いやー、さすがに今回は疲れました。
体調も良くなく、今までで一番遠いところへの遠征の上、結構歯ごたえのあるコースだったので、本日一気にまとめてアップしようと思いましたが、思うように考えがまとまらないので、少しずつアップしていきます。

さて、話は21日にさかのぼりますが、準備をして8:30頃自宅を出発しました。
自宅の宇都宮市から、今回のイベントが行われる、秋田県の秋田空港の近くまで、ナビで検索すると480kmくらいあります。
このくらいの距離を走って、日帰りで基地祭などのイベントに行った事はありますが、なにせ「160km」も自転車で、しかも山間部のコースのあるイベントを走るのですから、今回はかなり不安がよぎります。

東北道を北上して、福島、宮城と通過して岩手県の北上で「秋田自動車道」に入ります。
東北自動車道は、青森、八戸まで何度も走っていますが秋田自動車道は今回初めてです。
走り出して直ぐに山間部に入りますが、何というか、関東に比べて「山が濃い」感じがします。

休憩で「綿秋湖サービスエリア」に立ち寄ります。
このSAは変わっていて、本道から誘導路でしばらく走った山の上にSAがあります。


店舗の前で何か売っています。
おおっ!、これが噂の秋田名物「ばばへらアイス」のようです。


要するに、「おばちゃん」が木のへらで、コーンにアイスをのせて、路上で売り歩いているもので、アイス自体は今風のクリーミーなソフトクリームやジェラードではなく、乳成分の少ない「シャーベット」のような「懐かしい味のするアイスです。

これを、バラの花のような形にする名人のおばさんがいるとの話でしたが、そういう話をしたら、恥ずかしそうにつってくれたアイスがこれです。


15:00ごろ、大会の会場に成る、空港近くの「秋田県森林学習交流館、プラザクリンプトン」に付きました。
宿泊するホテルもこの中にあります。
この辺りは、大きい運動公園や「国際教養大学」などがあるエリアで、「雄和サイクリングターミナル」も此処にあり、秋田県のサイクリングの拠点になっているようです。
ちなみに近くの大学ですが、むかし「ミネソタ大学」という名前だったような気がします。
一時はやったアメリカの大学の日本校の一つで、噂では閉鎖されたと聞いていましたが、別の大学になっていたんですね。


早速明日の為の買い物と食事をしようとフロントで「コンビにありますか?」と尋ねましたが、「ありませんよ」と当たり前のように言われました。
確かにこの辺り、コンビにはおろか、外食するお店など、何にもありません。
仕方が無いのでコースの下見がてら、国道13号の方に車を走らせました。

途中でナビの地図で「強首温泉」とあったので、まず疲れを取るために温泉に入る事にしました。

お世辞にも綺麗なホテルとは言えません。
なにやら変わった雰囲気のあるホテルでした。
中に入ると、何故か結婚記念写真がたくさん飾られていて、一緒に入ったお客さんの話だと、昔余裕がなくて式の挙げられなかった夫婦が、記念に衣装を借りて写真を撮るというサービスを提供しているそうです。
肝心の温泉は、茶色の強塩泉で、湯の花が浮いている源泉がかなり効能の高そうな良いお湯でした。

国道13号まで出ると、さすがにコンビニがあるので、翌日の朝食やドリンク類を買い込んで、ホテルに戻りますが、ホテルの食堂もあまりお呼びでなかったので、夕食を食べるお店を探そうとしましたが、この感じだと捜し歩いている時間が勿体無いので、思い切って「秋田空港」に行きました。

空港は良くある地方空港という感じの空港です。
駐車場に車を止めると、ANAの767がボーディングブリッチに付いています。


ここで「飛行機好き」の血が騒ぎ、夕飯をほっぽいといて、送迎デッキに上がります。
おおっ!、JALカラーの、旧JASだったMD95(ボーイング717?)です。
栄光のDC(ダグラスコマーシャル)の面影のあるこの機体も、もう見られなくなってくるんでしょうね。


エンジン始動音が聞こえてきました。ANAの767が出るようです。
トーイングマシンで後進させられなが誘導路に出ます。


発着便の少ない地方空港は、比較的ノンビリしていて、クリアランス(発進許可)は出ているようで、誘導路をタキシングして、滑走路に出ると、そのままパワーを上げて夕日に向けて離陸していきました


空港内に入ります。
数店の飲食店やお土産コーナー、コンビニまであります。
おそらく、この辺りで観光客がちゃんと買い物をしようとしたら、空港に来るのが一番賢いかもしれません。
さあ、明日に備えて栄養をつけるべく、地元名産の「比内地鶏」のわっぱ飯とピリカラサラダを食べました。

はて、僕は何しに此処にいるのでしょう(笑)。
ここまで読むと、全然自転車のイベントに来ている雰囲気が無いですね。
まあ、こういった「旅情」を味わうのも、遠征の楽しみの一つなのでご容赦を(笑)。