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物より思い出、「断捨離」で整理整頓 [雑談]

連休本番に、いきなり大雨で出鼻をくじかれた方も多かったでしょうが、僕は「予定通り」の休養日なので、かえって雨が降ってくれていたほうが気兼ねなく休める事が出来ます。
とはいえ、先月以来溜まっていた用事や、何より部屋の掃除、備品の整理などやる事は山のように有るのですが、手を出すとキリがありません。

キリが無いといえば、最近自転車関係の書籍や新規購入したDVDなどがうず高く平積みされていたのをなんとか整理しようと考えましたが、本棚にもうスペースがありません。
中でも場所を喰っているのが、航空機や艦船関係の専門誌の古い雑誌で、一時栃木県中の古本屋を片っ端から回り、コツコツとバックナンバーを揃えたりしていました。
航空関係の雑誌などは70年代は言うに及ばず、最も古い雑誌は「昭和19年」なんていうのもあります。
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このおかげで、年代別に歴史的、政治的、経済的、技術的背景とリンクさせながら、軍事関係や航空機の総合的な知識を習得する事が出来たのですが、最近はトンと出番が無くなってしまいました。
まあ、ちゃんとしたレポートでも書くのなら文献から出典をはっきりさせなければいけないのでしょうが、「趣味レベルの一般教養」レベルであれば、ほとんど覚えている内容で事足りるので、いちいち雑誌をひっくり返す事はまずありません。

同じ趣味として「自動車」のあるのですが、一時は「AUTO SPORT」や「カーグラフィック」「モーターマガジン」
「モーターファン」などのバックナンバーが、押入れ一杯溢れかえるほどあったのですが、職業にしたところでその知識が生かされることは無く、自動車自体にまったく興味を失ってしまったので、これまた無用の長物と化してしまいました。
高度成長期からの自動車の発展と、モータースポーツの流れなどは、内外問わず概ね把握しているつもりですが、「だからどうした」という感じになってしまったのは残念では有ります。
自宅120502 053(1).JPG


で、ここは「断捨離」第二段という事で、意を決して本棚から20世紀までのバックナンバーはほとんど撤去する事にしました。
本来なら紐で縛って「ハードオフ」にでも持っていけばいいのでしょうが(値段は付かないだろうが)、そこは未練がましく押し入れの奥に今のところはしまいこまれています。
が、僕自身環境の変化、特に住居環境の変化などが無いとは言い切れない状況が予感されて、いつ車に荷物を押し込んで何処かに移り住む可能性が否定できないので、出来れば自分の持ち物は出来るだけ最低限に抑える為、「思い出」の品物とて例外なく処分しなければ成らないように感じています。

大切にしていた古い漫画なども、今は読み返すことはほとんど無いので、処分の対象になりそうです。
まあ、思い出は記憶に刻まれていればそれでいいわけですし、記憶されていれば場所も食わないですし、あの世に持っていけるわけでも有りませんし、「聖域」を設けずどんどん処分する方向で進めて行きたいですね。


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ももんが

断舎利って言葉は良く聞きますね~。
私も3年くらい前に古いカーグラフィックを処分しようと数件の古本屋さんを訪ねたのですが値段が付かないどころかタダでも引き取ってくれませんでした。
「自動車雑誌は売れないんですよ」と。
このご時世だと仕方ないんでしょうね。
by ももんが (2012-05-04 19:41) 

soraneko

ももんがさんへ

「断舎利」は流行のように取り上げられていましたね。
なにせ今や何かを調べようとすれば、ネットで「チョチョイのチョイ」という御時世ですから、書籍の価値は下がっているでしょうし、ここまで車離れが進むと、古い車のことなんか調べようとか、資料を集めようとかは思わないんでしょね。

捨てようと積み上げておいたCGを、結局手に持って読み漁ってしまいましたが、70年代後半から90年代半ばまでの自動車は本当に面白いです。
今目の前にメルセデス・ベンツ190E 2.3-16の記事がありますが、これだったら今でも欲しいですねー!・・・って、いくら中古車相場が下がっているとはいえ、維持しきれないだろうなぁ。
by soraneko (2012-05-04 21:18) 

とも

断舎利…私とても苦手です。先日も家人から自転車雑誌を処分しろと叱られ、泣く泣く資源回収に出しました。過去にも分厚いバイク雑誌やカー雑誌も引っ越しなどをきっかけに処分してきましたが、今あらためて見てみたかったなぁ~
確かにほとんどの場合、居住環境との天秤にかけたら答えは出ているのですが。それこそ電子書籍…イヤ、それこそ見ないか。
by とも (2012-05-04 22:44) 

soraneko

ともさんへ

個人的には自分の過去を振り返らない方のタイプだとは思っているので、比較的ため込まないように思っていますが、「もったいない」「いつか使える」の思いが押し入れに溢れているようです(苦笑)。

これも個人的な意見ですが、やはりネット上の情報は「薄っぺらい」ように思えます。
「ウキペディア」など、簡単に答えにたどり着けるのですが、その文字や行間に「匂い」を感じないんですよね。
その点書籍や雑誌など、その答えにたどり着くまでも「行程」が、情報の真偽や精度を斟酌するのに役に立っているように思えます。
古い雑誌など、普段は邪魔だと思っている「広告」なんかも、その時代の匂いがして十分面白いですね。

過去に出ていた雑誌や漫画なども、古本レベルの値段でデータが買えるのなら、「キンドル」などの電子書籍も試してみたい・・・・というかそうなっていくんでしょうね。
by soraneko (2012-05-05 06:36) 

ロックシップ

自分は以前「生活上必要ない」と割り切って、趣味の手持ち雑誌を処分し定期購読も全て辞めてしまった事があったのですが、生活の潤いが欠けてしまうと同時に心に荒涼感が広がり、仕事へのファイトも湧かなくなってくる状況になった事がありました…
(そういう時期と重なっただけかもしれませんが)
それ以来、心ときめく雑誌類だけは極力絞って大切にしています。断捨離のリバウンドですね…

しかし断捨離は思いのほか、深い意味があるんですね…
これを薦めている本人が言うのには、
「人生は人と出会っただけたくさんの別れが待っており、それを受けとめられるだけの心の強さを持つため、こうした小さな別れで鍛錬しておくのだ」
ということだそうです。
説教臭いと思いつつも自分も考えさせられました。

それはそうと、古いメルセデス、良いですねえ。
20~30年前当時、国産車と比べても明らかに「走る・曲がる・止まる」という機能がしっかり作り込まれていて別格に優れており、大枚をつぎ込んでもその価値は明白でした。
時々捨て値でCクラスや丸目Eクラスが中古屋にあって目を奪われますが、今でもしっかり作られた車は味わってみたい気持ちが湧いてきますね。
(でもトリムやトレー、モールなどに使われている樹脂類の耐久性はそれほどでもないので、レストアに当たってはソリや割れとの戦いになることは明々白々でしょうけれど…ボッシュのジェトロニックもヤバいんだよなあ…下手すると車検通せないかも…)
by ロックシップ (2012-05-05 06:36) 

soraneko

ロックシップさんへ

そうですね、一言に「趣味」と割り切ってそれを生活に対して余分な物と断定する事はできない側面があるとは思います。
人にとってはくだらない事でも、自分にとっては掛け替えの無い大切な物であるなんて事は沢山有るはずなんですよね。

ただ、なんとなく現実の生活や、将来の展望の為の世の中の係わり合いの中から「趣旨選択」を迫られ、その決断を下さなければ成らない局面が訪れるのもその通りだと思います。

しかし、昔の雑誌を見ていると、今でもホント魅力的に見える車が多いんですよね。
効率化と収益重視でメーカーが切り捨ててきた物に、大切にしなければいけなかったはずの物が沢山あったということなのでしょうか。

まあ現実的に、経済的に許せる範疇で、日常の道具として使えるギリギリの実用性を考えると、90年代以降の国産車辺りまでなんでしょう。
80年代半ばの国産車で、それは色々と大変な目に合いましたから(爆)懲りては居ますが、それはそれで楽しかったですからねぇ。


by soraneko (2012-05-05 16:00) 

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