春先に怪我をしてから、ちょうど4ヶ月近く経ちますが、痛みはまだ完全に取れないのですが、自転車を乗る上での支障はほぼ解消されてきました。
両肘を痛めて初めて認識しましたが、上半身のバランスや荷重移動など、「バイクコントロール」の要になっていたのは、実は両腕の肘で、これが動かないと、本当に自転車のコントロールがにっちもさっちも行かず、特に急に回避行動を取ろうとすると肘に激痛が走り、結構危ない局面にあったこともありました。

さて、身体的に従来のポジションで走れる目算もたったので、本当に久しぶりに「ターマック」で、何時もの筑波行き以外のコースを走ることにしました。
ちょうど昨年の今頃は盛んに走っていた、茂木、城里経由の大洗行きのコースで、往復160kmの山岳ルート込みのツーリングを久しぶりに行うことにしました。

これは市貝町にある道の駅「サシバの里」から大洗町のアウトレットまで「ルートラボ」でコースを引いたもので、夏休みに仲間とツーリングに行く予定のコースです。
ということで、関係各位はこのコースをおよく見ておいてください(笑)。

今日はあまり無理はしたくなかったので、睡眠時間を優先して、出発は4:30と、ほとんど白みかけた頃に自宅を出ました。
空模様は相変わらずパッとしない感じで、湿度が高くあまり快適とは言えませんが贅沢は言えません。

自宅から芳賀町→市貝町→茂木町と走って、サーキットの「ツインリンクもてぎ」の南ゲートの前の長い坂を登っていきます。



那須ロングライドのサポートで走る以外はほとんど久しぶりのプチ山岳コースですので、無理はするつもりはありませんが、この程度の勾配なら、なんとかアウターで登っていけます。

この県境を超えると今度は長い下り坂になります。

基本的に後半戦にバテるのは目に見えているので、きっかり一時間置きに休憩を入れて、ほどなく「那珂川」沿いの県道に出ます。
あとは那珂川沿いに20km降れば那珂湊の海に出ることができます。

久しぶりに那珂川を渡ります。

もしかしたら、このコースは今年初めて走るのかもしれません。

那珂川の北岸沿いに東に向かいます。


休憩込みできっかり4時間で海に到達します。
那珂川の河口の橋を渡り海側を見ますが、どんよりとしていて、波も遠く台風の影響なのかうねりが高く波頭が白く崩れています。


大洗海岸でいつのも場所で撮影です。

うーん、曇っている海は被写体としてはいけませんね(苦笑)。

ちなみにターマックは実に6ヶ月ぶりに乗ったのですが、その間改造を施してあります。
写真ではわからないですが、コンポーネントがすべて「デュラエース7900系」に変更されています。
いろいろありましてなぜか7900のコンポが「タダ」で手に入ったので、5700系の105から変更しました。
本当なら自分でやるところなのですが、本当に忙しかったのと色々な都合がありまして(苦笑)、行きつけのショップにお願いして組んでもらいました。
正直これで何が変わったの?というところで、走行所の違いは「変速系のキレの良さ」以外特に感じることはないのですが、単なる自己満足の世界です(笑)。

ただ、ショップで交換しもらって判明したのですが、STIのワイヤーの引き回しに間違いがあったようで、変速ワイヤーの根元が破断しそうになっていたそうで、店長のO出さん曰く「あと1ヶ月経っていたら確実に切れていましたよ」とのことで、イベント中に山の中で立ち往生・・・とかならないで助かりました。
で、完成したワイヤーの引き回しやディレイラーのセッティングなどしっかり写真に撮っておいて、勉強させてもらっています。

さて本日は特に大洗で目的はなかったので、神社でお参りして帰路に着きます。


早朝だというのに結構若い人が来ているのは、彼女達の奮戦のおかげですね!


このあと普通に折り返して戻れば良い物を、つい別のルートを走ろうと考えて、適当に走り出した結果、「ここは何処?」という事になります(笑)

まあ、土地勘が有るので、方向定めればなんとなく見知った道にでますから、大丈夫なんですけどね。

水戸の中心地に入り、「千場湖」横に出ます。

まだ午前中ですので、皆さんのんびりとランニングなどを楽しんでいます。

此処から東の笠間方面に向かい、適当なところで北に進路を取って戻ろうという、なんともアバウトな道行ですが、まず「ミニストップ」で休憩です。

この梨のパフェは絶品でした!

さて良くルートを決めとかなかったので、なんだかだんだん山の中に迷い込んで、しまいに霊園の中で行き止りになってしまいました(苦笑)
まあ何時もの事なので、方角頼りに登ったり下ったりを繰り返して、国道50号線で、笠間市街地から東の外れたところに出ました。
此処に見覚えのあるパン屋さんの看板が目に入りました。


「坂の上のパン屋さん」という、何とも見たまんまの解り易い屋号で、焼き立ての素朴なパンで、しかも結構リーズナブルという事で人気があるらしく、次から次へと車が入ってきて、お客さんが絶えません。

店内でも食べられるという事で、ソーセージパン2種類、ズンダアンパン、甘口カレーパンなど4個も買ってしまって、コーヒー牛乳とミネラル麦茶を買って、800円しないというのは驚きです!

あっという間に平らげてしまいましたが、サービスで温かいお茶まで頂きました!
ありがとうございました。

此処までくればもう迷う事は無く、お馴染みの場所ではあるのですが、栃木県に戻るまでは、結構地味に何個も山を越えなければいけないんですよね。
標高も低く、「激坂」ではないにせよ、これが結構脚を削って行きます。

お馴染みの「笠間センチュリーライド」のコース絵を反対に走れば、トンネルをくぐります。

トンネルに入る前にとうとう雨がポツポツ降り出して、トンネル内は一気にヒヤッとします。

しかし、山登りなどまったくしていませんでしたし、オーバーウェイトも祟って、本当にカタツムリのようにノタノタ上る様は本当にみっともないですね。

それでも脚が残っていれば、回し込んで行けば前に進みたがるのがターマックとレーシングゼロの良いとこで、確実にF5よりはグングン進んでくれているのが有りがたいです。

この後朝はしったルートに戻って、休憩を入れながら11時間17分かかって、180km走ってしまいました。

これの何処が「無理はしたくない」ルートなんですかね(苦笑)。

データはこのように成っています。

たいした獲得標高ではありませんが、久しぶりに山に入りノタノタ走っていた割にはまあまあでした。
体力も残っていたので、恐らくこのルートのような200kmのブルベでしたら、12時間30分程度でなんとか完走できた感じのタイムで、ようやくそこまでは回復したようです。