いよいよ冬到来という事で、完全にシーズンオフ・・・・というより、今年はまったく盛り上がりに欠けて、結局冬の間のように同じ所を走っていただけなので、これ以上何をオフすればいいのかという所です(苦笑)

身体の調子はなんとか上向いていますが、山岳に向かう程ではないし、平地をノンビリ走るだけならばといことで、今年は何時もより1か月早く、「冬のメインバイク」である「パナチタン」にチェンジすることにしました。







パナチタンはLOOKを導入するときに、ホイールセットとクランクを流用したのでそれを元に戻します。



まあ、ホイールセットはともかく、クランクを入れ替えするのも面倒だなという事で、クランクを購入しようかとも思いましたが、何せこのご時世ですから余計なお金は使わず何とかします。

そういえば、今は使っていないで保管してある、クロモリのシクロクロスもどきの「WAZOO」のクランクが使えるはずです。




これも新品では無く、中古品の結構使用感の有った「アルテグラSL、FC6650」に「FSA」の48Tのアウターリングを組み込んだものです。



アウターギアの歯数が変わると当然直径が変わりますから、フロントディレイラ―の位置を下げなければなりませんが、金属パイプにバンド止めのパナチタンの場合、この辺りのセッティングの自由度が大きいので何とかなるでしょう。


自由度が大きい=適正位置のセットが面倒とも言えて、色々な要素を考慮してフロントディレイラ―のセッティングをやり直さなければいけません。

ただ、この辺りは「経験値」が生きてくるところで、伊達に数十台の自転車を組んだり改造したりしていないので、ほぼ一発で位置決めに成功しました。


次いでリアディレイラ―をセッティングするのですが、久しぶりの旧世代の5600や6600シリーズを触ると、しかも色々なグレード世代、おまけにサードパーティーのパーツも入っていますから、最近のR8000シリーズの新品セットをそのまま組むのとはわけが違います。


一言で言えば「やはり旧世代のコンポは古い機械で手間がかかる」という事で、まあ手順を踏んでやるべき事をしっかりすればご機嫌に動いてくれますが、やはり手間はかかります。

これがもっと古い世代とか、シマノでは無い古いカンパとか、「サンツアー」とか往年のビンテージパーツともなると、これは組んで調整するだけでは済まないでしょう。

そのあたりは機械物を弄る面白さではありますが、金属機械や整備工具などの知識と経験が無いと、最近の方だと完全にお手上げの世界に成ってしまうと思います。

「盛って削って叩いて曲げて組み合わせて」という手間は、これはこれで面白い物なんですがねぇ・・・・


ともかく必要なパーツを組み込んで、調整して出来上がりす。









こうやって真横から見ると、細いパイプをホリゾンタルで組まれたフレームはやはり良いですね!

冬のツーリングは装備品が増えるので、フレームバックとサドルバックを装着して出来上がりです。


各部のボルトを増し締めして、注油とグリスアップをして試乗しましたが、何ともしっくりして気持ちが良く、何時までも走りたくなってしまいました(笑)

ヴィットリアの旧コルサのタイヤの、コットンケーシングのしなやかな乗り心地がちょうど良いバランスで、軽いとか推進効率が高いとか、良く進むとかではない別のベクトルの良さを、このパナチタンは持っていますね。


このパナチタンとは2013年12月からの付き合いですから7シーズン目に成ります。

更にこのバイクは2007年式ですから、13年前の代物ですが、まだまだ活躍してくれるでしょう。

最新が最高ではないという、一つの選択です。