先週、広げたQファクターの成果を、やや本気走りのロングライドで試しますと書きましたので、本日6時に出発して走ってきました、「ツインリンクもてぎ、エコクラッシック4時間エンデユーロ」を。
「えっ!」ですよね、だってほとんどの人には黙っていましたから(笑)。

昨年秋のこのイベントで転倒して、正直レースイベントにはあまり興味がなくなったのも事実なんですが、僕の身上として、「やられた借りは必ず返す」というのがあるので、一応リベンジは誓っていました。

エントリーはした物の、どうも以前のように気分が高揚してきませんでした。
また、今回は、土曜日のレースで、準備も十分出来ません。
この歳になると、土曜日はどうしても一週間分の疲れがどっと出るんですよね。
こんな気分でレースに出ると、またトラブルに成ってしまうのが落ちですし、「勇気有る撤退」も考えたのですが、発想を変えてみることにしました。

今年から、起伏の有るコースのセンチュリーランやグランフォに活動を特化しようと思ってるので、このレースそのものを、「起伏の有るコースを精一杯走るロングランイベント」にしてしまおうと。
という事で、今回は無謀にも自宅から「自走」でもてぎに向かい、レースを完走した後帰宅するというプランを実行する事にしました。
計算すると。まあ、どんなにレースをのんびり走っても200km以上は走るはずで、10時間以内で帰宅できれば、高低差は少ないですが、グランフォを完走した事になります。

なんだか、レースで遅言い訳を用意しておくような感じもしますが(苦笑)。

まあ、そういう事で、今回は何時もレースの時に準備するような特殊な事、例えば、ウナギを食べるとか、前日は休暇をとるとかは一切しないで、普通に生活して、週末にロングランに出かけた感じにしました。
唯一やった事といえば、前日社員食堂で、カレーライスの大盛りをお昼に食べたくらいです(笑)。

本日も何時も通り5時起床、軽い朝食をとって、6時に出かけました。
自宅からツインリンクもてぎまでは、約40kmあります。
しょっぱなから飛ばして疲れてもしょうがないのですが、何時ものツーリングのペースで、緩い起伏のある丘陵地帯を抜けてレース場に向かいます。

7:30にはとうちゃくしました。
エントリーを済ませて、8:40の集合まで休憩します。
自転車も何時ものツーリング仕様のままです。


今日は天気が良く、暖かいので絶好のレース日和ですが、予報では南風が強くなるようで、それが心配です。


9時に7時間組がスタートで、3分遅れで4時間組みがスタートしました。
走り出して直ぐに、周りのペースが速い事に気が付きました。
このペースについていくと確実に足がやられるなぁ・・・・と、考えていたくせに、案の定1時間付いていって、脚が直ぐに攣り始めました。
あはは、ほんとに馬鹿ですね(笑)。

今回はマッサージオイルとか、準備運動とかも入念にやっていないので、当然の結果なのですが、3時間も足を庇ってレースをするのかと思うと、うんざりしてしまいました。自業自得の癖に・・・・。
どうせ記録も酷い事になるだろうし、これ以上恥じをかくのなら、リタイヤしようかなともおもいました。
どうせ黙っていれば誰にも言っていないしなぁ。

これが僕が、僕自身で最も嫌いなところの「ダメダメ」の自分なんですね。

ですが今回は、レースであると共に、ロングライドイベントとしてかんがえて走っているんですよね。
ツーリングなどで、人里は成れた所でリタイアしたくとも、ペダルを回さない限り帰宅は出来ないんです。
今回は「遠足」ではありませんが「家に帰るまでが、レース」なので、とにかく、何とかして走り続ける事にしました。

情けない話ですが、ダメになった脚を庇って走り続ける事は慣れているので、「完全に攣る」事を避けながら、ポジションやペダリングを変えて、脚の筋肉の使う場所を変えながら、何とか走り続けました。
平地は何とかなるのですが、やはり上り坂は完全に「修行」になってしまいました。

面白いことに、一回ダメになった部分も、回復して使えるようになるんですよね。
勿論全力は出せませんが。

途中からは風がかなり強くなって、向かい風の部分では、誰かに付いて行ってペースを上げようにも、全体的にペースがかなり落ちていました。
無論先頭集団はそんなこととは関係なく、黙々とハイペースで走り続けています。

しかし、脚がダメになりまわせなくなった分だけ、体力は若干余裕があり、今回はレースに出て初めて、周りの様子に気が回るようになりました。
「ああ、もてぎのコースは、こんなコースだったんだ」という事が、今回初めて解かった次第です。

何とか4時間無事に完走する事は出来ました。
19周で、AV32.9km/h、と昨年の記録より遅い始末でした。
しかし、がっかりしている暇は有りません。自走して帰らねば!。

帰路は、緩い起伏の有る県道ですが、ほとんどダメになっている脚では、上り坂がやはり・・・・と、あれ?だんだん回復してくるじゃありませんか!。
最後は結構、何時ものペースで何とか自宅に戻る事が出来ました。

今回はレースで136km、レース場までの往復で76kmで、212kmを走行しました。
朝の6時に出発して、3時50分には戻れましたから、10時間は掛かっていない事になります。

有名なグランフォイベントなどは、必ず「激坂」が用意されているので、もっと大変で、このようには行かないでしょうけれども、なんとか光明は見えてきました。

そうそう、Qファクターの事ですが、効果の程は今回は良く判らなかったです(笑)。
脚が元気なうちは、上り坂は比較的楽に登れたような気はします。