このニュースを見て、あれだけの惨事を経験しながら、「原発マフィア」と呼ばれるこの業界でゴハンを食べている人たちの認識は何一つ変わっちゃいないんだなぁということを、改めて認識してしまいました。
結局今も僕たちはこの人たちに騙され続けているのですかなぇ。
ホント、嫌になっちゃいます。

話は変りますが、昔々明治の時代、鉄道を敷設するのに、海岸線沿いの路線を計画すると、必ず「軍」から反対されたそうです。
鉄道は大量輸送の要で、国家の存亡にかかわる重要インフラと認識されていたので、海岸線だと、外国の軍艦から「艦砲射撃」を受けてしまうという理由で、反対していたのだそうです。
ちなみに長いこと国際的な「領海」の距離は3海里(1海里は1852m)だったのですが、これは当時この距離が定められた時代の「軍艦」の大砲の射程距離から決められた距離でした。

いまや地球のいかなる場所でも頭からミサイルが降ってくる時代ですから、何処に作っても「絶対安全」ということはありませんが、少なくとも外交上敵対する可能性のある「仮想敵国」が通過する可能性のある「外洋」や「海峡」の沿岸沿いに、一撃を受けると多大なダメージを受ける施設を作る国家なんぞは「非常識」極まりない国家で、余程平和で楽しい国家なんでしょうなぁ(苦笑)。

そういった観点からも、「玄海原発」の立地に関しては、「国家存亡」に係わる事項として、真剣に考えてみた方が良いと思うんですけどねぇ。