使えますし。XPELIAやウォークマンアプリからの移行なので特に困るところはありませんでした。

とりあえずPCからWAVのデータを試しに入れてみて付属のイヤホンと、別に買っておいた若干高いイヤホンで比べてみました。
これが付属のイヤホンです。

これで聞いてみましたが、XPELIAで聞いていた同じ曲で比較すると、確かに曲に厚みが増したというか、表情が豊かになったような感じはします。
圧倒的にクリアで伸びるような音を期待していると肩透かしを食らうような感じです。

で、Amazonのレビューで評判が比較的に良かった7000円程度の中華イヤホンを試します。

あ、こちらに変えた方が変化がわかりやすいですね。
全体的に引き締まったクリアな感じがして、これから元の付属イヤホンにすると若干「もわっ」としています。
もちろんまだエイジングもしていませんし、自分はオーディオマニアでもないので詳しいことはわかりませんが、個人的感想としてはこんな感じでした。

さて、いよいよハイレゾ体験です。
これは自分が一番聴き慣れている音が良いだろうということで、1977年レコーディングの、「交響組曲宇宙戦艦ヤマト」を聞いてみます。

この音楽はそれこそ40年以上当時のアナログLP版から、カセットテープ、CD、MD、MP3と、あらゆるフォーマットやシステムで聞いている自分の定番の音楽です。
とうじアニメは「マンガ映画」として子供のオモチャやお菓子の付録程度のものだったものを、大人の鑑賞に耐えられるコンテンツとして認知させたのが、宇宙戦艦ヤマトでした。
音楽もたんなる「伴奏曲」から、フル編成のシンフォニックサウンドで単体で鑑賞に耐えられる楽曲を提供していて、この音源はホール録音による「一発取り」で、スタジオ別撮りや編集を得ないで撮られた伝説の楽曲で、2012年にアナログ録音テープからデジタルリマスタリングされた時、将来を見据えてハイレゾ規格で収録してあったものです。

さて中華イヤホンで聞いてみると、なんというのか、表現し難い圧倒的な情報を含んだ音が耳から身体に染み込んでくるという感じを受けました。
よく使われる「伸びやかなストリングスが・・・」とか「粒がはっきりした済んだ音色」とか、適当な表現が見当たらないのですが、とにかくいろいろな音が飛び込んでくる感じで、まあリマスタリングの時プロデューサーの意志が入っているでしょうから、LP番のアナログで聞いた感じとも違っているようですが、少なくともCDで聞いていた音とは表情が違っていることは間違いない感じでした。

試しに最近録音された別のシンフォニックサウンドの楽曲を聞きましたが、イメージは同じような感じで、一度ににいろいろな音がワッと迫ってくるような感じで、特定のメロディが印象に残るというより、全体が身体に染み込んでくる感じで、より印象が深くなるという感じでした。
ジャズなんて相性が良さそうですよね。

でも、これはクセになりますね(苦笑)
一度ハイレゾで聞いてしまうと、やはりMP3などの圧縮音源では物足りなくなります。
しかし、新しく買う音楽は致し方ないとして、既に持っている音源の場合ハイレゾで新しく揃えるというのは本当にお財布にいたいです。
まあ、BGMとして聞き流す音楽は今まで通りで、じっくり聞いてみたい音楽に絞って、ハイレゾ音源をボチボチ増やしていくようですね。