先週は大洗で護衛艦の一般公開を見に行きましたが、暴風雨で公開中止の憂き目にあいました。
まあ、長い事こういうモノを日本中見に行っていますが、もっと酷い目に有った事もあり(苦笑)、別に気にしていなかったのですが、本日は新潟港で護衛艦「みょうこう」の一般公開があると知って、片道300kmを車で走って、新潟港東埠頭で公開している。日本の誇る「イージス防空護衛艦」を見に行くことにしました。

まあ日本中雨が降ってるような天気ですから、もう自転車もないですし、朝8:00に自宅を出て、雨の東北自動車道を北上し、磐越自動車道経由で仁方港に行きます。
11:40頃新潟港東埠頭に付くと、広い埠頭の敷地に沢山の見学者の車が既に止まっていました。

昔、護衛艦の一般公開とかは、結構マニアチックなイベントで、地元の関係者程度しか来なかったものですが、今や随分「市民権」を得たものです。

結構遠くからでも大きな艦影が見えてきました。
先週見た「ゆうぎり」とは二回りほど大きさが違います。
先代ともいえる、旧帝国海軍の高雄型重巡「妙高」はもう一回り大きいですが、イージスシステムとそのレーダーである「SPY1-D」を収めた艦橋構造物のボリュームは、「まるでカバのようだ」と海外から言われた、妙高の重厚な前楼を髣髴させますね。

と、これまた「艦船オタク」にしか解らない話でスミマセン!

と、見学の一般客が沢山来ていて、並んで待たなければ乗船できないようです。



おおっ、まるで基地際のようにいろいろとブースが出ています。


艦船の一般公開は、最寄りの陸上自衛隊の駐屯地からも出展があります。


タラップを上っていよいよ乗船です


艦首方向の主砲辺りから後方に向かってなだらかな坂になっていますが、これも「旧軍」からの伝統なのでしょうか?

艦首を高くするのは荒天時に波浪を堰き止める目的もありますが、上甲板を湾曲させるのに建造に手間がかかる設計です。

眼前には立派な艦橋構造物がそびえ立っています。


各兵装や装備の前には、保安要員の士官の方々がその装備の解説をしてくれますが、一般向けの解説レベルだと自分はほとんど聞かなくともわかる内容です。
とある装備についていろいろ質問したら、別れ際に「詳しすぎるなぁ」というつぶやきが聞こえてきましたが、なんだか怪しまれてしまったようです(苦笑)

後部甲板に出ると、近接防衛用の「CIWS」の通称「バルカンファランクス」のレーダードームが、「ミニオン」に偽装されています。

「ピクサー」に版権料払ったんですかね(笑)

まあ、平和だからこそ、こうやって一般公開で見ることができますが、この「みょうこう」がその能力を発揮して大活躍する事態に成ってしまったら、それこそ「大変なこと」になるわけですから、一部の人たちが「お経」のように何十年も唱えているように(苦笑)、「払った税金が無駄になる」のが一番この船の役目を果たしたといえると思います。