なんだか、ようやく冬らしくなってきましたね。
今年最大級の寒波で、ここから山を見ると、黒い雲が覆いかぶさり、かなり雪が降っているのが解かります。
以前なら喜び勇んで、スノードライブというか、人気のない夜の峠で「なんちゃってWRC」気分を味わった物ですが、いまや「ガソリンが勿体無い」とか、「ぶつけたら修理代が」とか、要するに歳取ったんですかね(苦笑)。

でも無性に雪景色が見たくなって、まだタップリ残っている「青春18切符」を使って、普通列車で「北」に向かう事にしました。
一応、福島県の喜多方を目指し、「喜多方ラーメンを食べよう!」ツアーとなりました。

こういうときは朝が早かろうと、氷点下5℃だろうが、自転車を漕いで、宇都宮発5:48分の下り列車で北上していきました。
4駅ほど過ぎるともう一面銀世界です。
黒磯、郡山と乗り継いで「磐越西線」にはいります。
郡山駅は雪だらけの列車が入ってきます。

今は定期列車では見られない583系ですね。

磐梯熱海を越える頃から、猛吹雪になりました。
猪苗代付近は真っ白でなにも見えなくなりました。


喜多方には10:09についてしまいましたが、混むのがイヤなので、速めにお昼を食べる事にしました。
僕はあまりラーメンに執着が有る方ではないので、特に入念に下調べしたわけではないのですが、一応定番として名前を良く聞く「源来軒」という店に行く事にしました。
この店は、喜多方ラーメン発祥の店という事だそうです。

歩いていくと、ちょうど開店時間の10:30になり、今日の口開け客となったようです。
店内は壁に芸能人や番組の色紙だらけで、確かになんかの番組で見た記憶はあります。

なんとなく「昭和」の香りが漂っていますね。

チャーシュー麺とギョーザを頼みましたが、味はまさしく「昔懐かしい正統派中華ソバ」といった感じで、僕の記憶にあるラーメンという物の味覚に、寸分狂いのない味でした。
ギョーザも同様で、ニンニクの効いた、「ラーメン屋の餃子」そのものでした。


年寄りの回顧主義と誹りを受けそうですが、あくまで僕は個人的好みとして、最近のグルメぶった「凝り過ぎた」ラーメンや餃子は、あまり食べたいとは思いませんでした。
確かに美味しいのですが、僕からすれば、他に美味しい物はいくらでもあるので、選べません。
あえて「ラーメン」を選んで食べるのなら、ラーメンらしいラーメンを、出来れば500円程度で食べたいですね。

さて、満足して帰ろうとしたら、雪が更に激しく降ってきました。
嫌な予感がして駅に行くと、案の定「運休」や「大幅な遅れ」の情報が表示してあります。
幸いにも帰る方向は遅れで済んでいるので、大幅に遅れてきた汽車(何でも電車ではない!)に飛び乗りました

この汽車、つまりディーゼルカーは、キハ120系という最新のもののようで、僕は初乗りです。
ディーゼルカーは、車のトルコン「AT」と同じで、詳しい事は知りませんが、この120系は多段変速で、ロックアップ機能もあるような乗り心地で、エンジンの音だけ聞いているとまるで車と同じようです。

幸いにも、乗り継ぎもスムーズに行って、宇都宮に16:30ごろに帰ることが出来ました。
結局半日鉄道に乗りっぱなしで、好きでなくては耐えられないでしょうが、僕は十分堪能できました。
これで2300円+食事代程度で一日タップリ遊べるのですから言う事はありません。

なんだか旅モノブログになってしまいそうですが、駅までは自転車で行っていますから大丈夫かな?。
自転車積んで「輪行」すれば、立派な「自転車日記」ですね。
なんとか暖かくなって、春になったら考えます(笑)。