のっけから教条めいたタイトルで恐縮ですが、そういうことなんです(笑)。
僕の場合もともと「感覚」派で、緻密なデータに基づいて・・・というのは苦手なんですが、それで最低限の記録は残しておこうと、主に走行距離と体重、その日あったことなどを「一行日記」で2012年の1月1日から続けております。
これが実はとっても便利で、例えば2年前の今頃はどの程度のパフォーマンスがあり、それはどのような生活の結果なのか?とかが大体わかるので、その時期に風邪をひいていたとあれば、事前に生活を気をつけたり、「佐渡のエントリーはいつごろだったかな?」なんてときに見返すと思い出したりします。

さて本題ですが、簡単に一年間にどのくらい走っていたかをまとめてみた結果がこれです
1、2012年⇒ 8260km/年、688km/月 
2、2013年⇒ 6749km/年、562km/月
3、2014年⇒ 8459km/年、704km/月
この走行距離が、一般的に多いのか少ないのかはよくわかりません。
ちなみにロードレースの「実業団」登録しているアマチュアの選手の場合、チームの監督からは「1000km/月は最低走れ!」と言われているそうです。

個人的に、500km/月以下になると、パフォーマンスがかなり低下してしまうようで、イベントとかで相応に楽しめる体にする場合、700km/月以上は走らないとダメで、昨年は前半戦で走れない分後半戦でとにかく走り込んで、なんとかノルマはクリアできていたようです。
無論距離だけを乗ればいいというわけではなく、相応のトレーニングメニューは存在しており、本当に早くなりたいのなら山岳トレーニングなど、強度の高いメニューを取り入れなければいけないことは言うまでもありません。

とはいえ、例の「一行日記」を見るまでもなく、走り込んでいる時期に出場したイベントは満足いく走りが出来ていて、モチベーションが低下していた上に膝の故障などで走り込めなかった去年の「惨状」などを合わせて考えれば、やはり地道に距離を乗るしかないという、なんの捻りも面白みもない地味な結論が出てしまいますね。

と、今回も前置きが長いのですが、地道に距離を伸ばすべく、これもなんの捻りもない何時ものルートで筑波山に向かいます。
冬場は基本的に平地メインになりますから、パナチタンが「冬のメインバイク」になります。

パナチタンもまる一年経ちましたが、昨年のこの頃に比べて軽快に走れるようになりました。
ホイールやクランクなど仕様は違いますが、主に人間側が去年より調子が良いからだと思います。

本日は絶好のサイクリング日和で、こういう日にできるだけ乗り込みたいものです。

それにしても、ここ「りんりんロード」に通い始めてから5年以上経ちますが、最近は本当に自転車の数が増えてきて、こんな真冬の寒い時期でも、ロードに限らず大勢のサイクリスタと出会います。

筑波山もこの時期はくっきりとした輪郭が凛々しいですね。


復路で麓のコンビニで休憩しているとき、やはり休憩していた方と色々とお話をしました。
その方は普段陸上競技をされているそうで、お子さんも駅伝、特に「箱根駅伝」に見せられてマラソンをやられているとのことでした。
そのお子さんの指導もされておられるそうですが、特に最近の子供に対するときは、如何にモチベーションを維持させるか、目的意識を持たせるかがに重要になってくるというお話をされていて、参考になりました。

その方のお話しだと、最近の子供に対して、スポーツの指導も昔ながらの理屈に合わない問答無用の「汗と涙と努力と根性」を押し付けるタイプでは全く通用せず、そういう指導を受けた世代が、それだけで指導しても「ジェネレーションギャップ」で指導しきれないそうです。
身体的には科学的な運動生理学に基づいた基礎トレーニングは「当たり前」で、やはり「何のためにその競技をするのか」ということに関して、きっちり目的意識を持たせて、言われたことだけをしていれば良いという、昔ながらの「指導者のロボット」でなく、自分で考えて自分の意志で練習できるようにしなければ、望むような成績は残せなくなっているそうです。
こういったことは、たとえ競技でトップになれなくとも、目標に届かなくとも、その過程が子供の人生にとって「意味のある教育効果」がある事が重要だともおっしゃられていて、非常に共感出来るお話でした。
そういえば僕の学生の頃も、「強豪校」として有名な某学校の選手達は、結局指導者の「操り人形」でしかなく、人間としてはいい奴らでしたがちょっとオツムが緩かったようで(苦笑)、彼らが実業団や全日本で活躍したという話をあまり聞かなかったように記憶しています。

我々の子供の頃の「部活」の指導者・・・・つまり当時の学校の「体育のセンセイ」なのですが、残念ながら酷な言い方をすれば「脳みその細胞が全て筋肉細胞」というオメデタイ指導者が少なからずいて、子供の目から見ても「もうちょっと考えて指導しようよ」と残念な気持ちになっていた事を思い出しました。
個人的には先の話の「目的意識」もそうですし、例えばコンディションの維持や、特に教えて欲しかったことは「目的のためには単純でつまらなくて苦しい練習をコツコツと積み重ねていかなければいけない」意味を、しっかりと話し合って理解させて欲しかったなぁと思います。
先のサイクリスタの方も、そのことを子供にどう理解させるかが難しいと感じていて、所謂物で釣るなど「飴とムチ」を使い分けて、子供に地道な練習を「自主的にやる」ように仕向けているのだそうです。

まあ、自分的にそのことに気がついたのは自転車乗りを再開させた30代後半からのことで、40代半ばにようやく理解できて、実践できるようになったころには50歳になっていたという体たらくで(泣)、もう今更とも思いますが、気が付くことが出来るだけでも良かったかな?とも思っています。
これはスポーツだけではなく、仕事や生活の上でも同じことで、自転車生活が体の健康だけでなく、心の健康も取り戻せたという事が、個人的には最大の収穫だったのですね。

と、今回も話がくどくなってしまいましたが、話は何時ものオチで(苦笑)、とにかく暖かくなるまでは地道に距離を稼いでコツコツと走りましょうということなんですね。
あっ、書き忘れたことがひとつ!
先の記事でお湯を沸かしてコーヒーを飲んだ記事を書きましたが、流石に練習の時はバーナーなどは荷物になるので、色々と考えましたが、小型のステンレス魔法瓶のボトルを購入しました。

これで300mlの容量の物で、「カップラーメン」一個分のお湯が入ります。
本日はコーヒーを入れて持ち出しましたが、6時間くらいは飲めないくらい熱い状態をキープしていて、半日程度のツーリングなら、十分温かいものが飲めることは間違いないようです。
最近はコンビニで熱いコーヒーを売っていますから、途中で補充も効きますし、とにかく休憩時に温かいものが飲めるのはこの時期は本当にありがたいです。