いよいよ日曜日に「もてぎエンデューロ」が開催されます。

毎度はらはらさせられますが、参加証明書がようやく届きました。

まあこの手のイベントの場合、ギリギリなるまで来ないケースが多いので、今回は上等な方だと思っています。

さて、今回注意書きの中に、ピットレーン内の禁止事項がありました。
タープやテントの設営、ローラーの使用、火気厳禁が記されていました。
当たり前の事なんですが、実はこんな事も守られないで、多くの利用者が迷惑していると言うのが情けない現実なんです。

ご存知の通り、「ツインリンクもてぎ」は、F1こそ開催されていませんが、インディや、国内のトップカテゴリーが開催される「国際規格」の大きなサーキットです。
ピットレーンもけして狭い物ではありませんが、「もてぎエンデューロ」では、4000人からのライダーがここを使う事になるので、それこそ「足の踏み場も無い」状態になります。

基本的に「譲り合い」の精神で、みんなで仲良く使うのが基本のはずですが、僕が一昨年初めて参加したときは、そうではないことを知りました。

まず、同じ柄のジャージを着た「チーム」と思われる連中が、お花見の場所取りの要領で、ピットの一面を占拠して、椅子やら机やらをデンと構え始めました。
チーム員が集まると、どうやらその家族の分も場所を占拠して、ドリンクや弁当を広げて「宴会状態」になってしまいました。
挙句の果てに、バイクの整備や、ローラーを設置したりと、もうやりたい放題の始末!。
後から来た人達は、自分の荷物も置く場所がなくなりました。

頭にきた僕は、その集団の中に割り込み、「あんた達、何人出来ているのか知らないけど、場所の取り過ぎだろう!。我々は4人しか居ないのでその分の場所を空けたまえ!」と、畳2畳分のスペースを強制的に空けさせました。
まあ、良く喧嘩にならなかったなと、後で思いましたが、こちらに非があるわけではないので、「正論」として主張しました。
その後やはり場所が無くて困っていたグループが来て、再び強制的に場所を奪取しましたが(苦笑)。

この傾向は何時来ても基本的に同じで、どこかの大学だか、有名ショップのチームだとかは、僕達から見れば「偉そうな態度」で、場所を仕切ろうとしていました。

まあ、彼らからすれば、周囲が「自転車競技?、競輪でもやるのかい?」程度の、まるで世間の理解が無い頃からやっているわけで、確かにその頃は、今ほどのエントリーも無かったでしょうから、それこそ「顔見知り」程度の仲間内でよろしく出来たのでしょう。

ですが、ここまである程度認知され、多くの人達、それこそ「始めたばかりなんですよ」なんて人も居るのですから、長くやっているから、速いから、大きなチームだから偉いんだという態度で、我を通されても認められるものではないでしょう。

もちろんそんなチームばかりではありませんし、親切な人達も居ますが、「自分達だけ楽しめればよい」、「自分達だけ成績がよければよい」という不逞の輩は少なくは無いようです。

今回参加は見送りましたが、埼玉県の「龍勢ヒルクライム」も、関東周辺の脚自慢の集まるイベントなのですが、自分の成績しか目に入らない人達が多いようで、練習と称して、クローズドされていない一般道の下り坂を凄まじい速度で、しかも夕暮れの薄暮のときに、無灯火で暴走して、地元住民に迷惑をかけて苦情が殺到しているそうです。
まあ、こういった傾向は、自転車に限った事ではないのですが、困った物ですね。

スポーツにおける「勝負」とは、ルールーを厳守して、同じ条件下で「決められた場所」の中で争い、その結果勝利するから、その栄冠に価値があるのではないでしょうか?。
所構わず、手段を選ばずでは、それは武器が飛び交わないだけの「戦争」では無いでしょうか?。
堅い話ですが、どうも最近のスポーツは、オリンピックの「金メダル至上主義」を頂点にして「勝つ為には手段を選ばず」と言う傾向があるのが好きになれません。
自転車も、ツールなどが薬物にまみれてその栄光に泥が塗られてしまっていますが、それが末端のアマチュアスポーツまで蔓延してしまって居るのでしょうか。

まあ、遊びとはいえ、「勝負」しに行くわけですから、全力を尽くしますが、僕はその「過程」が楽しいのであって、成績は「結果」として付録される物だと思っています。

「昨日までの自分」に「今日の自分」が勝てるかどうか?、が醍醐味なんですがね。

等と偉そうな事をほざいておりますが、「AV36kmが目標なんてブログで公言して、出なかったらどうしよう」と怯えている気の小さい僕でした(笑)。