昨日からのどが痛くて体がだるいです。
この症状は、5月頭のころからありましたが、イベントも終えてとりあえずの目標がお休み状態ですので気が抜けてしまったのでしょうか。
今日は梅雨の晴れ間で絶好のツーリング日和ですが、家で養生ですね。
あと午前中に同僚の新しいロードバイクが届いたので納車に付き合いました。

実はこの同僚、昨年の11月ごろにバイクを買い替えるということで男らしく自分のバイクを売却してしまったのですが(笑)、結局届くまで半年かかってしまいました。
最初はヨーロッパのマニアックなメーカーの、これまたわざわざアルミフレームを注文していたのですが、いつ日本に来るのか見当がつかないということでキャンセルして別のバイクに注文しなおしたのですが、2月に納車予定といわれて今日に至ってしまいました。

日本人の普通の感覚としては、許容しがたい話なのですが、自転車の世界ではよくあることです。
日本に「〇〇ジャパン」というような代理店があるような有名なメーカーならともかく、「輸入代理店」が絡むと、これが色々あるんですよね(笑)。

さて、肝心のバイクですが、フジの「バラクーダ」というアルミのロードバイクです。



「フジ」というと、我々の世代は「フジ自転車」を想像しますが、現在のフジは同じ流れを汲んでいるとはいえアメリカのメーカーで、スポーツサイクルや、競技用自転車などを作っているメーカーです。
この「バラクーダ」は、もともとトラック競技のピスト用に開発されたアルミフレームを基本に、一般の人が使うロードバイクとして、日本の代理店が企画してフジにリクエストしたものだそうです。
軽量で剛性が高いこのバイクは、たとえば若い学生などが「クリテリウム」などの競技に使うのにもってこいのバイクですね。
ところが、当の日本よりヨーロッパで大評判になってしまい、生産数の大多数は欧米におさえられてしまい、肝心の日本には初期注文分しか確保できず、しかも後回しにされてしまったようです。

肝心のバイクですが、アルミポリッシュの白銀に輝く凄味のあるデザインです。
とにかく非常に軽量で、カタログ重量はペダルレス状態で8.2kgと、アルミロードとして軽量で定評のあるキャノンディールの「CAAD10」と同等で、このバイクにはこのブログでも以前紹介したことのあるアルミリムの軽量ホイール「ライトニング」が組み込んであるので、シマノ105(5700)コンポで、ペダルレスで実測7.6kgと、へたなカーボンバイクより軽くなっていました。
ちなみに僕のカーボンバイクのFELT「Z25」は、カタログ重量で7.8kgですから、驚ます。
おそらくデュラエースコンポで、軽量パーツを選んで組めば7kgを切る、UCI規定ギリギリの軽量バイクに組むことも可能で、カーボンのように衝撃にデリケートにならずにすむので、若い選手などがレースにどんどん使うのにも適しているのかもしれません。

デザインのほうも斬新です。

インテグラルシートポストではありませんが、シートマスト付近のデザインはエアロ形状で、通常のクランプを使わないこの形状はオルベアの「オルカ」を髣髴させますね。

BBは、通常のホローテックのBBではなく、BB30のようなスレットタイプで、おまけに溶接もごついです。

これはBB付近の剛性をかなり重視した設計の証で、ガンガン踏み込んでもよれることがなくキッチリ推進力に変えてくれることが期待できます。

まあ、変わったバイクであることは間違いなく、ショップの店員さん曰く、「栃木県内には1台しかないはずです」とのことで、他人と同じバイクに死んでも乗りたくないという同僚のN田君の希望ぴったりで、半年も待った甲斐があったというものですね。
これで我が「RB08小隊」のエースも、はれて戦う機材が手に入ったので、ガンガン練習してもらって、次なるヒルクライムイベントに備えての牙を磨いてもらいましょう(笑)。
そうそう、多くの皆さんが軽量ホイールの「ライトニング」のインプレを期待していますから、バラクーダのインプレも込みで、早々に報告してもらいましょう!。

おまけに、このバイクに最初についていたホイールですが、僕が引き取ることにしました。
無名のハブの、アルミ無地のホールですが、ハブがかなり滑らかに回り、スポークにパテットスポークを使うなど、結構軽量で凝ったホイールです。

とりあえずチームスペアバイクのTREK1400に組み込む事にします。