新しい物が大好きで、新商品に弱い僕なのですが、妙なところで「勿体無い」根性が出てしまうことも多々あり、我が家の自室のTVでは、いまだブラウン管のアナログTVにデジタル変換機を繋いで見ていました。
震災で引っくり返り、これは地震保険で買い換えられるかなと不謹慎なことを思ってしまいましたが、流石はSONY製は頑丈で、何の問題も無かったのでそのまま使っていました。
ただ、古いTVなので「HDMI端子」などというハイカラ(?)な物は無く、HDD、BD、ましてPCとの親和性が無いに等しい代物では、流石に難儀してしまう事も多く、今回東芝の「REGAZ」の32インチを購入しました。

実のところ例のマドンCの修理代が当初の半額程度に収まってしまい、予算は既に計上してあったので、まるで役所の予算執行みたいに「使い切ってしまえ」とばかり気が大きくなってしまったんですね(苦笑)。
うーんこのままだと我が家の財政も国家並みの「放漫財政」で大変なことになってしまうかもしれません。

さて、この液晶TVですが、確か出た当時は32型だと少なくとも20万円近くはしていたと記憶しているのですが、今や余計な機能がついていなければ4万円を切る価格で購入できるのには驚きました。
リビングのにある5年前のREGZAや、親戚から頂いた「AQUOS」などに比べても、画像の解像度や鮮やかさ、液晶の反応速度などどれをとっても格段に進歩しているのに、値段が1/5というのですから、一体どういうことなのでしょうね?。


まあ、各メーカーとも身を切るようなコストダウンを重ねた結果だと言う事は理解できるのですが、恐らくこの手の商品はかなりの「高収益」が望める、利益率が高い商品であったはずで、失礼な言い方ながら「甘い汁を吸える」とばかりTVに企業活動を集約してしまった成れの果てが、見るも無残に凋落してしまった日本の家電メーカーなのではないかと思ってしまいました。

ともかくようやくこれでデジタルコンテンツを存分に楽しめる環境が整ったので、さっそく撮り溜めしておいた番組を編集して、あれやこれやと楽しんでおります。
しかし、TVの録画、ましてや編集や持ち出しなど、ビデオ時代は大変な労力が必要で、面倒くさがりの僕はほとんどやらなかったのですが、いまや2TBのHDDに番組表を見ながら録画を選択しておいて、必要な物だけBDにダビングするなどすれば良いだけで、操作もあっけないほど簡単で、これまた時代を感じてしまいますね。
なるほどこれで有料CHやオンデマンドビデオなどを接続しておけば、あらゆるジャンルの映像コンテンツが自宅で何時でも楽しめるのですから、下手に出かけるより安上がりで楽しいですね。

うーんこれじゃ車が売れないわけだよなぁー(泣)。