今年は9月に入ってから色々な用事で乗れなくなったうえに、10月は呆れるほどの天候不良で、なんでも5個も台風が日本に近づいたそうで、土日だけでなく、平日も通勤に自転車を出すのがためらわれる始末で、おおむね2か月はたっぷりサボってしまいました。

不安定なのは天候だけでなく、なんとなく精神的にも不安定というか、説明のつかない不安感が目の前に黒雲が広がるように立ち込めるような、説明の付かない焦燥感が付きまとい、自転車だけでなく、何をやってもなんだかおもしろくないというのが、なんとも困った感じです。
まあ、僕は「躁鬱」などの精神病は無いと思いますが、心理的にはあまり良くない感じであることは確かなようで、なんだか何もやる気が起きません。

などとブツブツ言いながら家に籠っていると本当に病気になってしまいそうなので、今日はほとんど無理やりジャージに着替えてロードバイクでお出かけしました。
当然乗っていないので山岳路にトレーニングなに行ける状態ではなく、とにかく何時もの鬼怒川自転車道に乗り出しました。


ところが田園地帯出て自転車道に入るとこの様です。

タップリと雨が降った後で気温が下がったからでしょうけど凄い濃霧でした。

何時もは少し進むとだんだん晴れてくるのですが、今日はますますキリが濃くなっていきます。

まるで今の僕の心理状態を「心情描写」したような感じですね。
走ってスッキリさせようと思ったのですが、これではますます気が滅入ってい来ます。

何時もだとつくば方面に行くのですが、今日は「渡良瀬遊水地」を目指します。
今日は埼玉県朝霞市の陸上自衛隊朝霞駐屯地で「観閲式」が有るのですが、この式典で展示飛行する機体が、渡良瀬遊水地付近にいると見る事が出来るの、それを見に行きました。
小金井町辺りで4号線を超えて、思川沿いに下流に向かいますが、流石にこの辺りではキリも晴れてようやく気持ちよい青空を拝むことが出来ました。

所が今度は南西の風が猛烈に吹き始めて、ちょうど向かい風になる感じです。
悩んでいれば濃霧に囲まれ、意を決して進み始めれば厳しい向かい風に行く手を塞がれるとは、まるでトコトン思うように行かない僕の人生のようですね(苦笑)。

ようやく遊水地の土手に到着すると、東の方向から4機編隊で海上自衛隊のロッキードP3C哨戒機が低空で侵入してきました。

此処から古河付近に南下して、新四号線付近で反転するという周回飛行で、出番が来るまで地期しているんですね。
北の空を見ると、恐らく航空自自衛隊のロッキードC130輸送機が3機編隊でやはり旋回飛行をしているのが見えます。
また、恐らくさらに北の芳賀から宇都宮市にかけては、航空自衛隊のF15戦闘機でも旋回飛行しているのでしょう。
ただ、数年前に見た時よりも気のせいか参加している機体の数と種類が少なくなっているような気がしましたが、この辺りは防衛予算削減のあおりなんでしょうか、
以前だと「ブルーインパルス」なんかも参加していましたが、今日は来ていなかった?感じで、僕の方は早めに切り上げて帰宅することにしました。

とはいえ、このまま帰ってもつまらないですし、距離も伸びないので、「蔵の町」として有名になった栃木市に向かって美味しい物を探すことにしました。
栃木市市街地に入っていろいろ探しますが、なかなか見つからないので僕自慢の「グルメレーダー妖怪アンテナ」の感じに従って、エイヤと裏道に入ります。
そして万町という所で妖怪アンテナがビビッと動いたので振り返るとこのお店がありました。

「こまどり楼」という中華料理・・・・・というか中華ダイニングというべきオシャレなお店で、店内に入るとジャズが流れていていい雰囲気です。

昼間はランチが有りますが、「観光地プライス」なのかやや高めの値段設定で、僕がいつも行っている大衆食堂とは勝手が違います(笑)。
一応おすすめメニューの「辛子ニラそばスペシャル」を注文しました。

恐らく鶏ガラダシベースだとは思うんですけど、やや酸味がある複雑な味のスープに、ラー油で炒めたニラが乗り、タップリのチャーシューと温泉卵と、トッピングの焦しニンニクが乗って、なかなか味わいがある料理でした。
個人的にはとても美味しく頂けました。

オマケにミニチャーハンを頼みましたが、これがなかなか絶品でした。

本格的な中華料理屋さんのチャーハンでしたね。
しかし、栃木市街地は見るところが沢山ありそうで、泊りがけでゆっくり訪れたいところではあります。

さてあとは宇都宮に向かうだけですが、猛烈に足がだるくなってきました。
今日はサイコンノ電池が切れてしまいいったい何キロ走ったかわからなくなってしまいましたが、恐らくこの辺りで80km位は走っていたはずですが、のんびり走っていた割にはダメージが大きいようです。
結局往復向き風になってしまったのを差し引いてもやはりかなり弱っているようです。

しかし、自転車は正直なもので、パフォーマンスは走った距離と強度に完全に比例するようで、四の五の御託を並べて走らなくなった途端このザマなのが情けないですね。
自転車はペダルを漕がなければいずれは倒れてしまいますが、大げさな話人間の人生も立ち止まっていただけではいずれは倒れてしまうのかもしれません。

うーん、なんだかわからなくなってしまいそうですが、とりあえず走りましょうかね。