最近増えた「ゲリラ豪雨」ですが、僕が住む栃木県は昔から結構あったように思います。
実は私、かれこれ23年前に、買ったばかりの新車を、水没させた事があります。

仕事が終わってきた帰宅使用としていたとき、凄まじい雷雨が降ってきました。
時間も遅くなり、帰宅を急いでいたので、結構な速度で、4車線の道を飛ばしていたのですが、アンダーに突入して気が付いた瞬間、ライトに写る「水面」が目の前に迫っていました!。

おそらく80km/h近くで、水が溜まっているアンダー下に突入したようです。凄まじいい衝撃の後、車体が浮いて流されれていく、恐怖の感覚を、今も鮮明に覚えています。
直後、フロアやドアモール辺りから水が噴出してきました。
正直死ぬかと思いましたが、幸い水深が浅い場所に車が流れ付き、腰の上まで浸水したにとどまりました。

当然エンジンは掛からなくなり、他の通行人も自分が脱出するのが精一杯で誰も助けてくれませんでした。
結局自分で水が無いところまで車を押して、その場でへたり込んでしまいました。

警察がおっとりがたなで駆けつけたのは、もう数台巻き込まれた後の話で、なんの救助もしてくれなかった事を覚えています。
ちなみにそのアンダーは、宇都宮南部を統括する警察署の目の前でした(笑)。

車は当然「パー」に成りましたが、エンジン本体が無事だったので、内装の分解清掃や電装品の交換などで復活する事が出来ましたが、その年の夏のボーナスは全て吹き飛びました!。

まあ、ボーナスがパーに成ったくらいで済んで幸運だったと思います。
最近、近隣の鹿沼市では、同じ状況で水没した車に閉じ込められて、お亡くなりになった方も居ましたから、甘く見るととんでもない事になると思ったほうが正解でしょう。

ちなみに、その鹿沼の水没死亡事故も、警察の対応の遅さを指摘されて、その後各方面から非難を受けていました。
その尊い犠牲が会って初めてその場所は豪雨の時の通行規制などの対策が取られたという事ですから、警察や行政の防災対策を宛てにして鵜呑みにしていると、命がいくつあっても足らないということになりそうです。

コレをご覧になった皆さんも、たかが「豪雨」だと侮ることなく、「自分の身は自分で守る」という意識で、防災に心がけて欲しいと思います。