折り畳み自転車MiNiの再改造、リア9速とフロント変速機追加 [自動車]
20インチタイヤの折り畳みアルミバイクの「ミニ(MiNi) MINI AL-FDB207」というバイクを持っています。
もう10年くらい前に2万5千円くらいで通販で買ったバイクです。
購入の決め手はリアの変速が7速であったことで、このスプロケが入るハブなら、エンド幅は130㎜か135㎜のはずで、これなら当時のMTBや、ロードの部品を使って改造が出来ると判断したからです。
で、その後クイックレバーを使えるホイールや、タイヤ、BB、クランク、リアディレイラー、8速のレバー、延長シートポスト、サドルと、相当の改造をして、主にイベントの移動用などに保管しておきました。
ただ、最後に使ったのが、2015年に輪行で行った茨城県小美玉市の航空自衛隊百里基地祭で、以後使うことなく別邸に放置してありました。
まあ、この自転車に本格的な走りを期待していた訳では有りませんが、色々なイベントや輪行での観光など、結構坂道が多いところが多く8速だと難儀する場面が少なからずあったからです。
リアスプロケの大きいものか、フロントにせっかくFC5600のダブルギアが入っているので、変速機を付けられればインナーギアが使えるのでは?と考えていましたが・・・・。
まあそもそもこのMINI AL-FDB207というバイクは、そもそもフロントディレイラーの直付け用ブラケットがフレームに溶接されていたのですが、自分のモデルはその設定が有りませんでした。
これは変換ブラケットを自作してなければ・・・・という所でフリーズしていました。
で、最近周囲でミニベロなどを改造して乗っている友人の話を聞いて、色々調べてみたら、ダホンやBD1等の折り畳みバイク用のフロントディレイラーアダプターが発売されていました。
無論そのまま「ポン付け」でMiNiに使用できるとは思いませんが、最初から自作するよりは良いだろうと、試しに購入してフロントディレイラーを付けることにしました。
リアもこの際11速・・・いやいやお金をかけないために、在庫品で何とかしようとかんがえれば、9速用のスプロケや変速レバー等はあるので、出来るだけ在庫部品を生かして、リアを8速→9速化と、フロント変速化を何とかすることにしました。
さて、必要な部品を集めて揃えます。
部品と言えば、付属品については、ロードバイクを2台売却したので不自由しません。
ボトルゲージや、ライトやサイコン用のアダプター、SPDペダルなどを使ってしまいましょう!
肝心のフロントディレイラーアダプターですが、在庫品のFD5600と組み合わせるとこんな感じになります。
取り付けてみると、やはり太いフレーム用のアダプターだったようで、スカスカで取り付けられなかったので、色々と「詰め物」で対処して取り付けました。
ワイヤー類ですが、当然取付用の台座やガイドなどはありませんので、ワイヤーをフレームに取り付ける小物を用意しました。
これをフレームの他のワイヤーの取り回しを利用して、同じよにワイヤーを張り巡らすように取り付けます。
取付は両面テープですので、貼り付けはちょっと工夫が必要で、まず塗装の表面をサンドペーパーで磨いて荒くして、脱脂してからドライヤーで加熱して貼り付けます。
両面テープはしっかり加熱してから貼り付けると粘着力が強くなります。
実際取り付けるまではあまり苦労しませんでしたが、きちんと変速できるような位置にセットするのが大変で、どの様にも取り付けられる反面、「ここが正解」という位置指定が有りませんでしたし、参考にする資料もなかったので、トライ&エラーで位置を探り出して、なんとかストレスなく変速できるようになりました。
ちなみにスプロケを交換するときに、ホイールのハブのグリスアップと玉押しの調整もしておきました。
当然フロントも一緒に作業しておきますが、古いとはいえシマノのハブはしっかりしていて、再調整とグリスアップですっかり蘇りました!
さあ、完成した姿がこれです。
コメント 0