ももんがさんのブログで、モーターショーに出展されている、タンデム2人の利の小型EV「ランドグライダー」の事を書かれていたので、3輪自動車のスポーツカー「トライクル」を連想しました。
で、「そういえば」と思い出して、3年前に取った写真を引っ張り出してきました。

2006年10月に、岐阜県の航空自衛隊各務ヶ原基地の「岐阜基地祭」を見に行ったときの事です。
東名自動車道の上郷SAだったと思いますが、見慣れないバイク?スポーツカーがあったの写真を撮りました。

どうやらバイクを改造したトライクルではなく、れっきとBMWのMスポーツが作成(プロデュース?)したオープンスポーツカーのようです。


どうやらこれは「スコーピオン」という車のようで、記憶の片隅に雑誌の記事で見たことは有りますが、現物は始めてみました。
どうやらこの車のオーナーズクラブで「スリーホイールクラブ」と言う物が有るようで、この車のオーナーさんが会長だというような話をされていました。

この日は、各務原市に到着したところ、偶然にも、クラッシックカーのイベントが開催されていて、見学する事が出来ました。


そこでトライクルの定番「メッサーシュミット」が多数展示されていました。
これはそのオープンタイプのマシンです。


「メッサーシュミット」は知る人ぞ知る、「ナチスドイツ」を代表した航空機メーカーで、「Bf109」と言う戦闘機は有名です。
この当時、第二次世界大戦直後で、欧州は完全に疲弊しており、自動車産業も青息吐息と言う状態で、古くからの有名メーカーが多く消え去って生きました。
1956年の「スエズ動乱」で、原油の確保に不安が生じたことも有り、安くて燃費の良い車を求めるニーズもあったとか。
BMWやイセッタ、トライアンフなんかも有りましたね。

メッサーシュミットのような航空機メーカーなども同様で、敗戦国のメーカーは航空機の製造そのものを禁止されていたので、乏しい資材と、残った生産設備、技術者などを集めて、このての「マイクロカー」を多く作っています。

この辺りの事情は日本でも同様で、富士重工の全身の「中島飛行機製作所」は、戦後のGHQ命令による「財閥解体」で、製作所ごとに幾つもの会社に分割され、富士重工は呑龍工場に残った海軍重爆撃機「銀河」の尾輪、ホイールとタイヤを生かして「ラビットスクーター」などを作っています。

このあたり、kanchiさんや、ロックシップさんは詳しいと思いますので、訂正及び追加がありましたらお願いします!(無茶振りだなぁ)

あっ、こんな車も展示されていました

いわずと知れた「TOYOTA2000GT」です。
現在オークションで程度の良い物だと3000万円の値段が付いているそうです!。
とても庶民が手を出せる値段ではありませんね。

復刻版は無理としても、エッセンスをモチーフとした、近代的なスポーツカーは作れない物ですかね。
賛否や好き嫌いはありますが、「フェアレディZ」はZ34で、S30を上手にリスペクトしていると思うんですけど。
「プアマンズ、ポルシェ」というスタンスも性能もそのままと言うのには恐れ入りましたが(苦笑)。

トヨタも、レクサスの金満ご用達高級スポーツカーで遊んでいないで、そういった「なんとか手が出る憧れの」スポーツカーを出して欲しいですね。豊田社長!。

話は大きく脱線しましたが、今回のモーターショーで日産が出したような「ランドグライダー」のような、シングル、もしくはタンデムのマシンは興味があります。

楽しむ為のセカンドカーとして、まさか「復刻版2000GT」などが出ても、絶対に買えませんが、このくらいの車なら、通勤車を兼ねてなんとかモウ一台は不可能ではありません。

ましてEVで作れば、内燃機関特有のパワートレイン上の制約が相当なくなりますから、面白いパッケージングや、機構、スポーツカーとして最適の重量配分などが実現できそうですね。

まあ、モチロン購入するに当たって、僕の場合ロードバイクが一台搭載できるようにしてくれるのが大前提にはなりますが(笑)。
無理ですね。