昨日は夕方用事が出来たので、午前中を中心に近所を60kmほど走りました。
で、僕個人として決めてある「大型連休は500km走る」に不足している分を走ろうと出かけました。
とはいえさすがに疲労がたまってきたので、当然平地ペースで(笑)、風向きを考えると・・・・いつものコースじゃなぁと思い、昨年行ってみた「小貝川」沿いの南下コースを走ってみることにしました。

昨年走ってたときは震災復旧工事で所々寸断されていて、ずいぶん回り道をしましたが、今回走ってみると走った区間はすべて完了していたようです。


小貝川は、地元自治体により所々自転車道「らしき」ものが整備されていますが、大部分は河川管理用道路のままなので、けして走りやすい道ではありません(閉鎖ゲートが行く手を阻む)が、基本的に車は走らないし、広々として気持ちが良いことは確かです。


茨城県の下妻市あたりを走っていると、いつも見上げている筑波山も遠くに見えますね。


さて、下妻市で、国道125号線との交差あたりで60kmほど走りましたので、最寄のイオンモールで休憩をして引き返すことにします。
往路はほとんど3m/s程度の向かい風の中を走ってきたので結構消耗してしまいました。
復路は基本無風か追い風のはずなのですが、あまり楽じゃないなぁ。

往路は小貝側の東岸を南下、復路は西岸を北上しますが、下妻と下館のちょうど中間地点あたりで、堤防横の田園風景の中に、失礼ながらこの地方には似つかわしくないモダンな建物と「農家レストラン」という看板が目に留まりました。
むむむ!、これはグルメレーダーの妖怪アンテナがびんびん反応しています。
一度通り過ぎたのですが、正に後ろ髪惹かれる感じで引き返してお店に行ってみました。
お店は「カサ・デ・ロサ」という、地産地消のスペイン料理のレストランでした。


わたくし、浅学ゆえスペイン料理というと「パエリア」ぐらいしか思い浮かばなくて・・・・。
あっ、茄子のアダージョ漬けは違うんですか(笑)。
付いたのが11時前で、開店が11:30だというのに、お店の方の好意に甘えて図々しくお店に入ってしまいました。

お店中のインテリアもまさに「南欧」という感じで、オープンテラスでフラメンコの音楽を聞いていると、ここが茨城県筑西市だとは思えず、陽光もまぶしく風も温かかったのでアンダルシア地方にいるような気分になってしまいました(笑)。


ここはオーナーの年配のご夫婦と息子さんの若夫婦で営まれておるようですが、ご主人はスペインでもカタルーニャ地方がお気に入りで、ヨーロッパ各地で野菜つくりを見て回っているそうです。
奥さんはステンドグラスと絵画が趣味で、お嫁さんはフラメンコの踊り子さんだそうで、まあなんとも「熱い」ラテンな一家ですね。
肝心のお料理ですが、やはりここはパエリア・・・・と行きたいのですが、少なくとも2~3人前ということで、最近小食の僕は(嘘付け!)しり込みしてしまったので、お勧めの地元名産の「ローズポーク」と大根のぺペロンチーノをいただきました。

畑で取れたての野菜のサラダが付いて1000円でしたが、なかなか美味しいパスタでした。
というよりやはりスペインワインが飲みたいですね!。

ご主人とのお話で、やはり向こうの方は「シエスタ」の習慣がありランチはたっぷり時間をとって楽しむのですが、「ワイン」は欠かせないようで(笑)、そのまま仕事が始まれば運転を始めたりと、当然良い子はまねしてはいけませんが(苦笑)、お国柄なんですかね。
自転車の話もしましたが、やはり「ラテン」の血が騒ぐ人たちは強いですねというお話になりました。

もし機会があれば、自転車仲間を誘って、当然パエリアを頼んで、出来れば「ブエルタ・ア・エスパーニャ」などのDVDでも見ながらワインを飲めれば盛り上がること間違いないですね!。
「茄子アンダルシアの夏」のDVDも当然有りです(笑)。

と思いもよらず「スペイン」を味わうことが出来て、好天の中120kmのツーリングでしたが、連休に入って思いっきりツーリングできたので、体中の毒気がすべて抜けて、本当にスッキリした気分です。
ノルマの500kmもこなして、少しずつ調子も取り戻しつつありますし、これでしばらく「現実」に戻っても何とかやっていけそうな気がします。