今日は気温も高く、風も弱そうなので、計画通り「100km」以上走って変更したポジションの効果とネガ出しをする事にしました。

朝9時に出発ですが、外気温は2℃程度で、一面霜が真っ白としり込みしてしまいますが、意を決して踏み出しました。

今日のテーマは、あくまで変更したポジションの確認なので、速度やケイデンスとかでは無く、長時間同じペースで走る事にしました。
走り出しで張り切ると、途中でへばるので、何時ものロングランのペースで、30km/h以下に落とさないようなペースで淡々と走ります。

とにかく、サドルを17.5mmも上げているので、足の負担が気になっていました。
以前このくらい上げたときは、膝や太もものハムストリングに負担が来て、かなりダメージがありました。
確かに、負担は特にハムストリング(ふとももの内側と裏側)にかかっていますが、あまりダメージは無いようです。
これは去年の春からペダリングを回転型のハムストリングを多用するタイプに替えて走りこんだのと、膝があまり痛くならないのは、サプリメントでコンドロイチンなどを取っている効果のようです。

ハンドルを下げて、ステムを替えた効果も直ぐに解かりました。
上半身は低く構えてはいますが、ステムが短い分、上体が後退して、骨盤があまり傾斜しなくなりました。
実は、今回kanchiさんのコメントが、大きいヒントとなり、ポジションの矯正に役立ちました。
「特に頻繁に乗っていたときのポジションで、久しぶりに乗ると、下腹をヒザが攻撃してくるのですよ。。。 」と言う件なのですが、頻繁に乗っていて体が出来ていると、ちゃんと骨盤が立ったフォームで走れるのが、久しぶりに走ると、上半身を支えきれず、体が反って、下腹部が当たってくるのでは?と考え付きました。

僕の場合上体をかがめると腹が当たるのは、「どすこい」体型のビール腹が原因かと思っていましたが、今回は「ヘソ」周りに神経を集中させ、当たる場合、即座に腹に力を入れて骨盤を立てるように心がけました。
おかげで結構良い感じで走れるようになりました。
慣れてくると腹も当たらず、上半身の力みも消えて軽快な感じで走れます。

あと、前回のレースでの課題だった、「栄養補給」も今回は頻繁に行いました。
何せ、「0.1トン」の質量を動かしているので、他の人と同じ頻度でエネルギーを補給していては、途中でエネルギー切れになって「へばる」のは当然の事だったのです。

なんだかんだで、何時もの「筑波登山道入り口」の休憩所に着きました。


今日は快晴で筑波山も綺麗です。
今年は初めての筑波山で、去年の12月29日に来ていますから、1ヶ月ぶりです。


ここで今回のポジションを撮っておかねば。
これが貴重な記録になります。


結構ステムは反り上がってていますね。
ややブラケットが寝ていて、下ハンドルが使いやすい角度にしています。
ブラケット位置はもう少し高い方が乗りやすいのですが、持つ位置を替えることで対応する事が出来ました。

今回、速度や風向き、疲労程度や、登坂などによって、持つ位置を5箇所ほど設定してこまめに変えて走行してみました。
1、ブラケットを握る位置       高速巡航時に使用。
2、ブラケットの手前を「つまむ」   疲れたときやリラックスしたいときに使う、これが一番楽でした。
3、下ハンドルのバーを握る    主に迎え風の時に使用。レースや、長距離で空気抵抗を減らす時も
4、下ハンドルのアーチ部を握る  ダッシュを架ける時や、軽い登坂の時に使う。 
5、リーチの根元を握る       ダンシングをかける時に上半身を制御しやすいように手前を持つ
結構状況により使い分けると便利でした
また、ポジションが変わって、脚の筋肉の使用仕様部位も変わるので、脚の疲労防止にも効果があります。


アベレージは、あまり上がってはいません。


去年末来た時と、ほとんど同じAVですが、体力的にはかなり余裕があることが決定的な違いです。
前回は、この半分ぐらい着たところで実は結構辛かったのですが、今回はかなり快適です。

お昼をノンびり取って、さあ帰路に着きます。
帰路はこの地形特有の風が巻いた状態で、けして楽な状況ではありませんが、ペースが落ちないで、往路と同じペースで走れます。
あまり脚に疲労感も感じず、やや心拍数を上げて走りますが、苦しく辛いというより、結構「良い汗かいたな」という、爽快な疲労感があって、非常に快適です。
何時もだと復路は大体へばっていて、「修行」モードでちっとも面白くないのですが、今日はオモシロイぞ!。

何時もの「鬼怒川自転車道」には入り、残り26kmをややスパートを架けて走る事が出来ました。
心拍数は上がっていますが、相変わらず不思議と疲労感が少ないです。
で、結局復路の方がペースが上がっていたようです。


去年のベストの時に比べてAV3.5km/h程遅い記録で、ホイールの効果も有るので、5km/h程遅いはずなんですが、この時期で、去年の負傷以降あまり乗り込んでいないことを考慮すれば上等だと思います。
ポジションの変更や、フォームの矯正、栄養補給などは十分効果があったようです。
何より久しぶりに楽しく、充実した納得の行く走りが出来た事が大きな収穫でした。