あっ、別に長期予報をする(予報士以外は予報をできない)わけではなく、過去にエルニーニョのあった年を振り返ってみようというお話です。

しかし、なんだか11月も中頃を過ぎたというのに、暖かいは雨が多いわとおかしな天気が続いています。
温暖化が原因とも言われる「異常気象」にも慣れっこになっていますが、どうやら「エルニーニョ現象」が弱まるどころかどんどん強くなっているそうで、このままだと史上最大規模だった1997年の時に匹敵するか、それを上回る規模の影響があるそうです。

で、1997年平成9年はどんな天候だったのかなと・・・・・、うーん過去を振り返らないどすこいライダーですので、見事なくらい全然覚えておりませんでした(苦笑)。
潔いのにも程がありますねぇ。
しかも、まだブログも始めていなかった時ですし、写真もデジカメで記録を残すようになったのは1999年からなので、記録らしき記録がありませんでしたので、ネットで気象庁の記録を調べたところ
①冬(1996年12月~1997年2月)の暖冬(北・東日本)
② 春の顕著な高温
③ 台風の早い上陸(6月に2個,7月に1個)
④ 一部を除いて全国的に降水量の多かった梅雨(表1)
⑤ 西日本を中心とした梅雨明け後の不順な天候,
⑥ 天候の変動が大きかった秋(10月の少雨・多照,11月の高温・多雨)
だったのだそうです。
細かいデータが載っていましたが、今年と比べてどうのこうのという事はよくわかりませんでした。
全く同じではないようですが、部分的には似ているところもありますし、何より「温暖化」の影響で、パワーアップされているぶん、最近の方が局地的豪雨や大型台風は多くなっていますから一概には比較はできないでしょう。

まあ、気象庁の言う「今年の冬は暖冬」というのはこのエルニーニョが根拠だと思います。
個人的には年をとってからは寒いのは本当に苦手になってるので、暖かい冬なら大歓迎ですし、関東地方でいえば1997年の冬は晴れが多く日照時間が長かったらしいので、そういう意味で自転車乗りにとってもありがたい話ではあります。
しかし先に言ったように「温暖化」が進んだ結果として、北極圏の寒気団が南下して強い寒気が日本に流れ込みやすくなっているので、油断は禁物です。
太平洋側ではここ数年冬に何度か記録的な大雪が記録されていますから、今年の冬もそういった意味では気をつけたほうが良いのかもしれません。