河口湖で夜明けの富士山を楽しんだ後、4泊5日の今回の旅もようやく家路につくことが出来ました。

早朝というより夜中から屋外に出ていたので、すっかり体が冷えてしまいましたので、出来れば温泉で体を温めたい所です。


さて、此処からだったら大月市まで出て国道20号で八王子経由で国道16号から国道4号線で帰宅すれば、問題なく自宅のある宇都宮市に付きます。

が、簡単に帰るのは面白くないと何時もの悪い癖が出て(苦笑)、大月から国道139号線から奥多摩経由で国道411号線で青梅経由で帰宅することにしました。


が、ナメていました国道139号線を(笑)





道が細いだけの国道かと思いましたが。




栃木県の山間部にある林道レベルの整備状態で、今はやっている「酷道」というほど険しくは有りませんが、やはり国道としては険しい道でした。







ただ、完全に人跡未踏の山の中という訳でなく、里山が点在していて人の生活圏ではありながら、山間部の険しさや渓流の見事さなどのバランスが、独特の風情が見事で、暖かく成ったらまた来てみたいですね。


さて、此処に来たのは小菅村にある、「道の駅小菅」「ふれあい館」の温泉に入るためです。




ところが、ちょうどリニューアル閉館中で中という事で、閉館中で身体を温めることが出来ませんでした(泣)残念!



此処までノンストップで走って来て疲れたので、休憩します。

まず物産などを見ますが、まあ、この手の道の駅としてはお約束の内容という感じでしたか?





ランチは同敷地内にある「源流レストラン」という地元食材を使ったイタリアンレストランで、若いスタッフが明るく活発にはたらいていて、非常に明るい雰囲気のお店です。


「小菅芳醇きのこのぺペロンチーノソース」を頂きましたが、素材の味がしっかりして美味しいペペロンでした。

ちなみに、ペペロンチーノは、比較的簡単な調理で出来るパスタですが、故に調理の基本技能が顕著に表れるモノで、「素材・湯で加減・火加減・塩加減」のバランスが結構難しいんですよね。


さておなかが膨れて後は自宅に戻るだけですが、どうも5日分の疲れがどっと出てしまい、いや帰路の記憶が定かではないのですわ(苦笑)

なんだかふらふらして、このままだと多摩湖に転落して永遠に寝てしまいそうだったので(苦笑)、休憩を入れてから、結局青梅から高速道路に入って外環状線から東北自動車道で早めに帰宅することにしました。


さて4泊5日の聖地巡礼と富士山周遊の旅は無事終了しました。

20代に良く行っていた貧乏旅行は、車に車中泊などの装備を積み込み、ガス代や食費などを銀行で下して握りしめ、特に宿泊地など決めずに「とにかく一般道を北に向けて走りだす」という旅で、それを30年ぶりに再現しました。


今やナビゲーションやスマホによる検索、GoogleMap、SNSなどで、格段に現地調達の情報量が豊富に成りましたし、自動車の性能も格段に進歩して長距離も楽で、車中泊をする現地の周辺環境や、装備品も良く成っていて、以前と比較にならないレベルで、比較的気軽に旅に出られる事を確認できました。


実はこれらの確認の他に目的があって、「富士山の今の姿を心に刻んでおく」で、物騒な話ですが「Xデー」が訪れて「宝永噴火」以来の300年ぶりの大噴火が発生すると、現在の姿とは違う姿に成ってしまう可能性があります。

富士山は「成層火山」という火山で、活動が活発で激しく、最近で有名なのはアメリカの「セントへレンズ山」のように山頂が吹き飛んでカルデラという大きなくぼみができる爆発を起こします。


まあ、普通自分の短い生涯の間にそのような事が起きるとは夢にも思っていませんし、それが風通の感覚だと思います。

ただ、皆さんには大変申し訳ありませんが(苦笑)、自分は普通起きない、遭遇しないアクシデントに遭遇する星回りを「持っている」ので、この時代に自分がいるという事は・・・・はともかく、今回見る事の出来たこの姿は、心に刻み付けておこうと思います。








本当に日本の象徴となるような美しい山で、富士山を囲むどの地域から見ても、ほれぼれするような山体を拝ませてくれますね。


と、ようやく旅の全行程を書き終えることが出来ました。

普通にグルメや名産等のレビューを期待して自分のブログを見に来る人はあまりいないと思いますが(苦笑)、本当に偏屈な旅行記ですね!


改めて高速道路を使わない旅行や、車中泊のについてのノウハウを得る事が出来ましたので、来年はこの手の記事を幾つかご紹介する事が出来ると思います。