本日は予定通りツールド桜川2011に参加してきました。

このイベントも震災の影響を受けて、コースの変更がありました。
このコースの売りである、加波山の稜線沿いを走る「パノラマビューコース」がキャンセルされてしまいました。
イベントに来ている地元の参加者の方のお話では、コースにひびが至る所に入り、人よりも大きな岩が転がっていて、とてもしばらく開通する見通しは立ちそうに無いとの事でした。

そういえば、同じく千葉の銚子から来た方のお話では、「銚子センチュリーラン」のコースも酷い事になっていて、特に利根川沿いのサイクリングロードはズタズタになってしまったとの事です。
こちらも自転車道なぞ優艶順位が低いので、当分復旧する事は無いでしょう。
銚子センチュリーランは、内陸部のコースで100kmに距離を短縮して開催されるそうです。
被災地の応援イベントとしてなら、100kmでも行って見たいのですが、こちらも震災の影響で、自動車産業の製造部門は7~9月まで、休日が木、金に変更になってしまい、日曜日のイベントはなかなか行けない状態になってしまいました。
まあ日本の半分が被害を受けたような大災害で、この程度で済んでくれれば文句の言いようもありませんが、夏のイベントはこれでほとんどいけなくなってしまいました。

さて肝心のイベントです。
去年同様5時ごろまでに着いて、駐車場の良いところに止めました。
ちなみに先の千葉の方ですが、僕の隣に止めていた方で、なんと去年も隣に泊めていたとの事で、このブログをご覧になって気が付いたそうです。
このブログも結構色々な方から「見ているよ」と言われるようになって来ましたから、あまり変なことも書けなくなってしまいました(苦笑)。
もっとも僕自身が変人なうえ「ついうっかりクチを滑らす」方なので、危ないですね(笑)。

受付をして参加賞を貰います。

地元のお米が3kgもあります。
最近色々なところで景品でお米を頂いていますが、何処のお米も美味しく頂いています。

何時もの開会式です。
今年は600人以上と、やはり過去最多の出場者がいるそうですが、やはり大きな大会と違って、和気藹々とした感じで僕はこちらの方が好きですね。
但し今年はこの柄のジャージのチームが大挙してエントリーしていて、会場を埋め尽くしていました。

凄い数でした。

AM8:00いよいよスタートです。
今回はなんと「フロントロウ」に成ってしまいました。
遅い人間は、次から次へと後から抜かれるだけなので、別に競っているわけではないのですが、気分が良い物では無いんですよね(笑)。
これは単にエントリーの順番で決められるだけなので、別になんてことはありませんが、何時も写真を撮っているスタートシーンが取れません。
今回は係員の方が親切に撮ってくれました。

今回はイベントに着ている何時ものチーム「RB08小隊」のジャージではありません。
これは、今回は何時ものイベントとは趣向をかえて、色々遊んで見ようと思ったので、別のジャージを着用して見ようということに成りました。
これがタイトルの「番外偏」の理由です。

スタートと同時に、周りは見る見る先にいってしまい、しばらく走ると後続から速いバイクが次から次に抜いていきますが、ここは体が温まるまでAV28km/h程度で流します。
今回は平地がメインなのでやはり周りのペースは速いようです。
僕が何時も走っている、真壁から岩瀬までの県道を北上し始めてから徐々にペースを上げて見る事にします。

まあ、ドラフトに入って金魚の糞も面白くないですし、さりとて距離をとって追走しても結局ペースが乱れるので、今回は自分のペースで、脚がもつ程度の範囲で速度を上げて見ました。
HRは150台に這いついたままで、結構いいペースで進んでいきます。
岩瀬の50号線に出る辺りでは結構いいペースになっています。

信号待ちで大きな集団になり、後ろから大きなチームも抜いていきます。
その中で「軽井沢」と「乗鞍」という文字のペアジャージ(峠をプリントしたペアウエストポーチも!)着たカップルがAV35km/hで抜いていったので、試しに付いていくことにしました。
これが速い速い!、所々37km/hで巡航しながら走っています。
女性の方もペアの男性の後ろにいるだけでなく、上り坂で同じタイミングでダンシングをしてペースを保つなど、相当乗り込んでいるようです。
このペースになると、僕はHRが160台に張り付いてしまい、これを数時間持続する実力はありません。
此処から先の領域は、レースやヒルクライムを念頭に、しっかりハイペースで走りこまなければ無理で、なかなか「サンデーホビーサイクリスト」には、何か特別な自転車に対する「情念」が無いと続かないよなぁ、とか考えながら付いて行きました。
僕は通勤でもツーリングでも、最近めっきり速度が遅くなってきているので、こちらの道の「修行」はちょと無理ですね(笑)。

結構いいペースで調子に乗っていたら、今回新たに設定された峠越えのコースに入りました。
すっかり息が荒いまま入ったので、あっという間に速度が落ちます。
富谷山という所と、富谷観音という所をめぐる山道で、ちゃんとした県道とかの坂ではなく、細い林道の様なクネクネした傾斜の厳し目の坂が続きます。
正直言って、僕の一番嫌いなタイプの坂で、木々が鬱蒼と茂って景色も良く無いしまったく楽しくありません!。
こういったコースを設定しなければ満足しない「坂グルメ」の方が多いのでしょうが、僕は迷惑です(笑)。
ここはひたすら我慢してノタノタ登ります。

エイドステーションを挟んで二つの坂を越えればしばらくは平地です。
ここで坂で溜まった鬱憤が大爆発してしまいました。
余程先ほどの上り坂には頭に来ていたようです(笑)。
もう先のことなど知った事か!、と次々と坂で僕を抜いていった前走者をぶち抜いていきます。
もう、列車を組むのも億劫で、37~40kmの速度で爆走してしまいました。
多分周りからあきれられていたんだろうなぁ(苦笑)。
で、もう一度50号沿いに戻る頃には、すっっかりスタミナを消耗してしまいました。
ある意味こんなペース配分も無視した無謀な走り方は、普通は絶対にやら無いことですが、まあ、たまには良いでしょう(笑)。

ただ何時もと違う事をすると、偏に「男気」を出すとロクなことは無い様で、この後は28kmも出せないほど消耗してしまいました。
溜まらず途中の田んぼの横で止まり、「パワーバー」を食らいこんでエネルギー補給をしました。
これが別のトラブルを招く事になるとは、このときは重いもしませんでした。

さて、なんとか走り出して、今度は大人しく前走者の後ろに位置して休んでいると、次第に体力が回復してきました。
小貝川沿いの堤防の上を走る頃にはほぼ元に戻り、無理せず32km/h程度で巡航できるようです。


此処で第2エイドステーションで休憩しますが、前を走っていた方に声をかけました。
一応引いてもらったので挨拶と、その方のホイールが気になったからです。
ホイールはMAVICの「コスミックカーボンSR」という、アルミハイブリットのディープリムホイールで、アルミベースのクリンチャー仕様のディープリムホイールにしては軽めの1590g程度のホイールです。

まづは見た目のカッコよさは満点です。
この方もまずはそこがポイントだったそうです(笑)。
走り出しは意外と重いものの、向かい風がとても楽になるとの事でした。
僕のような平地の高速巡航がメインの使い方にはいいのかもしれません。

この後もう一つ設定されていた、「北関東自動車道」を跨ぐ山越えの坂をノタノタ越えて、もう一つの丘を登れば残りは平地で15kmです。
周りの集団もだんだん速度が上がってきますが、途中から先頭に出て振り切ってゴールしました。

ここでアクシデント発生、なんと携帯電話がありません!、
ジャージのポケットに入れておいたはずですが、何処でなくしたのか記憶がありませ・・・・・、有った!、そうだあのへたれて、補給をしたときだ!。
ポーチを前に持っていったときに、弾みでポケットから落ちてしまったのでしょう。

結局コースに車で戻って探しましたが、似たような風景で何処で休憩したのか良く覚えていません。
諦めて帰ろうとして、試しに自分の電話に公衆電話(これがなかなか見つからない!)から掛けてみたら、保管している人が出てくれました。
そこは岩瀬の「トヨタ茨城カローラ」店で、拾った農家のおじさんが此処に届けてくれたそうです。
トヨタは「ピピット店」といって、Auの電話を取り扱っているので此処に届けてくれたのでしょう。
おかげでちゃんとKDDIに登録してあるデータと照合が出来ましたから、スムーズに引き渡してくれました。
今回は本当に幸運でした。
拾ってくれたおじさんの機転と、トヨタ茨城カローラの店員さん(とっても対応が丁寧で親切でした)のおかげで、本当にありがとう御座いました。

さて、今回は山岳コースが無かった事もあって、あっさりお昼前についてしまいました。


ユピテルATLASの速度と高度のログです


距離と速度がチョッと変です。こんなに速かったか?

ポラールのログです
走行距離    92.7km
最高速度    52.3km/h
AV速度     27.4km/h
最大HR    173
平均HR    147
最大Cad    105
平均Cad    77
距離と速度はこっちが近いようです。

今回は何時ものロングランとは違い、ある意味後先考えずに思いっきり飛ばして走ることが出来ましたから、スッとしました。
まあ、変に男気を出して、余計なトラブルを招いてしまいましたが(苦笑)。

佐渡と今回の走行でわかったことですが、やはり上り坂はウェイトを落とさないとどうにもなら無いという、当たり前の事を思い知らされました。
ただ、脚に負担をかけないで、ノタノタ登る分なら、結構乗り切ってしまうことも出来るようになりました。
平地での速度やスタミナは、この体型でも、走りこめば十分そこそこのパフォーマンスを出せるような気はしますが、別にレースや記録にこだわるわけでは無いので、今のままでも十分だと思ってしまいます。

個人的にはどんどん「のんびり長距離ツーリング」の方向に心情的には傾いているのですが、正直今後どうした物かなと思案中です。
「佐渡ロングライド完走」という当面の目標を達成してしまった反動なのでしょうが、いまこれといって「何を目指そう」というモチベーションに欠けている状態のようです。

先に書いたとおり、イベントも当分出られませんし、当分何時ものツーリングベースでのんびり走りながら、色々考えて行きたいとは思います。

さて、そろそろ「次期主力戦闘機」の検討でもしましょうか!。