最近「太陽光発電」が、身近な仲間内のブームになっています。
「エコキュート」や「IHヒーター」の「オール電化」とペアの話で、新築や、給湯器やキッチンのリフォームの時に採用する人が増えているようです。
太陽光発電だけでも、その地域の補助の内容によって違いますが、250万円もしますし、オール電化と一緒だと300万円コースで、結構良い車が買える値段になってしまいますが、安全、健康、環境、節約に加えて、周囲に対する「見得」もバッチリとくれば、多くの奥様が方は、車ではなくこちらを選んでしまうようです。

これも車の売り上げが落ちている、販売単価が下がっている理由の一つなんでしょう。

かく言う僕も、10年前に新築した時に太陽光発電は本気で検討していました。                    ただ、建設費用の壁を越えられず、泣く泣く断念してしまいました。
一般的に、導入した場合どのくらいでモトが取れるかという、経済(Economy)性と、炭酸ガス排出量を減らす為の環境(Ecology )の目的で導入される方が多いと思いますが、僕の場合は、緊急時に送電が長期間途絶しても大丈夫なようにと非常事態(Emergency)の意味で、考えていました。
同じ「E」ですが、意味合いはかなり違っていましたね。

その考えは10年経った今でも変わらない・・・どころか、より切迫性を持って羨望の眼差しで、「太陽光発電」を、見ていますが、経済状況が此処まで悪化すると、やはり踏み切ることが出来ません。
自転車のパーツはホイホイ買っているんですが(苦笑)。

そこで、発想を大きく切り替えて、非常事態でも、生活に必要な電気を、「全て」賄おうというのではなく、「最低限」絶対に必要な電源を賄おうという方向にしました。
そう考えて、電気のある豊かな生活はキッパリ諦めるとして、何が必要か考えると、夜間の懐中電灯やランタンなどの「明かり」と、情報収集のための「ラジオ」や「携帯電話」の電源は欠かせないという結論になりました。

そこで、「エネループ」な電池生活に切り替えたのを機会に、その充電を、太陽光発電で賄えれば、災害時の電源確保のみならず、アウトドアでの電源にも使えるのでは?と考えました。

ソレがこのパワーフィルム PowerFilm 「AA SOLAR CHARGER」(ソーラー・チャージャー) ¥11500です。

これは、窓のブラインドに引っ掛けて充電中の写真ですが、折りたたみの出来る布製の裏地に、6セルのソラーセルが貼り付けてあります。

このインジケータが灯ると「充電完了」で、点灯している時は「充電中」になります。

蛍光灯や朝焼けの弱い光でも点灯していましたから、発電効率はよさそうです。
ちなみに右となりのライターのような物は、太陽光で充電してつかう、携帯用非常電源です。
電池が切れた携帯電話を、充電完了できる能力がありますから、十分使えます。
昔はこの手のグッツは「オモチャ」程度で使えるシロモノではありませんでしたが、太陽電池の発電効率も上がり、単価も下がったので、この手の物でも十分な実用性があるようになりました。

ソーラーセルの裏側に4セルの電池BOXがあり、「エネループ」が付属されていました。


折りたたむとこのように「手帳サイズ」に成ります。


一応、米軍が、イランやアフガンの作戦で、使用している実績があるという触れ込みですが、「NASAが開発した」というふれ込みと共に、アメリカ製のこの手のフレーズは信用しない事にしています(笑)。

本日始めて使用しましたが、確かに夕方帰宅して見てみると「充電完了」になっていました。
晴れていれば5時間で4本の「エネループ」を充電できると言う説明ですが、話半分としても、確かに1日で4本の電池を充電できればかなり使える物だと思います。

これは、密閉型鉛電池の、ポータブル電源と、家庭用AC100Vに変換するインバーターです。

以前は、車で避難生活をする事を前提に防災用品を備えていたので、DC12Vのシガーライターから電源を取れるように、「ハンディ蛍光灯」などと共に装備していたものです。
コレも、DC12Vで、シガーライター型のコネクターのある、15Wの太陽光発電地が発売されていますから、ソレを買えば車が無くとも使える事が出来そうですね。

まあ、正直なところ、この手の装備は、アウトドア用品共に25年ほど前から完備していますが、幸いにも活躍したことは一度も有りません。
装備の初期投資と、ソレを維持する費用もけして安くは有りませんが、僕個人は「災害リスク」に対する保険として考えていますから、「無駄」だと考えた事はありません。
一般的には、現実に被災して辛苦を舐めなければ、なかなか踏み切れない事かもしれません。

このまま活躍の機会が無く、平和に天寿をまっとう出来れば、ソレにこした事は無いんですがねぇ。