どうも3月の後半あたりから特に「これだ」という原因が特定できない体調不良が続いています。
具体的に何処がおかしいというより、とにかく疲れやすく、ダルサが取れない感じです。
「生病料は怪我の元」で、素人見立ては危険なのですが、過去の症状から考えて、そもそも「大腸」の疾病を抱えているので、漢方による投薬治療を再開しましたが、様子を見たいところです。

さてコンディションは不完全ながら、それでいて走れないほど具合が悪いわけではないので、体に負担が掛からない程度に乗っています。
昨日は当ブログでも何度か告知いたしました「渡良瀬ミーティング」に行ってまいりました。
昨年は距離を稼ごうと、一旦利根川まで出て、利根川沿いに遡上して渡良瀬遊水地の会場まで行きましたが、今回は会社の同僚のI城さんと、一昨年草津に「雪見酒」のお付き合いを頂いた(苦笑)、お久しぶりのK関さんと一緒に行きましょうということで、お二方在住の栃木県芳賀郡市貝町を経由して現地に向かうことにします。
個人的には概ね160kmとセンチュリーランの距離を稼げる算段です。

当日僕の自宅から約20km先のI城さんのご自宅に、7:30目安で6:15頃早めに出発します。
前夜いろいろあって寝るのが遅くなり、寝不足気味なのは確かなのですが、この季節としてはかなり寒い朝で(霜が降りていた!)、やはりなんだか体が重くて調子が上がりません。
今回は平地メインのコースですから、無理をしなければなんとかなるかなということで、3人でトレインを組んで現地を目指します。

一応前回掲載したコースをなぞって、二宮町⇒小金井⇒小山と経由して現地を目指します。
ようやく渡良瀬遊水地の北の端に到着したあたりです。

ちょうど「菜の花」が、黄色い絨毯を広げたように、鮮やかな景色を見せてくれます。
ここから堤防沿いを走れば現地に着くはずですが、予定外の堤防の工事で、堤防下のグラベルを走ったりと、若干のアクシデントはありましたが、ほぼ予定通り11:00くらいに会場に到着しました。

会場には既に千葉の松戸より自走してきた親友のM島君、宇都宮から自走の同じく親友のH戸君が、これまた小・中学校の同級生のS井君と一緒にいました。
今回渡良瀬ミーティングは開催の告知が遅れた影響もあり、「最大勢力」の千葉県サイクリング協会が、しびれを切らして同日に別のイベントを既に組んでしまい、基本一部の役員しか来なかったこともあり、昨年に比べるとかなり寂しい感じのミーティングになってしまいました。

まあそれでもこちらはほとんど「同窓会」状態で、他にもH戸君の知り合いが栃木県サイクリング協会の理事の方だったりとか、H戸くんを半ば強制的に入荷させたりとか、何時ものように僕のブログの読者の方々に声をかけていただいたりとか、しっかり「ミーティング」を楽しんで解散となりました。
初参加した方の印象としては「自己紹介もなく、随分あっさりとしたイベントだね」と驚かれていたようですが、まあ僕も昨年そう思っていたので(笑)、そんなものなのでしょう。

ということで、ミーティングに関する画像も無いあっさりとした紹介で(笑)このまま進みます。
実は個人的には今回のメインイベントはこの後にあったのです。
昨年も同日に開催された会場近くの駐車場で、「ホンダビート」の同好会のような集まりがあり、今年も開催されていましたが、実はその近くに停まっていたある一台の車に我々は目が釘付けになりました。

もはや解説の必要のない国産車の稀代の名車「47年式GC10型、日産スカイライン2000GTX」です。

帰路は我々3人組にM島君もいたのですが、なにせ皆さん自転車に負けず劣らず・・・・・というより元来自動車大好き中年ですから、この車を見て黙っていられるわけがありません。
おまけに物怖じをするようなシャイなオジサン達ではありませんから(笑)、早速近寄って、オーナーに声をかけて見学させていただくことになりました。

見るとこの車はほとんどオリジナル状態を保持しており、さりとて大枚かけて「新車同様」にフルレストアされているわけでもなく、発売当時の姿のまま、大切に丁寧に手入れをされてた幸運な個体でした。

こちらがリクエストしたわけではないのですが、すかさず前ヒンジの後ろ開きのボンネットを開けてエンジンルームを見せてくれました。

そこに鎮座するエンジンはR用のS20型や、よくある改造のL28改3.1ℓエンジンでもなく、全う疑いもなくオリジナルのL20型で、これもよくあるソレックスの3連キャブレターではなく、オリジナルのSUツインキャブがきれいに整備されて搭載されていました。
流石に定番の「タコ足」のEXマニと、これまた低抵抗のハイテンションコード等は、コンディションを維持する最低限の「おまじない」の範囲ですよね。
マフラーも購入するときは完全に「朽ち果てていた」そうで、ステンレスを貼り直して作り替えたそうです。

スカイラインというと「GTR」というイメージがありますが、その証がリアフェンダーの切り欠きと「ビス止めFRP」のオーバーフェンダーなのですが、スカイラインの証の一つであるこの「サーフライン」が分断されるので好きでないという方もいらっしゃいます。

しかしバンパーや灯火類の「クロームメッキ」も健在で、サビによる「浮き」もなく光沢も十分で、見れば見るほど惚れ惚れとしてしまいます。
オーナー曰く、今でも新車時の動力性能は確実に維持されているということで、このくらいのサイズと重量(恐らく今で言うとフィットクラス)に、排気ガス対策以前のキレの良い、当時公称135馬力の2000cc直列6気筒エンジンは必要にして十分以上のパワーが有り、ノーマル状態でちょうどバランスが取れていて乗りやすいともことでした。

ち、このままいくとこの場所で「夜明かし」してしまうくらい盛り上がってしまったので、断腸の思いでお別れして帰路につきました。
このあと渡良瀬遊水地を西回りに北上して、「巴波川」沿いに国道50号を目指します。


この巴波川は栃木市内を流れる川で、江戸時代の風情が残る風景が有名ですが、顆粒のこの地域は、数キロに渡って土手が一面菜の花で覆われることでも有名な場所です。

この風景は一度車で見に来たことはありますが、流行り自転車で「黄色い海」の中を走るのほうが、はるかに気持ちが良いですよね。

しかし、今回はほぼ同世代の仲間と、自転車という同好の士の集まりで、オマケに昔憧れたスカイラインに出会うこともできて、最高に充実したツーリングになりましたねぇ。
特に皆さん申し合わせしたわけでもないはずなのに各々自転車生活を始めて、いつの間にか自転車仲間にとして再集結しつつあり、それも最近徐々にその輪が広がっいるようで、今後が楽しみではあります。