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クランクのQファクターを広げる [雑談]

以前、クランクの幅、「Qファクター」のお話をしました。
基本的にロードバイクノ場合、回転型のペダリングを「正」として考えた場合、クランクの幅は狭ければ狭いほどよいとされています。
ただ、トルクをかけるペダリングをするのであれ広めの方が「踏み込み」易くなり、また、骨盤の幅などの体型によっても違うはずで、僕の場合、広めのQファクターの方が合うというお話をしました。

そこで、クリートの位置調整などで、広めにセットしたりしましたが、やはりもっと広くしたいと言う事で、ペダルに「ワッシャ」を噛ませて広げようと考えました。
でも、ある意味「イカサマ」セッティングだし、こんなことしていいのかな?と思い、躊躇していましたが、こちらに来ていただいている「kouyou」さんのブログで、そういった方法をとられている方もいるとのお話を聞かせていただいたので、実行して見る事にしました。

さて、何を挟むかですが、普通のボルトのワッシャでは合いそうににありません。
ペダルのシャフトの径より若干大きく、内径と外径の差があまりない、細いドーナッツのような物と言えば・・・。
そこで、はたと思いつきました。
「そうだ!、オイルパンのドレンワッシャだ!」と。

早速サイズを測って、近くのホームセンタで購入してきました。
自宅100404 002(1).JPG

アルミだから錆びないし(電食は有る)軽いからこれならいいだろうと考えました。

取り付けるとこうなります。
自宅100404 004(1).JPG
自宅100404 006(1).JPG

これでQファクターが約3mm程広がりました。
以前、クリートの調整で広げた分とあわせると、シマノのFC5600クランクを入れたシラスと、ほぼ同じくらいになるはずです。

効果の程は、来週、やや本気走りの「ロングライド」を予定していますので、そのレポートの中で結果をご報告いたします。


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kouyou

こんばんわ。
1.5mm厚ワッシャですか。

大体皆さん1mm厚を使用されているようなので
念のためたまにチェックされると良いと思います。
まぁプロの方が全力で踏んでも問題ないので
問題ないと思うのですが^^
by kouyou (2010-04-04 21:22) 

soraneko

kouyouさんへ

早速のご指摘ありがとう御座います。
僕も1mm程度で考えていましたが、ちょうど良い物が無くてこの厚みになりました。

シャフトの緩みと、クランクのネジ穴周辺の破損には十分気をつけて使用していきます。
この手の規定外の「素人チューン」は、あくまで「自己責任」が大前提だと思っています。
by soraneko (2010-04-04 22:02) 

ロックシップ

さすが本職!
ピンとくるところが良いですネ。

ここのところ日中の日和が良いので走りたいところなのですが、春休み中の子供らのフォローで家を空けられません…

自転車と言えば昨日、ブリジストンの子供前座席付き自転車に乗ってみましたが、あれもなかなか良く出来ていますね。
コイでも膝が乗用バスケットに当たりません。リアスタンドも昔の実用車並みの安定感と剛性感!
しかもバスケットはすっぽり子供をカバーするので、走行中寝られてもこれなら…
これでもう少し軽ければなあ…と思う昼下がりでした。
by ロックシップ (2010-04-04 23:55) 

soraneko

ロックシップさんへ

エンジンのオイルパンにある「ドレンボルト」のワッシャ(パッキン)ですが、改めて探して見ると、大きさや材質(アルミ、銅、石綿?)と色々あって、面白かったです。

安全に、快適に多人数や荷物が運べ、ついでに耐候性がある自転車があれば、ぼくも是非欲しいですね。
基本的に少人数の家庭では、ホームセンターやスーパーのまとめ買いや、親を病院に連れて行くぐらいしか、自家用車の「必然性」がなくなってしまいましたから、こんな自転車があれば、あとは鉄道と、レンタカーで対応できそうですね。
by soraneko (2010-04-05 19:26) 

ももんが

Qファクターについて考えた事ありませんした・・・。
意識した事ないと言う事は問題ないと言うことで良いのかなと思います。
ドレンのパッキンはなかなか思いつかないですよね。

by ももんが (2010-04-06 21:14) 

soraneko

ももんがさんへ

僕の場合、日本人としてもそうなのですが、自転車乗りとしても特殊な体型(186Cm、101kg)なので、平均的な体型に合わせたセットでは違和感を感じる事が多く、色々と試して見る事に成ってしまいました。

MTBや、MTBに近いクロスバイクに乗っていた時にはあまり感じなかったんですが、ロードに乗ってからは、しっくり来るまでに、随分手間が掛かってしまいました。
その辺りがG値に目が行ったきっかけでした。

それでも、現状のジオメトリィに、完全に満足しているわけでもないのですが(苦笑)。

ドレンのパッキンは、やはり車でメシを食べている人種なので、思いつきやすかったです(笑)。

by soraneko (2010-04-07 19:53) 

とも

さすがは本職ですね!
身近にあるものを活用するとてもいい発想です。必ずしもお金をかける必要はないという良い例ですね。
チビの私にはQファクタを広げる必要性は無さそうですが、こういった工夫は見習いたいです。
by とも (2010-04-17 21:43) 

soraneko

ともさんへ

必ずしも「専用品」を使う必要はないとは思います。
「部品なんざ、口金のサイズが合えば、なんとかなるモンよ」という意見も有ります(笑)。
勿論、ある程度材料や構造の基本的な部分は押さえておかないと危険ではありますし、「自己責任」が大前提だとは思います。

Qファクターは、ケイデンスとも関係が有り、これも結構難しいですね。
by soraneko (2010-04-18 19:22) 

kanchi

ドレンボルトのパッキンのワッシャって、銅製という固定観念がありましたがアルミなんですね。 でも20年以上前に自分でオイル交換していた頃に買っていたのは銅製だった記憶が。。 

今回の工夫が良い方向に向かうと良いですね!!!

素材となる金属の特性や精錬・加工工程による強度などの金属工学の知識がないとキケンなんでしょうが、soranekoさんはそういったポイントは押さえて工夫されているので、参考になります。
by kanchi (2010-04-20 22:49) 

soraneko

kanchiさんへ

多分、オイルパンの材質の違いだと思います。
ホンダのエンジンなどは、オイルパンもアルミダイキャストなので、「電食」も加味してアルミになっていたのでしょう。
鋳鉄ブロックの頃は、オイルパンは鋼板プレス製だったと思いますので、パッキンは大体銅製でしたよね。

今回Qファクターを広げた効果は、登坂などでは確かにありました。
ただ、平地で高回転ペダリングをすると、BBの回転軸がブレル感覚があり、やはりシーンによってセットを替える必要があると感じました。
by soraneko (2010-04-21 21:03) 

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