いやはや、もはや夏本番とも言える「猛暑」の毎日で、もう正直ウンザリといったところですね。
自転車を乗るのにはチト辛い時期ではあるのですが、今年も9月2日に開催される茨城県の「笠間センチュリーライド」に出場を予定しているので、ボチボチトレーニングを再開することにしました。

一昨年出場した時は酷い残暑で、体が暑さにやられて大変な目に合ってしまいましたから、今のうちのこのくらいの暑さには体を慣らしておくのと同時に、「対処法」を身に付けておかなければいけません。
という事で、昨日も最高気温が35℃に達すると言う予報だったので、あえて酷暑の中の「オーバーセンチュリーライド」を慣行する事にしました。

このところ午後になると激しい夕立が襲ってくるので、それまでに帰ろうとあさの5:30には出発しました。
何時もの「鬼怒川自転車道ですが、早朝に関わらずドンヨリしていてジメジメしていて快適ではありません。


今日はFP2にアイオロスの組み合わせで走ることにします。

しかしかなり「ド派手」なバイクになってしまっていますね(苦笑)。

アイオロスですが、マドンには今のところキシリウムSLRが組み合わされているので、そのまま置いておくのも勿体無いとFP2に装着していますが、このホイールを使う上で一番困るのが、チューブです。
なにせディープリムにあわせてバルブが80mmもあり、これがボンドレガーの専用品なのですが1本1800円もするシロモノで、ツーリングでパンクをしてしまうとエライ事に成ります。

あまりのランニングコストに音を上げて、普通のバルブを延長する「バルブエクステンダー」を使っています。

なんだか頼りない感じで、継ぎ目からエアが漏れないのかな?とも思いますが、今のところは空気を入れておいても激しく減圧する事もなく、一応の実用性はあるようです。

さて走り出すと早速汗がにじんできます。
今日は何時ものルートを使って茨城県土浦市までの、約180km近い道のりで、とくに往路は猛暑の中の走行なので、極力体力を温存する形で、AV25~28km/h程度で派する事にします。
こういうときは体調の管理が重要で、特に熱射病は気が付いた時にはもう遅いと言う事が有るので、とにかくサイコンの「ハートレート」を常時監視して、休憩は強制的に1時間以内に設定して、水分とミネラルの補給は欠かさないようにしなければいけません。

とりあえず気温が低いうちは、30km/h、ケイデンス82、HR135~140程度で走る事が出来ましたが、平地で同じ風向き風速でありながら、おなじぺースで走っていても、気温が上昇するとHRが150台までジリジリ上昇してきます。
通常、気温が20℃くらいの春の時には、HRが150台というのは、35km/hを維持しているときのデータで、このHRを数時間も続けていたら確実にへばってしまいます。
僕の場合、持続して走り続ける場合はHRは140台なので、150台に入ったら、HR、つまり心拍数を落ち着かせなくては成りません。
簡単で効果的なのは「深呼吸」で、運動の場合、体中に酸素を供給させる為強度が上がるとHRも上がってくるので、腹筋を使ってリズム刻んで強制的に息を吐く「腹刻式呼吸法」を使うと、HRが下がってきます。
これは中学生時代部活で陸上競技(!!)をしていた時、顧問に理由も説明されず強制的にやらされていたのですが、35年も経って役に立つとはトホホです(苦笑)。

まあ、それでも運動による熱が溜まってきてどうにもならなくなってきたら、最後の手段はボトルの水を頭からかけて強制的に冷却するしかありません。
頭から首筋、背中、などに水をかけると、走っている対流で水が蒸発する時に生じる「気化遷熱」で体温を奪って下げてくれます。
ツールなどの映像を見ていると、山岳ステージでしきりにボトルの水をかけている選手が居ますが、ああやってコントロールしているようですね。
それでも気温が32℃を越えてくるとそんな程度では間に合わなくなってくるので、公園の水のみ場で頭から全身に水をかけて、ずぶ濡れになるくらいに「水浴び」をします。
この水が乾く間は、熱が奪われるので何とか走れます。

あと重要な水分補給ですが、いくらスポーツ飲料だからとはいえ、こう大量に発汗して水分を摂取していると、血液中に含ませている塩分を中心としたミネラル分が完全に不足します。
自分の汗を舐めて、「なんだかショッパ無くなって来た」と感じたら手遅れで、ミネラル分が発汗作用の調整をしているのと、ミネラル不足になると筋肉疲労が進んで乳酸が蓄積されやすくなり、「脚の攣り」に必ず繋がっていくので、休憩時の水分補給時にはサプリメントや「梅干」などで、合わせてクエン酸なども必ず摂取します。

それでも35℃に達しようと言う外気温では、ジリジリと心拍も上がって来るので、ペースを25~28km/h程度に落として走行します。
不思議な物で、最初は汗が止め処もなく流れ落ち、心拍も上昇傾向にあるのですが、しばらく走っていると、体が順応してくるのか、心拍は145付近で落ち着いて、それ以上上がらなくなりました。

結局176kmを走行してAV26.4kmでしたが、160kmを7時間で走行できましたから、一応センチュリーライドでは完走できるペースを維持できていたようです。
8月はこれを何度か繰り返して、本場に備えていくつもりです。