昨日の夜21:46にもほぼ同じ震源でM5.7の地震があり、宇都宮市も震度3で揺れました。
今日の地震は初期微動から地鳴りを伴い長く揺れていたので「これは遠い震源の大きな地震か!」と緊張しましたが、即座に「緊急地震速報」が流れたので身構えていました。
しばらくして(長く感じたが数秒程度?)昨夜よりは明らかに強い揺れがあり、結局宇都宮市は震度4、震源に近い福島県の沿岸部では震度5弱ありました。

まあこの程度の地震なら大災害になる危険性は少ないかもしれませんが、震度5にもなれば、棚の上のものは落下するし、場合によっては倒れてくるかもしれません。
夜間で就寝中だと、頭上に落下物が落ちた場合、怪我をするくらいはあるかもしれません。

今回の地震はM6.7と、震災を招く可能性がある規模で、震源が沖合いだったのでこの程度で済みましたが、コレが「内陸直下型」だったら、今頃大変な事になっていたはずです。
要するに、この日本に住んでいる限り、「確率論」の問題ではなく、何時何処で巨大地震にあってもおかしく無いという認識で生活していかなければならないというのが、現実のようです。

だからと言って、何時起きるか解からない災害に怯えてヒステリックになっても意味が無いので、災害に関する正確な知識のもと、「日頃の心構え」を怠ることなく、災害にあっても、強めて冷静に対処するしか術は無いのかもしれません。

じつは、今回地震に迅速に反応できたのは訳があります。
昨日筑波にツーリングに出かけた時、朝とはいえ、鬼怒川の河川敷で「イタチ」か「テン」のような小動物がウロウロしていました。
基本的に夜行性の臆病な動物が、朝とはいえ人の往来がある所でうろついていたので、「おかしいな?」と思い、頭の中の警戒システムのスイッチが入っていたのかもしれません。

動物が地震の前に異常な行動を取るとい事例はたくさんあり、自分自身も何度か目撃していましたが、そういった知識を常に頭の中で無意識にリンクしておく事が、初期動作の迅速性を確実にして、いち早い行動に移れることが出来るのではと思っています。

とにかく「最初の一撃」から生き延びる事が最も重要な事なので、「自分だけは絶対災害に合わない」という、根拠の無い自身は、ゴミ箱にでも放り込み、災害に備えて欲しいと思います。

水や食料、ラジオなど備えるより、自分がまず生き残る事が、自分のみならず家族や大切な人達も救う事が出来る第一歩ではないでしょうか。