今回筑波りんりんロードにて、13人の方が、滑ったっ路面で転倒した結果、重軽傷を負ったとのことです。

個人的に非常に残念としか言えません。

もしかしたらお怪我された方々も、何度かお会いした方々かもしれません。

心からお見舞い申し上げます。


色々言いたいことは有りますが、「有るべき事」と「現状できる範囲」に相当の乖離が有るという現実は覆すことができないということです。

行政側の認識、政策、予算、組織故のレスポンスの問題等、これを指摘して文句を言っても、今目の前にある「濡れると滑って転倒の危険がある」「つくばりんりんロード」の現状は覆りません。


さて、先日は何時ものコースで霞ヶ浦に向かいます。

しかし、「また」つくば方面は夜半に降雨があったようで、これは間違いなく路面が濡れています。

ここまで来ると本当になにかの「呪い」なのかしら?(苦笑)


2:15に自宅を出て南下していきます。

栃木県内は天気がよく星が綺麗に見えます。

まあ、コンデジで工夫しないとなんにも映りませんが(苦笑)




岩瀬駅についてもまだ真っ黒です。




リンリンロードを走りますが、当然こうなっています。



もう自分は流石になれました。

こんなこともあり、タイヤを「ヴィットリアコルサプロG2.0」に変更したのの、コンパウンドに配合されている「グラフェン」のウエットグリップを期待してのことです。


機材に頼ることだけでなく、とにかく慎重で丁寧な走り方が転倒を防ぐ秘訣になりますが、当然速度は出せませんし神経も使います。

こんなことをしていて、何が面白いんでしょうかね(苦笑)


夜明け前でも、うっすらと山が確認できるくらいの明るさはあります。






休憩します。







しかし、ライトが凄いことになっていますね。

基本ブルベ装備なんですが、来年こそはなナイトライドのあるブルベに復帰したいです。

問題は年々加速していく「老化」ですかねぇ(苦笑)


ようやく明るくなってきました。




さて、今回の目的は「現場」を確認することにあります。

机の上やPC上で、したり顔して話すのは自分の主義に反するので「現場主義」を実践します。


現場の手前で藤沢休憩所でトイレ休憩していると、地元のおじさんが「最近この近くで路面が滑って転倒した事故があったから気をつけない」と親切に声をかけてくれました。

なんでもその方もりんりんロードでは転んだことがあるようで、かなりお怒りのようでした。


おじさんに現場の位置を教えていただいてそこに向かいます。




ここがそのおじさんに教えれ頂いた「事故現場」の場所です。






ここはちょうど再舗装したところの継ぎ目で、筑波方面から走ってきたのなら、いきなり路面が変わって突然滑って転倒したのかもしれません。

また土浦側から走ってきたのなら、交差ポイントのフェンスに気がついて減速しながら進路変更しようとした途端に、不意に転倒してしまい、隊列組んで相応の速度で走っていたら、後続も一気に巻き込まれて成すべはなかったと思います。


一点疑問なのは、今回事故に遭われたグループの方々は、おそらくですがかなりベテランの方々で、このルートも熟知していたはずなんです。

自分の場合も、10年以上此処を走っていますし、雨の日でも事故現場も何度も通過していましたが、あそこまで滑りやすくなっていなかったはずで、何か環境が変化して路面状況が悪化したという事が有ったのでしょうか。


確かに路面は自分が転倒した時と同様の状態でした。




しかしこの黒いヘドロのようなものは、一体どうやって作られて、その正体は何なでしょうか?



おそらく事件後に貼られた注意書きですが、今更という感じですね。





路面を見ると、自分が転んだ時のように、黒いヘドロが溶けて路面にへばりついていて、この汚れが転倒の原因になっています。

とりあえすソレを清掃するようですが、誰かさんが(苦笑)7月に転倒して茨城県の道路整備課に苦情を申し立てて、転倒の原因を指摘したところ、その後すぐに路面清掃を行っていましたから、対策は分かっていたのですね(苦笑)。

まあその時点で、対象箇所を一斉に清掃していれば・・・・と歯ぎしりしても、おそらく誰が判断してもその対応には至らなかったでしょう。

例え一部の関係者が気がついて訴えても、大きな組織を動ごくところまでには、なかなか難しいということです。

嫌な話、必ず「人柱」を要求するんです。

要するに「犠牲者」がでて、それが世間的に大げさにならない限り特に我が国では対策されることはありません。

そしてその間に出てしまった犠牲者の怒りや悲しみは無駄になるというのが、悲しい歴史の繰り返しでした。

大げさな話のようですが、これが自然災害や人災、犯罪被害などで繰り返されてきたことで、特別珍しいことではないということです。

報道やワイドショーなどで「他人事」と見ていては、その「当事者」になっての痛みは解ることはないでしょう。


とりあえず霞ヶ浦を見て引きかえします。








8AVIOも今シーズンは今回で仕事納めで、来年のイベントまでお休みです。

まあ今年はほとんどイベントとしての出番はありませんでしたが。


いつものようにコメダでモーニング休憩をしてから8:00に土浦をでます。

この時間になると、多くのサイクリスタや自転車でサイクリングを楽しむファミリーが多く走っています。

というか、暗いうちから走っているほうがおかしいんですがね(苦笑)


自分は何組かの方々と出会いましたが、出来るだけ積極的に話しかけて、出来るだけ現状の路面危険性をお話しました。

まあご存知の方には単なるお節介ででしょうが、少しでも被害を防ぐことが出来ればと・・・・多分自分にはこんなことしかできないんですがね。


それでもお子さんが転倒しているところに遭遇したりと、この日も何人かは転倒していたとようで、この状態はしばらく解消されることはないのだと思います。


話は変わりますが、「小田城跡」にトイレがあったので使ってみました。








この階段では、クリートが引っかかって危ないですねぇ。




設備自体は立派なのですが、仮にサイクリスタに配慮していただけるのなら、けが人が出ないうちに対処していただきたいのですがねぇ・・・・


設備自体は本当に立派ですね。今後使わせていただきたいです。




筑波山で休憩です。




ここの休憩所の階段の下の路面は古いままなのですが、これがよく滑ります。





この路面のことは、ここで毎年書かされていた行政のアンケートに何度も書いたのですが、配慮されている気配は無いようで、そもそも「アンケート」なんていうものは、だれかの都合のために使われているという「悪い例」ですね。

この階段もプラステックのクリートではよく滑ります。

そんなこともあって、自分はSPD-SLをメインに使うのは止めましたが、こういう情報ももっと広めておくべきでしょうね。


帰路は路面に神経を使うのが面倒で、筑波を出てから真壁を迂回して横の一般道を走ります。



路面も綺麗て交通量も少ないので、見晴らしもよく気持ちよく走れますが、専用のサイクリンロードより一般道の方が安全で気持ちよく走れるという事実は、本当に関係者の方々は重く受け止めていただきたいものです。


岩瀬駅に戻ってきました。



ここに来るとなにかホッとしますね。


そういえば駐車場が満員状態で、登山やトレッキングでこられて方々が困り果てて別の場所に移動していました。



そういえば今日はいつもより車が多いなぁ・・・ああっ!そういえば自分の所属しているショップのツーリングがあって、ここが集合場所になっていることを、本気でコロッと忘れていましたぁ!(苦笑)

一緒に行動すればよかったのですが、色々と頭がイッパイで、連絡を見過ごしていたようです。反省!


とにかく、出来ることは限られていますし、時間もかかりますが、一人一人の繋がりが大切なことは間違いなく、こういった繋がりで、目の前の課題を少しずつ対処していきたいですね。