やはりと言うか、当然のようにこのような事故による惨劇が起きてしまいました。
今はひたすら、犠牲となった人々の御冥福を祈るばかりです。

結局、莫大な予算をかけて、世界中から技術や機械を買い集め、システムの運用の確実性を見極めていないうちに強引に運行してしまったツケが来てしまったようですね。
安全とは、システムや機械が勝手にやってくれるモノではなく、携わる「人間」の技術と「使命感」が無くては保たれない物だと思います。
中国と言う国がどうのこうのというより、末期的な腐敗した官僚支配の元では、往々にして個人の尊厳や生命が軽んじられ、また末端で働く人々の努力も報われなくなる為、士気やモラルが低下して、このような問題が起きやすいのではないかと僕は思います。

してみると、我が国ににおいてもこれは人事と批判したり、傍観したりしている場合では無いのではないでしょうか?。
今や日本の「現場」の士気やモラルは、かつての技術大国を支えてきた頃の現場と比べ物にならないくらい、著しく低下しています。
何故そうなったかと言う原因を、真摯に解明して解決しようと言う意識がある多くの方々なら、事の根源について、共通認識をお持ちいただけるのではないかと、僕は期待しています。

まあ、ある意味「手遅れ」となった結果が福島の原発災害になってしまったわけですが、この件と、中国の事故に関しては、より真剣に考え討議して、本当の意味で手遅れになる前に何らかの行動を起こさなくてはならないのではないかと思います。

それにしても今この状況で、「本当に」日本の新幹線は大丈夫なのかしら?。
「営業運転での死亡事故ゼロ」の安全神話が、今後未来永劫に渡って続いてくれる事を祈りたいです。