このところ公私に忙しくかつストレスが極限まで溜まっています。
このストレス、本当に体に良くないですよねぇ!。
恐らく自転車乗りを再開する前はこれで心身をすり減らしていたのだと思います。

という事で真冬なのに春の温かさになるという昨日は、朝から何時ものつくば方面に出かけたのですが、実は先週参加したブルベの後、ドロドロになったFELTをなんとか洗浄して、錆びないように各部品にCRCを吹きかけただけで、金曜日まで自転車の形をしていませんでした。
「お前ほかにも自転車有るやろ!」なんですが、ツーリングに使える状態ではなかったので、昨夜帰宅してからコツコツと組み立てて、調整をしていました。
ですから昨日はどちらかというと、組み立てた自転車の確認走行がメインになります。

昨日の最高気温は16℃近くなる予報で、朝も外気温計は5℃くらいありましたから、先週の様な「南極観測隊」のような重装備は必要がありません。
これだけでも随分軽くなるのですが、自宅を出ると明らかに風の雰囲気が冬ではありません。


今日は先日購入しました「PENTAX Q」を本格的に使い始めましたが、とりあえず付いているレンズは標準の単レンズ(ズーム機能のない物)ですので、構図を決めるために人間があちこち動く必要があります。

この写真も普段コンデジで何気なく撮っている構図ですが、標準だとフレームに収まらず、土手の中腹まで降りていって撮影しました。

さてコースはもう説明しないで良いですよと言われそうな(苦笑)鬼怒川自転車道から二宮、岩瀬経由のコースです。
コースの途中で今年初めて「梅」の花が咲いている所をを見つけました。

これも普通に撮影して通過しようとしましたが、なかなか「まともな」写真が撮れません。


コンデジだと、ほぼオートで、撮影シーン別のモードをセレクトすれば、「まあなんと見られる」記録は取れますが、おもちゃのようなカメラの「Q」ですが、そこは腐っても「一眼レフ」で、やれ露出補正だの、被写界深度だのホワイトバランスだの彩度調整だの電子NDフィルターだのあれこれ調整する必要が出てきて、最近コンデジお任せで楽をしてきた報いなのか、さんざん苦労する羽目になりました。
まあそこが「メンドウ」なのか「良い写真を撮ろう」という情熱があり面白いと思うのかなのでしょうね。

そんなこんなで何時もの岩瀬駅に到着です。

駐車場におられる高齢者のサイクリスタの皆さん方は、お聞きしたらなんと同郷の宇都宮の方々で、栃木県で行われている「シルバー大学校」という、こちらのHPの概要を引用させていただくと、「栃木県シルバー大学校は、高齢者の健やかで生きがいのある人生を支援し、活力ある地域社会を築くため、積極的に地域活動を 実践する高齢者の方々を養成します。」というところの生徒さん(?)達の「自転車同好会」の方々で、宇都宮から自動車でここまで自転車を持ってきて、リンリンロードをのんびりサイクリングしようとお集まりになられていたとのことです。
人生の大先輩の方々昭和21年生まれという方ですが、自転車は始まってまだ数年という方が多かったようです。

岩瀬駅付近の風景は冬のままですので、桜もこの時期なら当然固い蕾のままです。


景色は冬ですが、風は完全に春の風で、なんだか走っているだけで無性に嬉しくなってきます。
キザな言い方ですが細胞のDNAにある春の記憶が目覚めて各々歓喜を上げている・・・なんてかんじです。

途中にある足尾山も雲をかぶった感じが冬のこのあたりの感じではありません。


麓の畑は麦が新芽を吹いているようで、緑一面でこれも冬という感じではないですよね。


筑波登山道に到着して休憩していると、さすがに今日は暖かいのでいろいろなサイクリスタが来ますが、その中の一台に目が釘付けになりました。

噂には聞いていましたが、現物を見るのは初めての、テニス用品などで有名な「ヨネックス」が出したカーボンバイクの「カーボネックス」ではありませんか!。

図々しく引き止めた上に、快く撮影にまで協力していただいた、とても優しい方で助かりました(笑)。
バイクといい、リアブレーキキャリパーが軽量で有名なサードパーティ品に交換されていることから、「ヒルクライムですか?」とお聞きしたらどんぴしゃりで、柏に在住の方ですが、ここまで自動車でやってきて「今も不動峠を3本登ってきました」と涼しいカオで語っておられる、生粋のクライマーでした。
「苦しいんだけど絶景と達成感を味わったら辞められなくなってね」と満面の笑みで語られるのを見て、良い自転車生活をされているなぁと思いました。
しかし、バイクや装備品を見ただけでなにしているのかわかるようになっている自分って・・・・・。

ここで引き返しますが、今日は本当に気持ちよく走れる日です。
2月の上旬でこの暖かさはここ数年味わったことがありませんが、どうなっているのでしょうね。
と、ここも既に梅の花が7分咲で周囲に梅の香りが漂っています。


お昼は時間的に益子まで間に合わないので、桜川の手打ちうどんの「やまぼうし」さんに行きます。

時間的にちょうどお昼で混んでいるかなと思ったらガラガラで、今日は真壁町で「ひな祭り」の催しがあり、みんなそちらに行ってしまっているそうです。

お茶と一緒に「お通し」でうどんの「かりんとう」がこちらの名物です。


本日は気持ちよく走って補給もあまりしなかったので腹ペコで、天ぷらうどんにお稲荷さんも頼みます。


本当はもっとのんびり距離を稼ぎたかったところですが、色々と野暮用が溜まっているのでここで帰って15:00には自宅に戻りました。
色々と悩み事も多く、やるべきことも多いこの頃ですが、こうやって自転車に乗って風を切っているともやもやは吹き飛んで「ヨシ!、明日からまた頑張ろう」という気になりますから、やはり自転車は素晴らしいです。
今日はそういった素晴らしい自転車仲間とも多く会えましたしお話も出来ましたが、皆さん方からもたくさんの勇気を頂いた感じがしました。