いやー、流石に今朝は起きるのが辛かったです。
昨日は流す程度で60km程度しか走っていなかったとは言え、朝から夕方まで表に出ていたわけだし、流石に今日は朝ゆっくり出かけて90km程度走ればいいかと考えていましたが、結局3時に起床して、しっかり朝食を取って、4:10頃には自宅を出ていました。
疲労感とか、自分の予定とかは、いくらでも自分で都合がつきますが、天候だけはどうにもなりませんから、本日のような絶好のサイクリング日和を見逃す方が罰当たりというものです(笑)。

さて、先週茨木空港へのツーリングで、久しぶりにコスカボ(MAVICコスミックカーボン)で出かけたのですが、大きな峠はないものの、結構高低差のあるコースで、どう考えても機材の選択ミスであり、コスカボの印象が悪くなってしまったので、本日はひたすら平地のコースをそこそこの速度で走り、本来の使い方をしようということで、利根川を目指すことにしました。

今回はナイトライド用に、ライトを増強して、VOLT700に800を加えて、800をHiモードで使って走りましたが、月もなく、街灯もない真っ暗な農道でも充分明るく安全に走れます。

ガーミンの温度計は8.4℃で、吐く息が白くなっています。

本日は久しぶりに速度を上げて走ろうと、基本的に走行中は30km/hを割り込まないようにギアを普段より一枚重くして走りましたが、ここからがコスカボの本領発揮の部分で、無風状態で走りましたが、うまく回すと足を貯めている状態でセーブして走っていてもスルスルを速度が伸びていきます。
この辺が軽量ホイールのWH9000C24やキシリウムSLRだと、そこまで持っていくのは楽なのですが、速度の落ちも早く、維持するのに足を消耗させるケースがあります。

休憩込みで3時間程度で利根川に到着です。


今回はこまめにデータを分けます。
まず下野市までの1時間程度の最初のデータです。


休憩してそこから利根川までですが、日曜日の早朝は車も少なく、信号も点滅などで非常に走りやすく平均速度も伸びます。

HRはとっていませんでしたが、おそらく150後半台で、やや息を弾ませる程度の強度です。
もう少し速く走れるかな?とも思いましたが、最近の「のんびりペース」に比べれば強度を少し上げて走る程度なのでこんなものでしょう。

さて、個人的にはデータ取りはここまでで終わって、あとは休憩して帰るだけです。

関宿の歴史博物館のお城を目指します。

朝日を浴びて白壁のお城が綺麗です。


と、何やら頭上で羽音のようなもの聞こえるので見上げると

ドローンでお城を撮影しているようです。

駐車場側の自転車の休憩スペースに行くと何やら赤い車が

往年の小型ミットシップスポーツカーのフィアット(ベルトーネ)X1/9ですね。
もう最近ではマトモなコンデイションの個体は、滅多にお目にかかれません。

さてベンチで休憩していたら、先ほどのドローンが近くに着陸してきて、操縦者の方がいたので。声をかけて色々と聞かせてもらいました。
このドローンは中国製の一番定番商品の「ファントム」という商品で、折りたたんで小さくできるタイプです。

お値段は20万円するそうで、やはりちゃんとした画像を撮ろうとか、その他の性能の安定性などを考慮すると、玩具でなければこのくらいは覚悟したほうが良いとのことでした。

最近自転車イベントなどでも撮影に使われていて、本当によく見かけるようになったドローンですが、本当に性能が良いものになっていて、「悪用」する輩がいると、その防御はかなり厄介かもしれません。
一説によると某国では破壊工作に軍用ドローンを使っていて、敵性国家の弾薬庫などをこれで破壊したとかいう物騒な話も聞きます。
科学の進歩に人間の善意が追いついていかず、悪意の手先として科学が使われてしまう悲劇の一端を見るような話ですね。

さてこの善意溢れるドローンの操縦者のご主人は、ちゃんと国交省のドローンの禁止空域のデータを確認した上で、余人に迷惑をかけずに楽しんでおられて、ついでに自転車にも興味があるようで、いろいろ聞かれてしまったので、45分ほど「どすこい自転車教室」を開くことになりました。
8:15には関宿を出て帰路に着きます。

帰路はギア一枚軽くして、28km/hで負荷を下げて走りますが、追い風基調になってきたのでやや負荷が低く走れてはいますが、脚を使っていたようで結構疲れてきました。
結城市内に入って、国道50号付近に近づくと、何時も休憩しているサンクスが・・・・あれ?あれれないぞ?と考えてみればここも「ファミマ」に変わっていて通り過ぎてしまうところでした。


このあと北上して下野市に入り、「道の駅下野」に10:15頃到着です。
ここで、石窯で焼いているピザとソーセージが本日のランチになります。

マルゲリータはクリスピータイプのパリッと焼けてあっさりとしたピザで、なかなかイケます。

このあとはひたすら田舎道を北上して、12:30頃自宅に到着しました。

帰路も追い風に乗って、さほどペースを落とすことなく帰ることができました。
合計で133km走って、昨日分と合わせると200km近く週末に走ることはできたよです。

さてオマケ編ですが、コスカボのSLEは、アルミリムにカーボンがかぶせてあるクリンチャーディープリムで、リムの部分は、MAVICのいう「エグリザット加工(プラズマ電解酸化皮膜)」の縦の細かい縞模様が入ったリムで、ブレーキで「ヒィーン」という独特な音がしますが、雨天でも晴天並みの制動力が得られます。
それはいいのですが、ブレーキシューを適切に設定していないと「ギャー」という鳥を絞め殺した時の断末魔とでも言うような、凄まじい音を出してしまいます。

で、ブレーキシューを、上から見てハの字にするような「トーイン調整」をするとこの金切り声のような音は鳴りを潜めるのですが、簡単に設定できる治具がこれです。

この洗濯バサミの親分のようなものを使います。

まずリム面に合わせてホイールを挟み込みます。


これをブレーキ手の間に来るように持ってきて、あとはしシューを止めているボルトを緩めてブレーキをかけて強く挟んで、その状態でボルトを締め込めば、きれいにトーインの形になります。

これで昨日セッティングして本日走りましたが、凄まじい泣きはほぼ出ませんでしたから、こんなものでも結構役に立つようです。

本日コスカボを使って、やはり50mmのディープリムの高速領域の効果を再確認することができましたが、使い分けられる贅沢な環境に感謝して、機材を適材適所で使い分けて、その性能を存分に発揮させていきたいですね。