今、1台のMTBが我が家にあります。
同僚がロードに乗り換えた為、通勤用自転車として引退し、我が家で余生を送っていました。
早速第2の人生を送る先が決まり、、さて整備しようとまず試乗してみました。


走り出せば、駆動系はしっかりしていて軽快なのですが、最初の一踏みが重く、よれるような感じがして、、走行中もハンドルが取られるような感じは、大半がこの太いタイヤにあるなと思いました。
MTBとしての使い勝手や走破性からは、このサイズは正解なんですが、クロスやロードに慣れていると違和感があるのは否めませんでした。

そこで、タイヤを思いっきり細くしてみようとなり、自分用の折りたたみMTBの補修用にとっておいた幅1.6インチのタイヤをつけてみました。



踏み出しの重さは残る物の、明らかに軽快になりました。これなら町乗りレベルで、普通のクロスバイクと遜色は無いレベルだと思います。

しかし、見た目はうーん普通なんだよなぁと欲が出てしまい、在庫の中から取って置きの1.25インチのタイヤを引っ張り出して装着してみました。
おおっ!見た目もかっこいいじゃない!と自画自賛状態。



乗ってみると、踏み出しが軽い!、普段自分が通勤で使用している700Cの28ミリ幅のタイヤのクロスバイクと比べてみても、大きな違和感がなくなりました。見た目も細身のクロスバイクです。



また、タイヤのマスで振られない分、走行安定性も増している感触があり、これならサイクリングロードを25km~30km程度で巡航できる戦闘力を持っていると断言できます。

実はこのバイク、FRのクランクを、シラスについていたアウター48というクロスバイク用に交換してあったり、RRのホイールを、アラヤのアルミリムと、シマノのハブで組まれた軽量な物が入っていたりします。

ただ、そもそも「ミヤタリッジランナー」というMTBは、かれこれ15年近く前のマシンでありながら、オールアルミでミヤタの高い技術力で作られてた評価の高いバイクであり、「素性」の良いものであったので、チョッと手を入れれば、現代でも十分魅力的なバイクに変身できたのだと思います。

先代オーナーの青春と共に有った、思い入れのあるマシンが、新たな力を得て、力強く第二の人生を送ろうとしています。
新しいオーナーになる方には、その思い出と共に、このバイクを大切にして欲しいと思います。

なんてね!、今度一緒にツーリングしましょう!。