昨日は、マドンのセットがてらロングランをするつもりでしたが、60km程度でダウンしてしまいました。
なんというか、夏休みとその後も、休日のたびに出かけまくって、オマケに休暇までとって一泊で青森に行くなど遊びまくっていたツケが今頃出てきたようです。

つまるところ「自業自得」なのですが(苦笑)、天候不良で乗り込めないのは「不可抗力」で、これでは参加予定のイベントを走り切れるだけのパフォーマンスは現時点ではまったくありません。
本来ならば今日は一日のんびりして、英気を養わなければならないのでしょうが、バイクのポジション変更などの効果も見たかったので、とにかく強度を落として、体の負担は最小限にしながら、体と脚を慣らしていく為に、ある程度の距離を乗ることにしました。

とにかくこのマドンと言うバイク、出すつもりが無いのに調子に乗るといつの間にかペースが上がっているというありがたい(?)性能の持ち主で、必要以上に体力を消耗させてしまうので、今日は最高速度は30km/h、ケイデンスは85、ハートレートは130をMAXにして、徹底的に抑えて走ることにしました。
コースは何時もの筑波山行きのコースで、とにかく体力を消耗しないように走行します。

昨日は行けなかった、舗装の荒れた路面やアップダウンなどを走りましたが、このバイクはどうも路面を選ばない懐の深さがあるようです。
多少のアップダウンや、かなり繋ぎ目の荒い、洗濯板のような舗装路などや、あまつさえある程度の向かい風が吹いても、この程度のペースで走ると、まったく速度の変化や強度に変化が無く淡々と走り抜けてくれます。
大きく変化するのはポラールのメーターの「心拍数」だけで、これを自動車のエンジンの「回転数計」に例えると、まるで「CVT」で無段回変速をしながらエンジン回転数を変化させているような感じに似ていて、僕個人的にはとても面白かったです。
また、基本的なフレームの剛性と、そのバランスの取り方が絶妙なのか、僕の体重で荒れた路面に突入しても、妙な挙動を示す事無く、何事も無かったように走破してしまうのには驚きました。

これらの部分だけ見れば、自分の「体力管理」をしっかりしていれば、ロングランを走破するのには非常にありがたい特性のバイクだと思います。
ただ、パフォーマンスの追求と言う観点で言えば、このバイクの「本当の性能」を使い切っているとは到底いえないのでしょうね(苦笑)。

さて、何時ものJR岩瀬駅に到着です。


街路樹の葉が落ち始めてすっかり秋の装いです。


田んぼももう直ぐ稲刈りが始まりますね。


ここからはお馴染みの「つくばりんりんロード」です。
この自転車道は、一般道との交差点が多く(昔の踏み切りの跡)、そこの前後の路面は注意を促すため、やや表面の粗い石畳になっていてるのと、震災の影響で橋の継ぎ目が浮き出たり亀裂が入っていたりして、補修はされている物の、ロードである程度のペースで走るとまったく快適ではありません。
カーボンフォークやカーボンバックを持つとはいえ、アルミフレームの「FP2」はかなりダイレクトに衝撃を伝えてきますし、それに加えて「ゼルツ」という衝撃吸収樹脂をホークにインサートした「シラス」でもダメでした。
フルカーボンで、フォークのコラムもカーボンの「FELT」も、「多少はマシ」と言う程度で、特にフロントフォークからダイレクトに衝撃が伝わり、あまつさえ進路が乱れる事もありました。
この当たりは、フロントフォークだけではなく、ヘット周りの剛性が他の部分に比べて低い事が疑われていて、事実、ヘッドパーツのガタ付が頻発したので、バイクを買い換える気に成った原因の一つでした。

で、マドンと言うと、これがかなり平然に荒れた路面を突破してくれて、不快感がかなり緩和されていました。
ハンドルには衝撃が伝わってくる事は来るのですが、振動の収束が速く、当たりもマイルドなので不快と感じにくかったようです。
比較的乗り心地の硬いと言われるヴィットリアのタイヤで高めの空気圧を入れていて、あまつさえこれも乗り心地が硬いのには定評のあるMAVICのホイールと言う、乗り心地に関しては「最悪」の組み合わせでありながら、このコンフォートな性能は、朝から夕方まで見知らぬ地域の荒れた路面を走り抜けなければいけないロングランイベントに出場する物にとっては、「福音」といってもいいくらいの性能であります。

なんだか親バカのように褒めちぎっていて、恥ずかしくなってきました(笑)。

休憩込みで、3時間ほどで筑波山に到着です。


休憩もそこそこ反転して帰路に着きます。
ペースはやや下がってしまった物の、そんなに辛いとは思っていませんでしたが、心拍数が140~150付近を指しています。
往路は120~130付近でしたから、かなり上がっています。
やはり今日の暑さはかなりこたえているようです。
このところ、結構涼しい日が続いていて、体がそちらに慣れ始めていたので、この暑さで心拍数が上がってしまったようです。

これは無理をしてもしょうがないので、お昼は「コンビに休憩」では無く、ちゃんととることにします。
何時ものルートではなく、西回りで距離の短い県道を使って、国道50号に早めに出て、上の沼と言うところのほとりにあるパスタ専門店の「グラスディ」に立ち寄ります。

ここでランチを頼みましたが、ドリンクつきでこのボリュームの「モッツァレラチーズとトマトパスタ」、なんとランチピザが食べ放題で、1200円と言うのは、なかなかリーズナブルですね。


ツーリング先で、お肉、特に揚げ物などを食べると胃腸の働きが激しくなる反動で、疲れてしまうので厳禁なのですが、ウドンやパスタなら、「食べすぎ」無ければ結構「大盛り」でいけるのが嬉しいです。
四国の香川県のように「石を投げれば讃岐ウドンやに当たる」といったように、北関東にもうどん屋さんが増えるといいんですがね。
ラーメン屋や、山間部では蕎麦屋さんは結構あるのですが。

この後、鬼怒川に付いた後、何時もと違って県道を直進し、宇都宮中心地に向かう「田川自転車道」を北上します。
この田川自転車道は、栃木県が整備している自転車道なのですが、残念ながら路面の整備に熱意が無いようで、植物の根などで盛り上がっている部分が多く、震災の影響で亀裂が入ったところの補修もかなり「いい加減」であり、道幅も狭いので、かなり速度を落とさないと危ない自転車道です。

MTBやクロスバイクで、家族や仲間でのんびりポタリングするのであれば、ちょうどいい距離なんですが、ここに限らず栃木県の整備している自転車道は、ここがまだましなほうで、他はほとんど使えない状態です。
この御時世ですから、なかなか予算が取りにくいでしょうが、なんとか成らん物ですかね。

宇都宮中心地に向かったのは、このバイクを買ったショップが有るからで、150~200km走行したら「初期チェック」をしてくれると言う話だったので、行く事にしました。
各締結部のボルトの緩みやワイヤーの割り具合、ディレイラーやブレーキの動作確認など見てもらいましたが、以上無しとのことで、これで安心して乗り込むことが出来そうですね。

ポラールのデータです
走行距離   135.9km
最高速度    49.6km/h
AV速度     26.0km/h
最大HR    158
平均HR    128
最大Cad    108
平均 Cad    77
KCal      3706

昨日と本日を合わせて200km程度乗りましたし、今日はポジションも変更しましたが、シューズのビンディングのセッティングとサドルの前後方向を変えた効果か、足の甲や指の痛みはほぼ解消したようで、脚も特定の筋肉が痛くなると言う事はありませんでした。
後は走行強度を上げていけば、ポジションの影響がはっきり出てくるので、合わせて体力や、脚の状態を、せめて「佐渡ロングライド」の時の状態にまでもどして、イベントに間に合わせて行きたいと思います。