僕自身は、「マグロ」のお刺身に執着が無いほうなので、「本当に絶滅が危惧されている」のなら、致し方ないと思っていました。

シーチキンは大好きで、これが食べられないと言う話なら、深刻になったかもしれません(笑)。

しかし正直、「勝った!勝った!」とばかりに、無邪気にはしゃいで喜んでいる農水大臣やマスコミの報道には違和感を感じています。
さりとて、「ヒステリック」とも言えるヨーロッパの態度にも賛同しかねます。
食文化の違いとはいえ、「保護動物」としてみるか「資源」として見るかは、なかなか接点は見出せないような気もします。

更に、今回強く感じたのは、「西洋」の価値観とルールで進んできた「国際社会」が、もはや、中東や東洋の影響力無しに一歩も進まなくなったという現実です。
「反捕鯨」などもそうですが、今回サメやクロマグロを取引禁止にしようとした背景は、西洋、ヨーロッパ世界の焦燥感のような物を感じてしまいます。
「プリウス」騒動も根は同じなのでしょうか?、飛躍しすぎでしょうかね?(苦笑)。

まあ、それはともかく、絶滅するほど無秩序に獲りつくして成り立つ商売と言うのも、あまり感心したものでは無いような気がします。
今回の騒ぎの根拠になった、学者の意見で「南大西洋のクロマグロは3年後に絶滅する」事の無いように、日本が率先してクロマグロを保護する「責任」は重大ですね。