またも気象庁に・・・というフレーズで悪口を言うのも飽きてしまいましたが(苦笑)、晴れるというから無理して出かけてみれば、どんより曇ってま冬のような寒さともなれば、愚痴の一つも出ようというものですよね。


さて先週フリートに編入されたLOOKですが、公試テスト航海で色々と不具合が見つかりました。
ものすごく恥ずかしい話ですが、チェーンの張り方を間違いました(泣)


シマノのチェーン(CN6700)は表と裏があることをコロッと忘れて、これ知っている人ならわかるんですが見事に裏返しですよね。
何が問題かというと、変速の精度が違うそうです。

またしっかり長さを合わせたはずで、フロントアウターで、リアが一番大きいスプロケにして、ディレイラーのプーリーが地面から垂直に並ぶように長さを揃えるのですが、何を途中で血迷ったのか、かなり「ぶった切り」してこの有様です。

これだとテンションが掛かってフリクションが強くなりますし、チェーンラインが斜めになると、同じくものすごい抵抗になります。
そりゃ漕いだら重いはずで、それはLOOKの性能とは全く関係がありません。

そのあたりを適正な長さにして、そもそもシマノの推奨外の組み合わせで、30Tのスプロケを、アームが長い「GS」ではない、「SS」レベルの短いRD6600で使用しているので、変速領域全域でキッチリ機能させるのは無理で、それなりの割り切りと工夫が必要になります。
今回メルカリでこのスプロケを販売した人に、「RD6600で使えますよ」とコメントしましたが、上手に調整できているでしょうかね、とても心配で出来れば自分が調整してあげたいくらいです(苦笑)

さて5:00に出かけていつもの「冬コース」に向かいます。
しかし寒い!、ガーミンの気温計は-3.5℃まで下がりましたし、風が冷たく陽も出ません。



桜のつぼみもこの寒さで足踏みですね。


とりあえず筑波山に行ってすぐに折り返しです。


LOOKは回転のフリクションも取れて、変速もバッチリ節度のある手応えで、機械的な部分は問題はありません。

最も、完成車で購入で、変速にキレがあるのは、前のオーナーか組んだショップの腕がよく、ワイヤリングが絶妙で、綺麗で丁寧な仕事がしてありました。
こういう仕事ができるショップや店員さんが、実は少なくなっているとのことで嘆かわしいですねぇ。

ただ、フィーリングとしては、相変わらず手応えというか脚応えがなんとも「不思議ちゃん」で、遅いわけではありませんが、よくわかりません。
これは各部の寸法を測定して、他のバイクと比べて「ポジション」を煮詰める必要があるかもしれませんね。

さてこのあと益子の城内坂の「Lesina」さんに行きましたが、お店の電気が消えていて、マスターが表で看板のペンキを塗っていました。
御呼ばれしてお茶お頂きていろいろ話しましたが、とうとう栃木県も感染者が出てきて、パートさんとか感染させるわけにはいかないし、人手やよそのお店の動向を見てから今後の営業を考えようということでした。
いや、身近にもとうとう「新型コロナウィルス」の影が迫ってきました。
冗談ではなく、こんな状況が1ヶ月も続けば、個人商店はたまったものでなく、「廃業」の二文字が避けて通れません。

とある経済ジャーナリストもコメントしていましたが、「そうなる前にサプライイズ的な経済対策で、副作用が強くとも、市場にお金を投入しなければ、完全に手遅れになる」は同感です。
ホント「無審査、無利子、返済無期限」で運転資金を公金で融資(日銀から銀行経由?)、期間限定で消費税廃止とか、当然強い薬は副作用も強いのですが、とにかく重篤になることを食い止めるのが先決で、このままでは取り返しのつかないことになる・・・・嫌だなぁこんな湿気た話題(泣)。
Lesinaさん!頑張って踏みとどまってくださいね!。

で、お昼をどうしようということで(笑)、坂を下って「絵里香」さんというレストランで、有名な「カツサンド」をいただきました。

ヒレカツで柔らかいお肉で見た目よりあっさりして食べやすいですが、最近小食なので(苦笑)。

ここのママさんも「オイルショックより、今回の方が酷いことになりそうだね」と、幾多のクライシスを乗り越えてきた「歴戦の勇士」ほど、先行きに光が見えてこないのですが、お客さんで来られた、おそらく大学生くらいのグループには、微塵も危機感はなく、明るい笑い声が、かえって癇に触りましたが、別に彼らには罪はありませんよね(苦笑)

さて、気を取り直して自宅に戻り、LOOKの再セッティングです。
まあ、考えて悩んだところで、ダメなものはダメで、ダメな時は何をやってもダメなのであって、ここで暗い顔してふさぎ込んでも、何も解決はしないんですよね
自己流のポジション決めのためのジオメトリーを図ったのが以下の表です。

驚くことに、ホイールベースが、他のバイクより25mm程長く、自分のバイクの中では一番長いです。

ヘットチューブも長いので、ハンドルの地上からの高さも一番高いのですが、おそらくBBの地上高も高いのか、サドルの地上高も一番高く、以外にハンドルとの高低差が取れています。
FELTのZ25とかは、フロントフォークに角度をつけて直進安定性を確保していますが、そのせいでかなり強いアンダーステアになるという、くせの強い操縦性になっていましたが、LOOK566は機敏ではないですがニュートラルな操縦特性でクセがないので、各種ジオメトリーを工夫して、長いホイールベースを利用して直進安定性を確保しているようです。

さて、乗っていて「脚応えが無い」ですが、抽象的な表現をお許しいただければ「なにか遠くの方で脚を放り投げてクランクを回しているようで、力強く踏み込めていない」というものでした。
そこで計測した結果を元に、755mmより2mm程高かったサドルを3mm下げて、前方に10mm出してみました。
ちょっと試乗した感じは、例えばハンドルのブラケットの角度とかを微妙に好みに合わせたりした結果も含めて、「しっくりくる」方向に向かってくれましたが、これもロングライドをしてみなければ結果はわかりません。

しばらくはこうやってポジションを変えたり、ホイールを変えたりして、色々と試した結果で改良を加えて、「使える道具」にしていくつもりです。