旅も2日目に入ります。


ちなみに初日の宿泊は堂ヶ島にあった、どうやらバブル期辺りに建てられたと思われるリゾートホテルでしたが、素泊まりで5500円、朝食付きで7000円で宿泊できるようになりました。

これが本当にバブル期だったら素泊まりで18000円くらいは吹っ掛けられ、当日の宿泊など鼻で笑われて門前払いさせられていた事を思えば、リーズナブルなうえにスマホから簡単に予約出来るのですから、良い時代になりました。


さてこの日は西伊豆スカイラインで絶景を楽しむの予定で、海沿いから県道59号線「伊藤西伊豆線」を西天城高原に向かって登っていきます。

て、かなり険しい山岳道路で、いやほんと険しいのなんの!

まあ、地元栃木県の山奥に行けばけして珍しいシチュエーションでは無いですし、かつてはこのような道を選んで走っていた時期も在りますが、はあ、歳を取ると疲れますわ(笑)


登りきるとそこは高原の牧場で、もう少し暖かい頃などに訪れれば気持ちが良いでしょうね。

流石に12月に成ると、伊豆とはいえ標高が高いところは、かなり寒さが厳しくなります。









景色はいう事ありませんがね。


ただ残念ながら低い雲が出ていて、肝心な富士山が見えません!





此処はこの辺りの登山道で、展望台の上には何やら人が集まっています。






さて、どうしても富士山が見たいので、先に進んで行くと雲が取れて富士山が見えてきました。





高いところに上ってみます。



この度に出て、ようやく奇麗な富士山を拝むことが出来ました。







この後トイレ休憩で「だるま高原展望台」によります。



此方も見晴らしは最高ですね。







と、こちらに来るときにロードバイクが昇ってくるのを数台見かけました。



お話をしていただいたローディの方は修善寺から登って来たとのことでしたが、大したものです。
















とはいえ、この西伊豆スカイラインは本当に景色の良い高原の雰囲気を楽しめる道であることは間違いありません。

此処をロードバイクで走ると気持ち良い・・・・と言う意見は分かりますが、今の自分は遠慮しておきたいですね(苦笑)


あと50ccの原付バイクにキャンプ道具括り付けて、若い女の子が走るような道とは思えないんですがねぇ(笑)

まあ、あくまで創作物ですよ創作物!(笑)

あっ、でもバイクでのツーリングは確かに気持ちよさそうですね!リンちゃん



さて特に行く先をキッチリ決めていませんが、その日の天気と成り行きで、この日の宿泊は「北杜市」にしようという事で、西伊豆スカイラインを降りて、沼津市を掠めて、富士宮市を横切ってJR身延線沿いに北上することにします。


通常こういう旅だと地元の名産品やB級グルメでランチとなりますので、せっかく富士宮をお昼ごろに通過したのなら「富士宮焼きそば」を食べればよいじゃん!となるはずですが、実は以前わざわざ乗り鉄で食べに来た時に「うん、自分の好みの焼きそばじゃないな」と分かっていましたので(笑)こちらでランチを取ります。





北関東ではあまり見かけない大手フランチャイズイズのイタリアンファミレスですが、コスパは抜群で、この「昭和の鉄板焼きナポリタン」も、ケチャップ味がガツンと濃い、自分好みの一品でした。


この後、山を越えて富士川沿いの県道392号から10号を北上して身延駅に向かいます。

道でいえば、川向こうの国道52号線を走った方が走りやすいとは思いますが、このJR身延線沿いの道は、趣があります。


ちなみに伊豆半島もそうですが、この駿河湾岸、富士川沿いの街並みは、産業の成り立ちが早かったこともあり、街並みや工業団地、建造物や道路や鉄道施設などに歴史を感じます






なんだかすごいスロープですが、これは中部縦貫自動車道の建設用の設備のようで、自動車道関連で周辺の擁壁や接続道路の建設が続いていて、どうりでダンプカーが引っ切り無しに走り回っているはずです。



この富士川沿い、身延線沿いの街並みは良い意味で長閑、悪く言えば過疎化が進み廃れているとも言えますが、高速道路が開通することで変わっていくのでしょうか?

ここは、改めて暖かく成ったら、今度は自転車で散策したいですね!


さて身延駅付近でゆるキャン△関連でと調べたら、このお店が出て来ました。

この付近の名産品を取り揃えた、お土産物屋さんの「永谷屋」さんです。






聖地巡礼としては行くべきところが有るのでしょうが(笑)、関連グッズも欲しかったですし、この日は車中泊の予定なので、車内での晩酌用のお酒とおつまみを仕入れます。


此方のおかみさんが気さくな方で、色々とお話をさせていただきましたが、そのお人柄の良さが多くの方々を引き付けられているようです。

色々と会話が弾んでしまいましたが、気が付くと結構時間がたってしまい、本当は北杜市の聖地巡礼もしたかったのですが、明日に回して何処かで宿泊することにしました。


さて、車中泊ですが、前にも書いた通り以前はそれでよく旅をしていましたが、今回は本当に34年ぶりですし、今の車に成ってからは当然初めてですので、いきなりどこぞの駐車場で寝るのもちょっと不安だったので、安心して使える「RVパーク」を利用するこにしました。


北杜市を通り越して富士見町にある「RVパークゆーとろん」さんに電話を入れて予約しました。

此方は「水神の湯ゆーとろん(https://yuutoron.com/)」という日帰り温泉施設に併設されていて、駐車スペースに個別の電源もあり、24時間使えるトイレもあるので、安心して利用できるだけでなく、ゆったり温泉を楽しんで食事もとれるのは、「出戻り車中泊オジサン」の再デビュー戦にはちょうど良い場所でした。


早速泊まるための準備をします。







自分の車ホンダジェイドは、所謂「ステーションワゴン」ですので、ベンチタイプのセカンドシートを倒せば、身長186㎝の自分が真っすぐ寝られるスペースが出来ます。

完全にフラットにはなりませんが、段差は少ないのでそこに敷物をつめて、低反発タイプのマットレスを置けば睡眠スペースが出来上がります。




此処にマミー型の寝袋で寝て、その上に毛布を掛ければかなり寒くともなんとか成るでしょう。


今回車中泊をするにあたり、日よけというより、周囲から覗かれるのが嫌なのでこれを購入しました。



しかし、こんな車種消滅に成ってしてしまったドマイナーな車に(苦笑)、わざわざ在庫してあるとも思えないのですが、恐らく車種別のデータが有って、注文が入るとカッティングマシンで裁断して短時間で仕上げることが出来るのでしょう。


しかし今回この商品だ大正解で、各窓枠にピッタリ嵌って遮光してくれるだけでなく、断熱効果や遮音効果もあり、車中泊にはもってこいのアイテムでした。




しかし、この日の富士見町の最低気温は-3℃であり、市街地から離れて高地の森林地帯にあるこの地はおそらくもっと寒かったようで、フロントガラスはガッチリ凍り付き、霜が寒さで小雪のように降っていました。

早速冬装備の霜取りのヘラが役に立ちましたが、更に今回持って行って良かったのがこれです。




最初は毛布の上にかけておいたのですが、頭の方がかなり寒くなってきたので、枕の周りから肩口にかけて掛けておいて、寒さをしのぐことが出来ました。

いやー、これが無かったら、正直厳しかったかもしれません。

一晩中使いましたが、メモリが二つ残る程度で夜の19:30から翌朝の4:30まで9時間使えました。

しかし、34年前は、キャンピングカーどころか、普通の自家用車での車中泊で、家電製品をエンジンをかけないで使うことなど夢にも考えられませんでしたが、電池の進歩のおかげなんですかね。


以前ハイブリットが出始めた時に、トヨタのエスティマにAC1500Wの電源プラグがついていて、雑誌の企画でその電源で炊飯器でご飯を炊いたりしてキャンプするという記事を、「キャンプで電気を使うなんて邪道で、とんでもない話だ!」と、当時は憤慨したものですが、今やキャンプ場も直火禁止や、駐車場での宿泊でもエンジンをかけっぱなしが出来ないなど環境も変わっており、自分的にも今は有りだと考えています。


さて、この際ですから、夜明けの富士山を見たくなったので、4:30起床で準備をします。



車が真っ白でガチガチに凍っていたので、暖気と解凍に手間取りましたが、前日朝日を見るビューポイントは地元の人に聞いてあったので、暗いうちに出かけるとします。