話はさかのぼりますが、昨年9月に今まで乗っていたスペシャライズドの「クロスライダー」
から同社の「シラス」に乗り換えました。

シラスはクロスバイクの定番中の定番で、当たり障りの無い選択だともいえます。
マシンチェンジの理由は、遊びとはいえレースに出る事に成ったからです。
これが昨年の「もてぎエンデューロ2007」で、クロスバイクで4時間耐久の部門に勢いで出る
羽目になりました。

で、愛車クロスライダーをしみじみ見ていると、分かりきった事では有りますが、クロスバイク
とはいえ、フロントサスつきのMTB寄りのマシンで、軽量化も限界があるし、ポジションも高
いし・・・・・・。
そこで、ある程度素の状態でもポテンシャルがあり、発展性も考えて同じスペシャの「シラス」
に行き着きました。

ただこのマシン、どちらかというとフロントフォークやカーボンバックに衝撃吸収樹脂が埋め込
まれるなど「快適性」を重視したマシンで、オマケにアップライドな姿勢が取れるように、成っ
ていて、カリカリに飛ばすマシンじゃないなと、後で気がつきました。

結局そのままの状態でレースには出場、悪天候の中、パンクに見舞われながら初出場でク
ラス10位以内に食い込むなど、悪い成績ではなかったのですが、「来年は!」という思いが、
マシン改造地獄の道に落ち込む事に成ってしまいました。

改造として
1、タイヤを23Cに
2、ホイールの変更(ノーマル→シマノRH500→RS20)
3、クランクセット変更、(スギノのトリプル→シマノ105、53-39、175mm)
4、SPD装着
5、サドル(スペシャ155→フェルト)
6、サドルポスト(ノーマル→BBB)
7、ステム(110mm→130)
8、ハンドル位置下げ(スペーサー移動)
など、まあフレームとリアディレイラー以外はほとんど返る羽目になりました。

狙いとしては
1、空気抵抗の低減(ポジション適切化、ホイール・タイヤ変更、フロントダブル化)
2、走行抵抗の低減(タイヤの幅を狭くする)
3、軽量化(サドル、シートポスト、タイヤ、チューブ、ホイール、フロントクランクセット)
4、ペダリングの効率向上(ポジションの適切化、SPDペダル)
を狙っての改造でした。


結果として、入門用のロードバイク並みのポテンシャルを持つに至りました。
特に僕の体格に合わせたフロントダブル化とクランクの変更は効果的で、パワーを効果的
に出せるようになりました。

ただし、改造して行けば行くほど「快適性」が損なわれていくような気がしましたね。
軽くて速いんだけど何か気持ちよいないんだよなぁ、という思いがわいてきたのも事実です。

で、今年のレースで表彰台に乗れたのを機に、またロードバイクも有るので、シラスは本来
の形に戻そうという事になり、そのままでは勿体無いので、通勤用にする事に成りました。