そういえば、前の記事でツーリングの内容を書いていませんでした。

4月15日の「BRM宇都宮415」以来、ロードに乗る機会がなく、2週間ほどご無沙汰でしたし、なんだか仕事や他のイベントで忙しかったこともあり、調子が落ちていました。
このまま「もてぎRUN&BIKE」に突入してしまうと、昨年の秋のように途中リタイヤしてしまうおそれがあり、ここは一発気合を入れて距離を走ることにしました。
まあ、ホイールのインプレも込みなので、走りなれた何時ものコースで土浦に向かいました。
これで180kmほどは走れます。

走り出してみると、やはり体がだるくてあまり力が入りません。
4月は毎週末何らかのイベントや用事で「休息」をとる暇がありませんでしたから、相当疲れがたまっていたらしく、高強度で長時間走れる状態ではないので、「ポタリング+α」程度で流すことにします。
確かにこの状態のまま、休息もトレーニングもなしでレースに望めば3時間とは持たなかったでしょう。

とりあえず何時ものJR岩瀬駅まではいつものペースで走りました。
此処の風景もすっかり春で、晴れていれば気持ちよかったでしょう。


何時ものように「りんりんロードに入ろうとしたら立て看板が目に入りました。

地震の影響で路面が荒れているとありましたが、はて?震災の被害は修復されていたはずですが?。

しばらく走ると、1か月前にはなかった新しい亀裂が出来ていました。


ペンキでマーキングがしてあり、明らかに最近できた亀裂です。
何時の地震かはわかりませんが、この茨城県北西部でも震度4程度の地震は起きていますし、地震の震動の種類によっては路面がダメージを受けることは十分推察できます。
よくよく観察すると、亀裂が出来ているところは、水田や河川の近くの低地が多かったようです。

さて、何ともペースが上がらないので自然といつもより周りを良く見る時間があるのですが(笑)、加波山の麓に大きなこいのぼりが有ったので見に行ってしまいました。

そういえば最近こんな立派なこいのぼりは少なくなったよ言うな気がします。

寄り道をして山沿いの道を上る途中でなんと「いすゞベレットGTR」、通称「ベレGR」を発見しました!。

もはや45年以上前の車ですが、カッコいいですね。
ただこの個体は、ナンバーは付いていたのですが周りに雑草が生えているところから見てしばらく動かした跡がなく、ボディも所々錆が浮いていて「不動車」になっていたようで残念です。
このくらいのサイズで、オシャレなデザイン、FRレイアウト、1600ccのDOHCエンジンの動力性能など、うまくリメイクすれば、結構受けるような気もするのですがねぇ。

しばらく走ると今度は、山肌になんだか文字が書いてるのに気が付きました。


これは一種の貯水池で、人口湖になっているのかなと、またまた寄り道をして、山の上に上がりました。

何年もこの道を走っていながら気が付かなかったんですねぇ(苦笑)。

何かひらひらしていると思ったら小さなこいのぼりの群れでした。


好奇心と野次馬根性の塊の僕は、この貯水池の成り立ちに興味がわいたので、建立記念碑の近くの看板をよく見たら、この筑西広域をまかなう大規模水利事業のようで、なんと「霞ヶ浦」からわざわざ水を引いてきてこのダムに貯めて、かなり広い地域に農業用水などを供給しているとの事でした。
どうやらこの地域は降水量にばらつきがあり、大きな河川沿いでないと稲作を賄うだけの水量が確保できなかったようで、この水利事業は地元にとっては長年の悲願だったのでしょうね。
ま、あまり文句を言うのも気が引けるのですが、これが所謂「農業補助事業」として、長年膨大な予算がつぎ込まれて、国家財政を圧迫していった原因の一つであり、のんびりと景観を楽しめる心境にはなれなかったというのが正直なところです。
こういった事業や施設は、多くの国民が知らないところで沢山行われており、栃木県も田舎を走っていると、山間部に突如巨大な貯水池が現れたりして、びっくりすることがあります。

さてノンビリと走って、お昼は土浦で以前ショップのツーリングで立ち寄った「大成軒」という食堂に向かいます。
前回連れられて行った場所で、良く覚えていなかったんですが、なんとなく「このあたりだろう」と走っていたら着いてしまいました。

平日でなので、昼間のお客さんが沢山いますが、どうやらここは「肉体労働者」系のお客さんが中心のお店のようでした。
正直こういう場所にいると不思議と落ち着くんですよね(笑)。
学生時代の長期休みは、いわいる「ドカチン」でバイトをして、生活費や研修費などを稼いでいましたから、この雰囲気が懐かしいんでしょうね。

で、こういう食堂は「盛」が多いのが特徴で、更にお客の体つきを見て盛を変えるので、僕の場合「これでもか」というほど大盛にしてくれることが多いです。
若いころは大喜びでしたが、小食になった今では正直つらい時が少なくはありません。
頼んだのはカツカレーでしたが、これはかなりの量でした。

この「ソースをかけてください」という昔ながらのカレーも久しぶりですね。

お腹がすいていたのでサイドメニューで「トン汁」を頼んだのですが、予想に反してこれまた大盛りでした。

中華丼用の深い皿一杯に野菜がてんこ盛りのボリュームのあるトン汁で、美味しかったのですが、これと大盛カツカレーの組み合わせは明らかに容量オーバーです。

つまり「ツーリング中は腹八分未満」の鉄則をまたまた破って「大満腹」になってしまったのです。
こうなると走りのパフォーマンスはがっくり落ちて、復路は追い風ながら、25km程度でなんとか前に進むのが精いっぱいになりました。
もちろん疲労が溜まっていたこともあるでしょうし、ホイールの特性が結構ハードで脚に来ていることもある可能性があり、ようやく夕方に自宅に戻ることが出来ました。
平地をのんびり180kmの行程でしたが、なんだかブルべで200km走るより相当堪えてしまいました。

で、よせばいいのに昨日も筑波まで走ったので、2日合計で320km走ってしまい、そんなに強度を上げていなかったのに、久しぶりに両足が筋肉痛になりました(苦笑)。

今回はある意味「ショック療法」で、降下傾向の体調をいったんリセットするために無理やり走ったようなもので、
後4日あるので、これで疲労と筋肉痛が取れれば、パフォーマンスがある程度は戻っているハズです。
後は体を休めて風邪をひかないようにして、ある程度軽く脚を慣らす程度に走って、6日の5時間エンデューロに臨みたいと思います。